恋愛に発展かどうかは第一印象で9割決まっているって本当?
2005年に発行された「見た目が9割」というタイトルの本があるのですが、これはいまだに人気の文庫です。のちほど紹介するメラビアンの法則など、人は人を見た目で判断していることが多い生き物であるという心理学の結果が出ています。
恋愛において相手との恋愛の「あり」「なし」の判断は第一印象で9割決まってしまっていると言われています。
この記事ではイケメンや美人といった顔だけでなく、第一印象とはどのようなものまで含まれているのかを細かく解説し、どうすれば選ばれる第一印象を出すことができるのかについて解説していくのでぜひ最後まで読んでもらえたら嬉しいです。
きっかけは第一印象
人の印象は第一印象でほとんど決まると言っても過言ではありません。第一印象をどう感じたかによって、その人の行動に対する受取り方や考え方も変わってきます。心理学の法則にメラビアンの7:38:55の法則というものがあります。
このように、第一印象が恋愛に発展するきっかけが作れるかどうかの分岐点になるとも言えます。第一印象の良くない人に連絡先を聞かれたり食事に誘われたりしても、あまり乗り気にはならないでしょう。
しかし、第一印象の良い人に誘われた場合、嫌な気持ちや疑いも感じづらく「一度ぐらいは食事に行ってみてもいいか」という気持ちになるでしょう。恋愛に発展するかどうかはその人のステータスだけで決まるものではありません。第一印象でいかに好印象を持ってもらうかということも恋愛に発展するきっかけには重要なのです。
初めて誰かと会うというのは、何回経験しても緊張するものです。では、なぜ慣れている様子で第一印象を良く与えることのできる人がいるのでしょうか?それは第一印象が良くなるよう自分の中でシミュレーションをしているからです。
初めて会った人に第一印象でこう思ってほしいというイメージを持ち、そのイメージに近づけるような挨拶や笑顔を心がけるようにシミュレーションをするのです。
最初はシミュレーション通りにならないでしょう。しかし、繰り返し誰かと知り合っていく間に馴染んできます。長い時間がかかるかもしれませんが、努力が恋愛に発展するきっかけとなる第一印象作りには必要なのです。
好みの顔・体形だったから
第一印象の良し悪しさえも飛び越えてしまえるのが、顔や体形が好みだということです。
顔や体形は最も目につくものですから、好みに当てはまると恋愛に発展するきっかけとなりやすいのです。初めて知り合った相手の見た目が好みだと、多少無愛想だったり内面が良くなさそうな雰囲気を感じても第一印象は好意のほうに傾くでしょう。
内面ではなく見た目を真っ先に見てしまうのは、視覚から入る人間にとって避けようのないことなのです。しかし、見た目が好みで恋愛のきっかけとなった場合、注意することがあります。性格があなたと合うのかどうかです。
また、見た目の印象だけで相手の性格を想像してしまい、あなたの中で人物像を作り上げそれと違っていたからと勝手に幻滅してしまうようなことは避けなければなりません。
性格が合わないことや、自分の想像していた人物像と違うという事態はあなたが見た目の好みで判断してしまった結果なのです。それを相手に押し付けることがないように注意しましょう。
もしあなたの想像していた人物像と相手の性格が違っていたとしても「想像していた人物像と違う」と悲観せずにその違いを楽しむのです。
自分の知らなかった相手の一面を見つけられるのは、恋愛を楽しむ上でとても大事なことですから。
好きと言われたのがきっかけ
意識をしていない相手からでも、好きと言われれば意識しないはずがありません。むしろ、それを機にあなたのほうが相手を意識してしまい恋愛に発展するきっかけとなることもあるでしょう。
逆の立場でも、相手に好きと言っていい返事がもらえなかったからと諦めてはいけません。そこからしつこく相手に言い寄るようなことはしてはいけませんが、相手はあっさりと引いたあなたが気になってくることでしょう。
また、告白には至らないものの会話の中でさらりと発せられた好きという言葉も、相手に意識させて恋愛のきっかけにすることができます。好きな相手がいて恋愛対象として相手に意識してほしいと思うなら、まずはこちらの方法が効果的でしょう。
本人のことが好きだと直接的に表現するのではなく「あなたのそういう考え方が好き」「あなたのこういう物を選ぶセンスが好き」というように相手の行動や性格に対して好きと伝えましょう。
直接的な表現だと下心を感じてしまうこともありますが、遠回しに自分のことを好きと言われることを嫌がる人はいないでしょう。
こうすることによって恋愛のきっかけとなっていくのです。
苦労を一緒に乗り越えたきっかけ
吊り橋効果といわれる現象があります。危険や不安、苦労など生理的に興奮状態にある時に人は恋愛をしていると認識するため、その時に一緒にいた異性と恋に落ちやすいというものです。
一緒に苦労を乗り越えた相手というのは、何かの目標に向かって不安やリスクと戦った相手なのですから、恋愛に発展するきっかけともなるでしょう。
例えば仕事で大きなプロジェクトを遂行する時、プロジェクトを達成するために何度も話合い相談し、時には失敗や不安もありながら最終的にはプロジェクトを達成できたとします。
一緒に苦労や危険を乗り越えた仲間意識と苦労を乗り越えた達成感、そしてずっと相手と何度も会って打合せをしたことにより仲も自然と深まります。
それが恋愛のきっかけとなることもあるでしょう。
ですので、もし仕事上で恋愛に発展するきっかけが欲しいなら難しいプロジェクトや商談にトライしてみるのがいいでしょう。難しければ難しいほど吊り橋効果は力を発揮しますし、達成感もひとしおです。
気になる相手がいるなら、その相手と仕事ができるように段取りをしてもいいでしょうし、特に相手がいないなら思い切って色々なプロジェクトに参加してもいいでしょう。
最初は感じ悪かったのにどうして?
人の印象は第一印象でほとんどが決まると申しました。その第一印象が悪かった場合、なかなか相手に好意は持てませんがそれが覆ることがあります。それが、印象の悪かった相手が思っていたような人ではなかった時です。
いい人だと思っていた人が優しいよりも、感じの悪い人が優しい方がギャップを感じて印象深くなります。そのギャップが恋愛に発展するきっかけとなるのです。
普段あまり笑顔を見せない相手が笑った瞬間や、あまり話したことのない相手から声をかけられるのも同じくです。印象の悪かった相手が思っていたような人ではないと分かると、もっと相手のことを知りたい、他にはどんな側面があるのだろうと気になります。
印象が悪く敬遠していた相手ですが話しかけやすくもなるでしょう。ギャップを感じたことがきっかけとなり、話す機会が増えればもっとたくさんの意外な一面を見つけられます。
相手の新しい部分がどんどん見えてくるたびにきっとあなたは相手の魅力に気付き、その人に惹かれていくでしょう。恋愛に発展するきっかけは、実はたくさんあるのです。
いい出会いがない、上手く一歩が踏み出せないと諦めてしまうと恋愛に発展するわずかなきっかけを見逃してしまいます。諦めずに、あなた自身や周りをよく見てみましょう。きっといい恋愛のきっかけが見えてくるでしょう。