男が失恋した時に立ち直れる素晴らしい心の名言
「名言」と聞くとどんなこと想像しますか?
多くの人が「偉人」が「とても良いこと」を言った、という認識ではないでしょうか。
名言として残る多くは著名人が多いですし、多くの人がその名を知っている
ことでしょう。
そして名言を残す人はその人自体も人気を博し、尊敬する人も多くいます。
28歳、保育士の男性は付き合って1年半になる女性との結婚を考えていましたが、
保育士という大変な仕事柄、「それを支えることは難しい」と結婚を断られ別れる
ことになってしまいました。
そんな時男性を支えたのがある人の名言です。
実は失恋をした時にこそ「あの人の言葉が刺さった」と影響を受ける人が多くいます。
普段なら見逃し聞き流す言葉でも、傷心中だと響きやすいのかもしれません。
①男心の名言
男性が影響を受けた名言はいくつかありましたがその中のひとつにこんなものが
あったといいます。
アメリカの映画監督、ウディ・アレンという人の言葉です。
「恋することは苦しむことだ。苦しみたくないなら、恋をしてはいけない。
でもそうすると、恋をしていないことでまた苦しむことになる」
失恋をしていない人からするともしかしたら「どこが響くの?」と思うかもしれません。
②名言で辛さが癒される
なぜこの言葉が男性に突き刺さったのでしょうか。
実は彼は「今まで仲良く過ごしてきて将来も語りあった仲なのにどうしてうまく
いかなかったのだろう」「なぜ辛い思いをしなくてはいけないのだろう」と感じていた
からなのです。
苦しむ必要はないように感じられた、むしろ感じていなかった恋人関係だったのに
次のステップへ進もうとしたら、一緒には歩めないと言われてしまった……。
彼だけの気持ちでいえば納得がいかなかったのでしょう。
特段、ふたりの恋人関係に問題はありませんでした。だからこそ彼はそう思ったのかも
しれません。
もし自分が、周りからも結婚間近と言われている相手に結婚を拒絶されたら。
今までほとんど喧嘩もなく、当たり前のようにこのまま一緒に居るのだと信じて
疑っていなかったら。
なぜ今苦しい思いをするのだろう、なぜ断られたのだろう、なぜ、なぜ……。と
考え続けてしまうでしょう。男性もそうでした。
そんなときのウディの言葉。
恋愛は人と人との付き合いだから苦しみがあることは当然なんだ、と
気づかされたのです。
今までどんなに仲が良くても、同じ将来を思い描いていても、自分の人生を
考えたときには違う結論を出さざる得ないときもあるでしょう。
恋愛は苦しいのです。
想いがいつも必ず一緒ではないのですから当たり前なのです。
その当たり前は幸せな日々の中で忘れてしまっていくのも無理はありません。
ただ忘れたままでいると、失ったときに「なぜ」と、相手とすれ違ったときに
「なぜ」と思ってしまうのかもしれません。
その苦しみを自分が味わいたくない、とするならば付き合うということはとても
難しいことでしょう。
自分の思い通りになる恋愛なんてないのですから、苦しいことがあって当たり前
なのです。
失恋すると「もう恋はしたくない」と思うかもしれません。
ですがそうすると、苦しさもあるけれど恋愛をしているからこその喜びというのが
味わえなくなります。すると恋ができないことはまた違う苦しみとなります。
どちらにしても苦しみを感じるこの状況だと、「どうすればいいのか」と考えてしまう
かもしれません。
「恋愛をしているからこその苦しみ」があるように
「恋愛をしていないからこその苦しみ」もあるのです。
そう考えたときに自分はどちらを取るのか、彼は改めて考えさせられたのです。
③失恋した男性の心の切り替え方
人はひとりではありません。
失恋したときの辛さは「自分は一人」だと錯覚してしまうほど辛いものですが、
全くそんなことはないのです。
確かに「自分を理解してくれる人」を失ってしまったかもしれません。
ですが、自分を理解してくれる人、そばに居てくれる人はその人だけなので
しょうか。多くの人が違うと思います。
ひとりではないからこそ、ほかの人の言葉で心を切り替えることができるのです。
友人からのアドバイス、家族の温かみ、それらが失恋から切り替える手助けに
なることも多くあるでしょう。
身近な人だけではありません。「名言」と呼ばれる後世に語り継がれていく言葉も
また、心を切り替える手助けとなってくれるでしょう。
④名言は失恋から脱皮できる
その人の状況によって、響く名言も全く違ってきます。
さらには以前響いた名言が今では当てはまらず、違う名言に心動かされる、
なんてことも。
そもそも名言に心動かされることってどうなんだろう、そう思う人もいるかも
しれません。
私たちは、自分自身が経験できること、学んでいくことにはどうやったって
限界があります。
たくさんの道を同時に歩いていくことはできないからです。だからこそ
「あの時こうしていたら」という思いも出てくるのでしょう。
ひとつの道しか歩んでいけない=人生、としたときにを自分と同じ人生を歩んで
いる人はいません。
ということは「自分が体験できていないことを人は体験できている」わけなのです。
とすれば、それらを体験してきた人たちの言葉というのは、自分が体験していなくても
「体験してきた人と同じ考えをもてる手段」のひとつとも言えるのです。
自分がもし、結婚を考えている相手と別れてしまったら。自分は一人しかいませんから、
その時にならないとその状況に対してどうしていいのか考えることは出来ません。
(想像することはできますが)
自分はその状況になったときに初めてわかることですが、同じような体験をした人は
たくさんいるのです。
さらに言えば同じような体験をした「けれども」今幸せになっている人もいるのです。
とするならば、その人の意見を聞いてみたくありませんか?そのひとつが名言なのです。
「名言」と呼ばれているのにはそれなりの理由があるでしょう。
そしてそれだけ「心に響く」ということでもあります。
それらの名言をきっかけに自分の人生がまた動き出すかもしれません。
もし失恋して立ち止まってしまったら、「名言」を探してみるのも良いでしょう。
今の自分に当てはまった、そして先の見える「名言」を探せるかもしれません。