結婚生活におこる変化と夫婦の愛情の保ち方


                                               


結婚生活におこる変化と夫婦の愛情の保ち方

結婚した当初は幸せいっぱいで、これから先の結婚生活への希望が光り輝いている時期です。

しかし、結婚生活が長くなってくると、結婚生活に変化が現れてきます。

①生活は日常のこと

結婚生活が日常化してくると、お互いが一緒にいて当たり前の存在になっていきます。

仕事から帰ってきたら顔を合わせるのが当たり前、ご飯を一緒に食べるのが当たり前など、当たり前の毎日が続くと新鮮さはだんだんとなくなります。

当たり前の存在になるということは、決して悪いことではなく、結婚して家族になったという証拠でもあります。

家族になったということで安心感を感じられますし、一緒にいることで落ち着くこともあります。

このように結婚生活が時間とともに変化していくことは、家族としての絆が強くなっていくということなので、その時間も一緒に楽しんでいける関係を築いていけると良好な関係は長続きします。

②恋愛から愛情へ変化

恋人同士や新婚のうちは、一緒にいるだけでドキドキしたり、少しでも会えない時間があると寂しくなったりと恋愛を楽しんでいました。

しかし、結婚して一緒にいるのが当たり前になると、離れない確信が生まれるため安心感を感じるようになっていきます。

それが夫婦の愛情へと繋がります。

最初は、この感情の変化や結婚生活の変化に戸惑うこともあるかもしれませんが、夫婦としての絆が深まっていることなので心配することはありません。

結婚生活の変化を恐れるのではなく、変化するたびに新たな自分たちだけの夫婦の形を築いていってください。

③亭主関白

結婚生活の変化で一番辛いのが、男性の態度の変化です。

結婚する前は、何でもやってくれたり気遣ってくれていたのに、結婚して時間が経つにつれて何もやってくれなくなる男性を、いわゆる亭主関白と言います。

亭主関白は、家の中では命令ばかりして自分は動かずに、家事育児は女がやって当たり前という考え方を持っています。

亭主関白の男性は結婚前から、そのような気質が所々に現れているはずです。

・仕事の自慢話が多い

 

・一人暮らし経験がなく実家で全てやってもらっている

 

・女性を見下した発言が多い

 

これらに該当する男性は、結婚後は亭主関白になる可能性が高いです。

結婚後に、「こんなはずではなかった……。」とならないためにも、結婚前から亭主関白になる男性を見抜かなければいけません。

ある程度自立した生活ができる人、人の話を聞ける謙虚な人、女性と対等の立場で話をする人であるかどうかを、しっかりと見極めましょう。

結婚生活の変化で一番辛いのが、男性の態度の変化です。

④鬼嫁へ変化

結婚生活の変化で、男性が一番気にかかるのが妻の態度の変化です。

結婚前は、可愛らしい物静かな女性だったのに結婚後には鬼嫁に変化してしまう女性もいます。

特に女性は子供が生まれると、守るものが増えて、より強くならなければいけないと思うようになります。

ホルモンバランスも乱れて、抑えられない感情が爆発して鬼嫁と化してしまうこともあります。

結婚前は鬼嫁とは程遠いような女性が、結婚後に鬼嫁と化してしまう場合は、それだけ切羽詰まった状況であると危機感を感じてください。

妻が鬼嫁になってしまったことで、結婚生活が変化してしまったと嘆くのではなく、どうすれば鬼嫁にならないでいられるのかを考えて、精神的にも体力的にもサポートしてあげることが大事です。

女性も好きで鬼嫁をやっている人は、一人もいません。

⑤感謝の気持ちが減る

結婚生活が長くなると、お互いに感謝の気持ちが減っていくことはよくあります。

やってくれて当たり前のことは、都度感謝の気持ちを伝えることはなくなりますし、もし感謝していても言わなくても分かるだろうと思い込んでしまうこともあります。

夫婦になると、「ありがとう」と伝えるのを照れくさく感じてしまうこともあるかもしれません。

しかし、感謝の気持ちは伝えなければ相手には届きませんし、いくら態度で感謝の気持ちを表しても言葉で伝えなければ上手く伝わりません。

結婚生活が悪い方向に変化してしまっている夫婦は、もしかしたら口足らずな部分があるかもしれません。

結婚しても相手を敬い、常に感謝の心を忘れないようにすれば、自然と自分の気持ちを伝えることができますし、一日に何回も「ありがとう」という言葉が出てくるはずです。

⑥手に入れたら安心してしまう

結婚して、家族という安心材料を手に入れたらそれで安心と思っている人もいます。

しかし、それは大きな間違いです。

家族を手に入れたら安心ではなく、守らなければいけない家族を手に入れたことで、責任が増えてより一層努力しなければいけません。

家族の幸せも、家族が生きていくためにも自分が頑張らないといけないと、仕事やプライベートを頑張れる人が、よりよい夫婦関係や家族をつくっていけます。

手に入れたら自分の役割はこれで終わりではなく、手に入れたからには最後まで家族のために責任を果たさなければいけません。

結婚生活がいい方向に変化していくためにも、安心するのはまだまだ早いということです。

⑦結婚してからがスタート

たまに、結婚したから人生のゴールだと考えている人がいます。

しかし結婚は、ゴールではなくスタートです。

結婚したことで、自分たちで新たな家族をつくって、家族で第二の人生を歩んでいくことになります。

結婚生活が始まることによって、生活に変化が起きるのは普通のことで、今までどれだけ両親や周りの人たちに助けられていたのかを身にしみて感じることができます。

結婚することで、新たな人生のスタートとなるので分からないことや困難にぶつかることもたくさんあります。

その度に夫婦で話し合って答えを出し、人生のゴールまで共に歩んでいかなければいけません。

ゴール=人生の最後

ということで、結婚してからゴールまではまだまだ先が長く、幸せなゴールにするためには二人で手を取り合って大小様々な壁を乗り越えていかなければいけません。

⑧まとめ

結婚生活の中で起きる変化は、ほとんどが時間の経過とともに当たり前に起こることで、その変化を一つ一つ受け入れながら夫婦の絆を強めていく必要があります。

どちらか一方がその変化に向き合うのではなく、夫婦二人で変化に向き合っていくことが愛情を保つコツです。