後悔先に立たず! 恋愛で陥りがちな失敗する行動
人生に失敗はつきものです。それは恋愛においても同じこと。
恋愛における失敗にはいくつかパターンがあります。同じ轍を踏みたくないと思っていても、不思議なことに人間は同じ失敗を何度も繰り返したりします。
今回は恋愛においてありがちな失敗について考えてみましょう。
言葉で伝えない失敗
恋愛とは、他人同士が深く関わる関係です。家族間では何も言わなくても分かり合えたりするものですが、恋愛においては言葉のコミュニケーションがとても重要となります。
言葉で伝えることを怠ると、様々な問題が発生します。
例えば、デートで食事に行ったときにも言葉は重要となります。
子どもっぽい仕草ととられかねないと心配して、食事の感想を口に出すのをためらっている人は意外に多いと思います。
しかし、美味しいものを食べたのなら、口に出して「美味しい」と言うことが大切です。
特に、相手が場所を選んで連れてきてくれたのならなおさらです。もちろん、その場所はいわゆる“ハズレ”で、あまりおいしくなかったのならそれを素直に伝えることも大切です。
嘘をつけば、相手がまた同じ場所を選んで連れてきてくれるかもしれません。しかし、それではあなたは本当の意味で楽しい時間を過ごすことはできません。
恋愛で失敗しないためには、その場所を探してくれた労力などに敬意を払いながらも、言葉で気持ちを伝えることを忘れてはいけないのです。
なにも行動しない失敗
常に受け身の状態で、行動をしないのも恋愛の失敗につながることがあります。失敗を恐れるあまりに何もしないことこそが、失敗となってしまうのです。気になる人が居るのに、何もアプローチをしなければ、相手はあなたのことを意識しないでしょう。
嫌われたらどうしよう、迷惑がられたらどうしよう、と不安になることは自然なことです。
しかし、アプローチをしなければ相手の思考回路に入り込むことはできないのです。また、晴れて恋愛関係になっても、行動を起こすことは大切です。やっと振り向いてくれた相手の気持ちを推し量りたいと思うあまり、デートのお誘いも相手からしてくれるのを待っていたりしませんか?
「誘ってくれる=自分のことを好きだという証明」と思い込んでいる人は、自分の行動を見直す必要があります。デートをしたいのなら、自分から素直に誘うことが大切です。どんな関係でも一方通行の感情は、いつかお互いの心を疲れさせてしまいます。
気持ちを理解しようとしない失敗
性別や育った環境、年齢などが違えば、考え方や気持ちの持ちようも変わるものです。
物事が上手く行っているときはいいのですが、何か問題が起きたときこそ、相手の気持ちを理解できるかどうかが大切になってきます。大人になれば、楽しいことと同じくらい、嫌なことも起きるものです。
仕事でも、自分が悪くなくても謝らなくてはいけなかったり、理不尽な思いをしたりすることもあるでしょう。そうした時に生まれる会話がどう流れていくかも、恋愛関係においては非常に重要です。相手が仕事の愚痴を言ってきたときに、「ハイハイ」と二つ返事で聞き流してはいませんか?
悩みや不満というのは、本来は人と比べるものではありません。相手の気持ちを理解する努力を怠ると、相手はそのうちに「こんなことを話しても理解してもらえないのではないか」といった不安を抱くようになります。
困ったことがあっても話しを聞いてくれなければ、相手はまた別の人を探して頼るようになりかねません。
それはあまり良い人間関係とは言えないのではないでしょうか。もしかしたら気持ちのすれ違いが多くなり、心変わりをしてしまうかもしれません。普段からお互いの気持ちを理解する努力をしていれば、いざという時にお互いを信じて頼ることができます。
相手の考えに合わせるのではなく、理解して尊重し合うことが恋愛で失敗しないためにも大切なのです。
自分を変えようとしないで失敗
「自分を持っている」といえば聞こえがいいですが、「頑固である」のは時に考えものです。
男女問わず誰でも、本来の自分を根本から変えることは難しいです。しかし、恋愛関係においてはそれが失敗につながることがあります。
恋愛は他人同士の関わりですから、そのままの自分を全て受け入れてもらうということはなかなかおきることではありません。
時には相手を優先して、自分の考えを変えなくてはいけないこともあるのです。そういう時にどちらが正しいとか間違っている、ということを基準にするとあまりうまくいきません。
相手の意見を心から受け入れて、その上で“お互いが心地よく過ごすにはどうしたらいいか”を基準にしてみるといいでしょう。
時間とお金で恋愛の失敗
恋愛においても時間とお金は大切な要素です。時間を大切にしないと、それが恋愛でも失敗につながるのです。例えば、仕事では時間をきっちり守れるのに、恋愛になると時間にルーズになる人がいます。
待ち合わせにいつも遅刻したり、せっかくのデートなのに家でだらだらと過ごすだけだったりするのは問題です。遅刻は言うまでもなく改善すべきですが、家でだらだらすることを「おうちデート」という言葉に置き換えて甘えてはいけません。
たまに家でゆっくりする程度ならいいですが、それが毎回になると二人の関係に刺激が生まれません。近所の公園を散歩するだけでも、ランチだけ外食にしてみるだけでもいいのです。
家の中とはくらべものにならない刺激が、外の世界には広がっているのです。そうすることで会話も生まれ、笑顔が増えていきます。
とくにお金に関しても注意が必要です。お金の支払いで恋愛の失敗は数多くあります。多くの場合、年齢の違いや性別の違いで、デートの費用の分担も変わると思います。しかしお金の負担を一方的に要求された場合は、よく考える必要があります。ひと昔前と違い、年齢問わず男女ともに仕事がある時代ですし、余るほどお金を持っている人ばかりではありません。
あなたが払っているお金も、どこかから湧いて出てきたものではないのですから、よく考えて使う必要があるでしょう。本当の恋愛関係なら、お金が無くてもお互いに満足して同じ時間を過ごせるはずです。それに加えて、例え望んでやっていることだとしても、一方がお金を払い続ける関係は対等とは言えません。
例えば相手があなたに対して不満を持っていたとしても、いつもお金を払ってもらっているとその不満を口に出すことがはばかられるのです。良かれと思ってやっていたことでも、あなたが気づかないうちに“相手に遠慮させる関係”を作っているかもしれません。
それはあなた自身が変わるきっかけをなくすばかりでなく、ふとしたときに不満が爆発してしまう原因になりかねません。相手を喜ばせたい一心でしていたとしても、望んだ結果が得られるとは限りません。もちろん、相手の経済状況などに合わせて、時には自ら負担を買って出るのも良いでしょう。
それは相手に対する思いやりからの行動ですから、お互いに笑顔になれるはずです。恋愛をしているとき、多くの人は冷静さを失います。仕事では冷静な判断ができている人も、恋愛において同じ判断が出来るとは限らないのです。
それゆえに、何歳になっても恋愛で失敗をしたり、同じ過ちを繰り返したりするのです。
それが恋愛の悩ましいところであり、面白いところでもあります。