もう遅いの? 結婚したい44.45.46歳の人の結婚事情


                                               


もう遅いの? 結婚したい44.45.46歳の人の結婚事情

44.45.46歳の方たちが結婚するといわゆる”晩婚”と世間からは言われるでしょう。

晩婚、というと大半の人が「結婚が遅いこと」と認識し、同時に「大変そう」
「結婚遅かったんだ」と根拠のないイメージにつながってしまっています。

この歳での結婚は本当に遅いのでしょうか。いえ、私はそうは思いません。

むしろこの年齢で結婚できるからこそのメリットはたくさんあるように思えます。

もし今この年齢で結婚したい、と考えている人がいたらぜひ読んでください。
きっと素敵な結婚生活がイメージできると思います。

①結婚への意識を変える年齢

”結婚”に対するイメージはもちろん人それぞれですが、実は年代で大きく
イメージが異なります。

20代では結婚に対するイメージを
「幸せなもの」
「家族ができるということ」
「新たな一歩」
など夢に溢れたイメージをもっています。

もちろん間違えではありませんし、結婚とは本来そうあるべきでしょう。

かたや、40代では結婚に対するイメージを
「人生をともにできるパートナーと一緒にいること」
「好きという気持ちだけではやっていけない、
生活をともにするということ」など、シビアな答えが返ってきます。

ただ結婚した人ならわかるでしょうが、楽しいことばかりではなく苦楽を共に
していかなければいけない、ということから後者のほうが実際の結婚生活に
当てはまるという人は多いのではないでしょうか。

このように、結婚への意識が大きく変わる年齢でもあるのが結婚したいと
思う40代の方たちです。

②恋愛感情の変化の自覚が大切

シビアな答えをもつ44.45.46歳の方たちですが、結婚への意識だけでは
なく恋愛感情の変化も大きくあるようです。

45歳で結婚したIT企業にお勤めの女性は、恋愛感情の変化を身をもって体感した
そうです。

20歳から今お勤めの会社で仕事をしてきた彼女は、忙しい日々を過ごしながらも
人並みに恋愛をしてきました。

24歳の時に出会った1つ年下の彼氏は、自分とは真逆の人。

安定を嫌い、アルバイトを2つかけもちしながら自分の夢を追いかける彼に、
彼女はとても影響を受け、惹かれていったそうです。

付き合って1年ほどして彼女は彼との結婚を真剣に悩んだそうです。

「定職についていなくてもいい、自分が彼を支えるんだ」と、周りにもそう
言っていました。

しかし周りは猛反対、彼女は理解してくれない周りの人たちに怒りさえ覚えた
そうです。

その後も周りの意見を聞かず交際を続けていましたが、付き合って2年になる頃、
彼から突然の別れを告げられ終わってしまったそうです。

突然の別れに彼女はその後かなりひきずったようですが、なんとか立ち直り仕事
にがむしゃらに取り組み、34歳の時に赴任してきた上司とその後結婚しました。

彼女はその時のことをこう回想しています。
「当時の彼とあのまま勢いで結婚していたら、きっと今頃苦労の連続でした。

好きな気持ちだけでは結婚はうまくいかないと、この歳になってみてわかりました。
結婚生活には安定や互いの信頼も必要です。当時の彼にはそのどちらもありません
でした。

別れたあと聞いた噂では、彼はそのままの生活を続け、今でも定職につかず実家に
住んでいるそうです。

若い頃のつっぱしった気持ちのまま結婚していなくて本当に良かったと思いました。」

結婚する上で”好き”という気持ちはとても大切なものでしょう。

ですが、その気持ちだけで結婚を決めてしまうのは少し考えものです。

20代のときには気づかなかったことが、45歳という年齢を重ねてから結婚したことで
気付けたのだと思います。

③男女ともに子供を持つことの選択をする年代

ひと昔前だと「結婚」=「子供をつくる」という方程式が出来上がり、結婚すれば
「子供はまだ?」と聞かれていました。

男性が44.45.46歳である分には問題ありませんが、女性の44.45.46歳は大きく
変わってきます。

この歳で子供を持つことを選択するには様々なリスクを伴うことは確かです。

ですが、それでもその年齢で出産した人もいますし、医療が発達してきた今、
一概に年齢で子供をあきらめるという選択をしなくてもよくなってきました。

逆に結婚=子供、という考えをしなくてもよくなったのも事実です。

結婚して夫婦ふたりで生活していく、という選択をとっている人も今では少なく
ありません。

子供を持つことは素晴らしいことですが、子供を持つことだけが結婚生活では
ありません。

子供を持つことか否かの選択肢は、パートナーとなる人とゆっくり結論を出せば
よいと思います。

④40代の独身、生涯未婚率の確率が高まる

”生涯未婚率”という言葉は最近よく聞かれると思います。
これは50歳時点で一度も結婚したことない人の割合です。

最近の2017年時点での生涯未婚率は男性23.6%女性14.1%となっています。

男性の場合は4人に1人、女性の場合は7人に1人の割合で生涯未婚率に入って
いるということです。

これを踏まえて、40代のうちに独身の人がそのまま50歳になっても結婚せず
生涯未婚率に入る、という人が男性約7割女性約6割という調査結果が出ています。

もちろん、どの範囲での調査なのかにもよるとは思いますが、「35歳以上を
過ぎると途端に結婚率が下がる」
という調査結果もあるくらいですから、
このデータもあながち間違いではないのかもしれません。

この結果を「やっぱり」と捉えるか「焦り」と捉えるか、それは人それぞれでしょう。

ですが、調査結果がどうであれ、それが自分に当てはまるとは限りません。
あくまでも傾向としてどうなっているか、の把握くらいにとどめておきましょう。

⑤年収が上がり、経済的に安定した生活

”結婚には互いの思いが必要”……。確かにそうでしょう。
ですが現実的なことを言えば”経済的安定”もかなり必要です。

経済的な安定は”精神的余裕”も生み出します。そう考えると安定した生活を
送れるのは、必然と年収が上がるこの歳で、ということなのかもしれません。

実は40代の人100人に対するアンケート調査では、100人中79人もの人が
「遅い結婚でよかった」と答えています。

その理由として先程のように経済的安定や、若い時に独身生活を謳歌できた、
などが多く挙がります。

こう考えると恋愛も結婚も年齢は関係ありません。

結婚に対しての、色々な角度から冷静な判断ができる結婚したい年齢の44.45.46歳
だからこそ、晩婚も良い結婚生活が送れるのではないでしょうか?