結婚生活には意味があることを知ると見えるもの


                                               


結婚生活には意味があることを知ると見えるもの

みなさんは結婚生活の意味を知っていますか?

結婚生活とは、好きな人と一緒に生活するという事だけではないのです。

今回は、結婚生活の意味についてご紹介します。

①結婚生活とは

結婚生活の意味を知る前に、結婚生活そのものについて見てみましょう。

結婚生活は、今後の人生のパートナーとなる相手と結婚をするところから生活が始まります。

結婚式を挙げるカップルは、教会や神社などで神様に対して相手と一生を添い遂げることを誓ったり、二人が結婚することを報告したりしますが、相手と今後の人生を歩むというところが結婚と恋人関係との大きな違いです。

単純に付き合っている時は、お互いに好き合っている気持ちだけでも幸せを感じられ、もし相手への気持ちが無くなってしまった場合は残念ながら別れるという事もよくあります。

一方で結婚生活は、相手を好きという気持ちは勿論大切ですが、仮に相手を嫌いになったからと言って簡単に別れるわけにはいけません。

また、恋人との時はデートの時などある一定時間だけ会うことがほとんどですが、結婚すると相手と一日中、一緒に居ることもあります。

ずっと相手と生活していれば、相手の素敵なところだけではなく、嫌なところも垣間見えます。

結婚して初めて知る相手の意外な一面に驚くこともあれば、恋人の時と結婚した時のギャップに嫌気がさす人もいるかもしれませんが、それを受け入れる気持ちが大切です。

このように、結婚生活とは結婚を機に始まりますが、結婚生活を始めるには、相手が好きという気持ちに加えて、これからずっと相手と一緒に生きるという覚悟や、相手のどんな部分も受け入れられる寛容な心が必要であり、このような心持ちは結婚生活の意味を知る重要なポイントになるのです。

②社会の基盤

それでは具体的に結婚生活の意味について見ていきましょう。

まず、結婚とは、「結婚すること」「夫婦となること」「社会的に承認された夫と妻の結合」であり、「婚姻」は配偶関係の締結のほか配偶関係の状態をも含めて指しています。(出典:Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B5%90%E5%A9%9A)

ここでのポイントは、結婚は配偶関係の締結であり、社会的に認められるものという事です。

結婚は法律上の手続きが求められ、戸籍法を基に婚姻届を提出しますが、それによって相手との契約関係がスタートするようなイメージです。

また、結婚の影響は本人達のみだけに止まらず、家族や親類、友人なども含めた社会にもその影響は及び、ある一組のカップルが結婚し、夫婦であるということは、社会にとっても知られるところになります。

このように結婚生活とは、法律に基づく関係性と広く世間に認められたカップルによる生活であり、個人のみだけではなく社会の基盤の上に成り立つ生活を意味しているのです。

③パートナーを得られる

結婚は前述のように、社会的に承認されて夫婦になる事であり、それは結婚生活を共にする相手を得る事を意味し、その関係性は強固なものです。

恋人の場合でも、籍を入れない場合でもパートナーを得る事は可能ですが、結婚のように法的な力はなく、解消しようとすれば本人達の意思のみで解消できます。

一方で結婚は、法律上の手続きをしないと解消できないという違いがあり、それは法律による関係である以上、他人には邪魔できない強い関係です。

また、民法で「夫婦は同居し、互いに協力し扶助しなければならない」と規定されている通り、結婚生活では一緒に住み、お互いに協力・扶助することが求められます。

それらを怠れば民法に違反していることになり、場合によっては離婚の理由として認められるところになるのです。

そう考えると、結婚は自分が好きな相手をパートナーにすれば良いというわけではなく、あらゆる面で法律が根拠となるパートナー関係を築く事なのです。

法律が関わる事で、パートナーの存在が心強く自分の支えになりますが、勝手な別居や身体的・経済的DVなどが結婚生活で起きた場合には、自分が制限されたり犠牲になったりと、不利益を被る事もあります。

そのような結婚生活を送らないようにする意味でも、信頼できるパートナー選びはとても大切です。

④家族を作ること

結婚生活の意味は、パートナーを得る事だけではありません。

相手を得られると共に、夫婦によっては子供が生まれたり、相手の親や親戚とも結びついたり、結婚によって新たな家族ができます。

家族とは、婚姻によって結びつけられている夫婦、およびその夫婦と血縁関係のある人々で、ひとつのまとまりを形成した集団のことを言います。(出典:Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AB%E5%A9%A6)

家族の定義を更に見ていくと、同居する人のみを家族とする事もあれば、同居を問わず血縁関係を基に家族とする事もあります。

日本ではかつて、結婚すると夫婦どちらか一方の親と同居し、その家庭で子供を産み育て、3世代が同居する集団が家族のイメージとして一般的でしたが、現在では親との同居も少なく、家庭によっては夫婦のみの家庭も多く、家族の形は人によって様々です。

夫婦や子供など血縁関係のある人達による家族を作れる事が、結婚生活における大切な意味ではありますが、どのような家族を築くかについて正解はないため、それぞれの夫婦がお互いに納得いく形で築くと良いでしょう。

⑤結婚生活の責任

ここまでは結婚生活の意味のうち、夫婦や家族など人的なものや、他人からも目に見えて分かることについてご紹介してきましたが、結婚生活の意味には、形が無いものも当然あります。

その一つが、責任です。

結婚は法律に基づき、社会的にも認められるものなので、③でもお話ししたように簡単に解消できるものではなく、更には同居・協力・扶助が求められます。

特に、ずっと同居し、お互いに協力・扶助し続ける事は、自然体で出来るものではなく、それぞれの努力が必要になりますし、相手と一生を添い遂げるという強い気持ちが必要です。

これらがまさに責任であり、責任がなければ気持ちや状況の変化によって、簡単に同居などをやめてしまう事になり、結婚生活の崩壊に繋がる可能性もあります。

⑥結婚生活で得られるもの

結婚生活の意味として責任があると聞くと、結婚をされていない人の中には、結婚生活は重く、自分の自由を束縛されてしまうと感じる人もいるでしょう。

また、実際に結婚生活を送っている人でも、「こんな結婚生活は考えていなかった」「もっと違った結婚生活を送りたかった」と思う人もいるかもしれません。

確かに、結婚生活における責任などに注目してしまうと、結婚がデメリットのように感じる場合もあるかもしれませんが、結婚生活の意味はデメリットだけではありません。

繰り返しになりますが、結婚には法律が伴い、その後の生活でも同居など常に法律に規定されている事が関わってきます。

これは、何物にも侵されない安定した関係を相手と築けるという事を意味し、かけがえのないパートナーや家族を得ることができます。

また、家族と共に生活する中で、気付きや学びなど、自分を成長させてくれるものに出会う事ができるように、結婚生活は家族と言う自分にとって大切な存在を得て、独身の時とは異なる、新たな自分に出会える大切な機会でもあるのです。

いかがでしたでしょうか。

結婚生活の意味には、すぐに見える物もあればなかなか表面的には見えないものもありますが、両方を知っておくと、自分が守りたいものなど、人生における大切なものを知る事ができます。ぜひ参考にしてみてください。