別れにつながる恋愛で重いと相手に嫌われる理由


                                               


息苦しい恋愛で重いと相手に嫌われる5つの理由

恋愛でよく聞く言葉の1つに“重い・軽い”があります。
相手の気持ちが重すぎて息苦しくなり別れてしまったという経験はありませんか?

また、自分ではそんなつもりはなかったのに、相手から「全然かまってくれない。
さみしいからもう別れる。」と言われたことはないでしょうか?

恋愛は気持ちのキャッチボールの連続です。
人により感じ方が変わる感情と、うまく付き合うにはどうしたらいいでしょうか。

① 恋愛の重い・軽いの尺度

感情とは本来、目に見えないものです。
もちろん形もありませんから、本来でしたら“重い・軽い”ということは言えないはずです。

しかし、多くの人がおそらく経験しているように、恋愛の感情は時に重さが発生します。
とても不思議な現象ですが、相手の気持ちが重いとか軽いとか、それを確かに感じることがあります。

重たい気持ちを受け取ったときは、本当に身体がずっしりと重たくなってしまいます。

しかし、その重さを測る「人類共通のはかり」は存在していません。
また、同じ相手に同じ行動を起こしても、それを毎回同じ気持ちで受け取ってもらえるか
どうかは分かりません。

ですが、恋愛の“重い・軽い”という問題が起きやすくなる状況は、いくつか考えることができます。

② 恋愛で重くなる理由 なぜ?

例えば恋愛相手が夜中に「今すぐ逢いたいから時間を作って」と要求してきたとします。

仮にあなたがその申し出を“重い”と受け取ったとします。そう受けとることは相手には
申し訳ないと思う人が多いでしょう。しかし、自分の正直な気持ちには逆らえないものです。

では、なぜ相手の愛情表現を“重い”という、ネガティブな受け取り方をしてしまうのでしょうか。

その理由の一つに、気持ちを受け取る側の状態が悪いことが挙げられます。
例えば心が元気で体力的な疲労も無く、仕事も問題無く上手くいっていれば、その人の心
には他者を受け入れる余裕が生まれます。

しかし、心や身体のバランスが崩れていると、そう簡単にはいかなくなってしまいます。

“夜中に逢うなんて、明日の仕事に寝坊したらどうしよう”とか、
“残業続きで疲れてるから嫌だな”と思ってしまうのです。

もしもあなたの心に余裕があれば、その要求に対して“嬉しい”とすら感じるかもしれま
せん。そんなに自分のことを必要としているのかと、好意的に受け入れることもできるでしょう。

また、二人の関係が対等でない場合も、問題が起きやすくなります。

例えば、かなり時間をかけて考えたデートプランを相手に伝えた時に、その返事が
「いいんじゃない?」の一言だけだったとします。

自分はとても楽しみにしていろいろ考えたのに、相手のリアクションが自分の予想と
違っていると、一気に感情が“重く”感じてしまいます。

一度や二度ならまだしも、それが長期間続いてしまうと自分ばかりが相手のことを
好きな気がしてしまいます。

疑いの心を持ち始めると、なかなかそれを止められなくなっていき、
「自分の愛情は相手には重すぎるのか」と悩むようになってしまうのです。

③ 恋愛の重いは心の負担感がそうさせる

重たい荷物を背負って長時間歩くと、非常に疲れます。
感情の重みもそれと同じです。

人間の抱く感情には、天秤に載せてはかることはできない重みがあります。
それを感じる理由は、人が持っている「想像力」のせいなのです。

人間関係の中でも、恋愛となると“相手に何かを期待する”という要素が大きくなります。

自分のことを好きでいてくれるか、デートに行ってくれるか、遊んでいる間は
楽しく過ごしてくれているか、記念日などを覚えているか、など。

あげればきりがないほど「期待」であふれているのです。
しかし、そういった期待を受け取る側が常に準備万端とは限りません。

期待を受け入れるだけの余裕がなければ、それはそのまま負担になってしまうのです。
本当は相手の好意を喜んで受け止めていきたいのに、それをできない自分は悪いこと
をしているかのような気持ちになったりしてしまいます。

当然、喜んでいないことは相手にもつたわっているはず。
それを「想像する」ことが、他ならぬ恋愛で“気持ちが重たい”ということなのです。

④ 恋愛は相手に依存されると重い

気持ちの一方通行がひどくなると、重たい気持ちとともに相手に依存してしまうことになります。

素直に希望を伝えているうちはいいですが、相手に迷惑となりかねない要求や、
自由な行動を制限したりするような行動は「依存」と呼ばざるをえないでしょう。

しかし、依存をしてしまう人は何か原因があるはずです。
気持ちのバランスを自分で取ることができず、その穴埋めを他者にゆだねているのです。

もし、自分が依存体質だと感じているなら、自らの心の穴がどんなところにあいている
のかを考える必要があるでしょう。

そしてその穴が、恋愛でなければ埋められないのかを考えてみることが大切です。
やみくもに恋愛相手に要求をし続けることは、相手を疲れさせてしまうだけです。

そして、依存されている側の場合は、相手にそれを気付かせる必要があります。
無理な要求をされたり、自分の時間を優先したいときには、素直に断ることも大切です。

その際、相手を理論で追い詰めてはいけません。
感情的に要求をしている相手を理論で諭すことは、あまり効果的とは言えないからです。

相手がなぜそんな要望をしてきているのか、その気持ちに寄り添いながら一緒に考えて
いくことが大切です。

それにより、相手は冷静に自分の行動を見直すことができます。
そうすることで、依存する気持ちに自制心を働かせたり、恋愛相手以外のものに
気持ちを移したりすることができるようになる可能性があります。

⑤ 恋愛はそのまま素直に考えること

恋愛では思わぬところで“重い・軽い”という気持ちのすれ違いが起きるものです。

気持ちは、重ねた分だけ重みを増していくものです。
考えに考え抜いた気持ちは、受け取る人に重みを与えかねません。

例えば恋愛相手の誕生日プレゼントを選ぶときにも考えすぎないことが大切です。

相手の好みを調べ、同じようなものをもっていないかを調べ、はたまたそのアイテムの
口コミを調べた上で、渡すときにもサプライズを企画して……。

とやっていくと、どんどん気持ちの重みが増してしまうのです。

それにともない、相手にもこんな反応をしてほしい、と勝手に期待を膨らませて
しまうようになるのです。

そしてもし、相手が望む反応をしてくれないと、恋愛に対しての気持ちが“重い・軽い”
と考えこんでしまうことになります。

もちろん時には考え抜いたプレゼントも必要かもしれません。
しかし、素直に「これがいいと思ったから」と考えることも大切なのではないでしょうか?

恋愛における感情のコントロールはとても難しいものです。
経験から学んだはずのことを生かしきれないことはもどかしいですが、それこそが恋愛の
醍醐味でもあるのではないでしょうか。

しかし、あまりに恋愛の重い感情からは、誰でも逃げ出したくなります。
そうなってしまうと、恋愛は良い方向には向かなくなってしまうことも、また事実です。

恋愛相手との感情のキャッチボールを楽しめるように、そして、お互いに恋愛感情が
”重い”と感じるようにならないように余裕をもった日常生活を送れるようにしていきましょう。