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中高年の結婚 クリアしておくべき5つのポイント

中高年の結婚で クリアしておくべき5つのポイント

中高年とは一般に50歳以降の年代をいいます。

驚くべきことに50歳以上での生涯未婚率は、総務省の国勢調査によると、
生涯未婚率(人口学で50歳時点の未婚率)は
男性で20.14%、女性で10.61%という結果がでています。

つまり、50歳になった時点で、男性の5人に1人は結婚経験がない
いうことです。
未婚化が進んでいますが、統計の上でもはっきりと示されています。

そうはいっても恋愛や結婚は年齢には関係ありません。いくつになっても
ときめいたりわくわくしたりという恋心は持つことができます。

最近の例では阿川佐和子が63歳で69歳の元大学教授と結婚しました。
阿川佐和子は初婚です。

お見合い歴30回とかテレビで公言していましたが実は長年にわたり
交際している相手がいて、ようやく結婚という運びになりました。

阿川さんのように63歳で初めての結婚も今の晩婚化の時代では
珍しくありません。

人は年をとればとるほど寂しさを感じるものです。そんな時に心を許せる人と
一緒にいられて、人生の後半を過ごせたら良いものですね。

しかし、本当に良いと思って結婚したけれどつぎつぎとトラブルに見舞われて、
人生の後半を重苦しく送るようでは幸せな結婚とはいえません。

そこで、今回は中高年の結婚で注意するべきこと5つあげてみました。

結婚を希望している中高年の方は、以下の理由で結婚したいと思っています。

・離婚や死別によりシングルになり、
 残りの人生を再スタートするためにパートナーを探している。
・それまで仕事などで忙しく、結婚するきっかけがつかめなかった。
・親の介護で時間をとられてしまい、いつの間にか年齢になってしまった。
・結婚の縁がなかったために年齢が高くなってしまったが、
 これからでも結婚したいと思っている。
・子供に結婚したらとすすめられている。

 

[男性が結婚に求めるもの]

・一人では寂しいので誰か一緒にいてほしい
・家事が大変なので家事に協力してほしい
・男女の関係を求めている人もいる

[女性が結婚に求めるもの]

・老後が寂しいので一緒にいてくれる人
・経済的に心配があるので経済的な安定がほしい
・精神的に心の通い合える人と人生の後半を過ごしたい

中高年の結婚になると、男性女性で求めるものが違ってくる場合がありますので、
よく話し合って結婚後にこんなはずではなかった。思っていた結婚と違うと
ならないようにしましょう。

 

[中高年の結婚で気を付けるべき点5つ]

1. 自分の生活スタイルと相手の生活スタイルを合わせる

中高年稲荷年齢が高くなればなるほど、自分のライフスタイルや考え方が
確立します。

結婚はお互いが相手を受け入れないとうまくいきません。
多少自分の生活が変化してもその変化に慣れる必要があります。

慣れてしまえば思いのほか結婚してよかったということですので、中高年の結婚で
注意するべきは、かたくなに自分を押し通して相手を受け入れないということが
ないようにしましょう。

2. 相続の問題をクリアする

中高年の場合の結婚は、男性側の相続の問題と、女性側の相続の問題と
ありますが、交際されている二人によって相続問題は違いますので、
よく話し合って子供たちや親族に相続の問題が起きないようにして
いくことが大切
です。

結婚前に相手との話し合いを十分にすることと、子供や周りの親族に
幸せな結婚を祝ってもらえるように十分に根回しをして祝福して
もらえるようにすすめましょう。

3. 中高年の再婚は子供の反対にあう

中高年で再婚する場合、子供に「えっ!結婚するの?」と驚かれないように、
事前に十分に話し合いましょう。

子供が反対する理由は何か、子供が納得してくれて賛成してくれるように、
介護や財産の問題などを再婚をするお相手と一緒にきちんと話し合う必要が
あります。解決方法を明確にしておきましょう。

4. 結婚後のお金の価値観が合うこと

中高年の結婚では、食事にお金をかける人、趣味を充実させたい人、
とにかく節約して貯金したいと思っている人など、それぞれの価値観が
合わないと結婚後の生活はうまくいきません。

住居も持ち家が理想です。また住居は部屋数は広くなくてもいいですが、
借家では一生住めるかどうかわかりません。

女性の場合は収入が少ない点、年金が少ない点など、生活が大変ということが
あり中高年になってから結婚を考えるということになります。

そういった点も含めて、慎重に自分に合う人と出会い、生活の安定を
はかる必要があるでしょう。

5.男性も女性も仕事に就いていること

中高年の結婚では、女性も結婚後のことを考えると仕事をやめてしまうのではなく、
仕事は続けたほうが良いでしょう。何かあった時に仕事をしていることは心強いです。

また、男性は年金世代であっても何かしらの仕事をしていることは自身を若く
保つことにつながりますし、いきいきしていられます。

またボランティアであっても生活の励みにもなりますし、老けないでいられます。
何らかの形で社会に関わっていることはとても良いことです。

中高年ので結婚には、以上の5つの注意点があります。

結婚するために良い出会いに恵まれて、いざお付き合いが始まったとしても、
自己中心的で相手に対する思いやりがなければ交際は長続きしません。

これは中高年でなくても相手に対する思いやりが必要なのは同じです。
年齢が高くなればなるほど、一人でさみしい生活を送ることになります。

子供たちにも老後の心配をかけることになります。
心が触れ合う誰かが一緒にいてくれたら子供たちも安心するでしょう。

中高年の婚活は、年齢が高くなっているだけに難しい面もありますが、
老後を一緒に歩んでいけるパートナーを見つけることで、生きがいや
楽しみが増えてきます。

超高齢化と少子化で高齢者が多い社会で、死別や離婚で一人暮らしをおくる
中高年はますます増えていくことになり、それに伴い中高年の再婚も増えて
いくことになるでしょう。

老後の生活を豊かに幸せにおくるためにも、中高年の結婚は必要です
「としだから」とあきらめたり寂しさを抱えたまま生きるのではなく
周りの理解を得ながら、幸せな中高年の結婚生活をおくりましょう。