失恋小説、失恋した時に心を癒してくれる本12選
大きな苦しみ、切ない悲しみ、心の痛み、喪失感
失恋の心を慰め、安らぎ癒しをくれて立ち直りに
一役買ってくれるのが、失恋を書いた小説。
小説を読むことで励まされること間違いなし!!
今回はそんな失恋小説を12冊ご紹介します!!
①「くまちゃん」角田光代
〈内容〉
風変わりなくまの絵柄の服に身を包む、芸術家気取りの英之。
人生最大級の偶然に賭け、憧れのバンドマンに接近したゆりえ。
舞台女優の夢を捨て、有望画家との結婚を狙う希麻子。
ぱっとしない毎日が一変しそうな期待に、彼らはさっそく、
身近な恋を整理し始めるが……。
ふる/ふられる、でつながる男女の輪に、学生以上・社会人未満の揺れる心を
映した共感度抜群の「ふられ」小説。
②「失恋のおくすり」バンビス スノーフラワー
〈内容〉
「愛さないよりは、愛して失うほうがいい。」(テニソン)
「もっと愛するほかに、恋の治療薬などありはしない。」(ソロー)……etc.
シェイクスピア、トルストイ、ゲーテ、ダライ・ラマほか、
賢人たちが、心の痛みを抱えたあなたへ贈る、
言葉の処方箋。
愛する人との別れは、大きな悲しみをもたらすもの。
別れのダメージが強いほど心は乱れ、
そこからなかなか立ち直ることができません。
本書は、失恋に苦しむ方のために、
作家、詩人、哲学者、女優、精神科医など、
多くの賢人たちの名言をセレクトし、
著者のメッセージとともに処方します。
混乱した心を落ち着かせ、痛みの理由を知れば、
その別れを自分自身と向きあうチャンスに変えることができるはずです。
③「対象喪失の乗り越え方」加藤諦三
〈内容〉
過去に心を支配されることなく、未来を明るく、
前向きに生きるにはどうしたらいいのか――
離婚、失恋、定年退職、ペットロス、最愛の人との別れ、
浪人……喪失による不安と悲しみの直中で
立ち往住してしまう人を救う書。
④「だからあなたは今でもひとり」ジョン グレイ
〈内容〉
シリーズで全米600万部突破、
世界40カ国以上で出版されたジョン・グレイ博士の待望の1冊。
失恋、離婚、死別、ペットロス……あらゆる別れの後に、
どうしたら心が癒され、次の出会いに備えられるのか。
新しい愛を見つけるためのプロセスとは、
そして現在のパートナーとの関係を見つめ直す方法とは?
ヒーリングセラピーの第一人者が孤独を抱える男女に捧げる、
正しい癒しと新しい愛を見つけるための処方箋。
全米ベストセラー待望の文庫化!
⑤「太陽のパスタ、豆のスープ」宮下奈都
〈内容〉
人生は自分の気持ち一つで変わるんだ!
結婚式直前に婚約を解消された明日羽(あすわ)。
傷心の彼女に叔母のロッカさんが提案したのは
“やりたいことリスト”の作成だった。
自分の気持ちに正直に生きたいと願う
全ての女性に贈る感動の物語。
⑥「愛のシッタカブッタ」小泉吉弘
〈内容〉
「ボクの愛を、どうしかわかってくれないの?」と
シッタカブッタはじたばたと苦しみます。
恋するとつい思い込んでしまう心の動きの数々と、
そこから立ち直っていく姿を、
楽しいイラストと言葉で見せてくれます。
それは人生の見方のヒントにもなります。
「心」を語るマンガ「ブッタとシッタカブッタ」の作者が描く、
恋に悩む人への贈り物。
⑦「ナオミとカナコ」奥田英朗
〈内容〉
二人は運命をともにし、男を一人殺すことにした。
「わたしたちは親友で、共犯者」
復讐か、サバイバルか、自己実現か——。
前代未聞の殺人劇が、今、動き始める。
望まない職場でゆううつな日々を送るOLの直美。
夫のひどい暴力に耐える専業主婦の加奈子。
三十歳を目前にして、受け入れがたい現実に
追いつめられた二人が下した究極の選択……。
「いっそ、二人で殺そうか。あんたの旦那」
すべては、泥沼の日常を抜け出して、人生を取り戻すため。
わたしたちは、絶対に捕まらない——。
ナオミとカナコの祈りにも似た決断に、
やがて読者も二人の〈共犯者〉になる。
比類なき“奥田ワールド”全開!
待望の犯罪サスペンス長篇!!
⑧「僕の隣で勝手に幸せになってください」 蒼井 ブルー
〈内容〉
Twitterフォロワー数11万人超 大人気ツイート初の書籍化
フォトグラファー蒼井ブルーがこれまでにTwitter上で
つづってきた独り言の中から、はっとするもの、
気持ちが晴れるもの、面白いもの、笑えるものなどを厳選。
小松菜奈をモデルに蒼井ブルーが撮り下ろした写真と
書き下ろしエッセイを加えて書籍化しました。
「元気がない人に元気を出せと言うのは酷な気もするので、
思い出せと言うことにする。
元気を思い出してください。そこには、誰がいましたか」
温かさを感じたい、元気が欲しい、迷い立ち止まっている、
楽しい気分になりたい、幸せになりたい、
そんな人に手にとってもらいたい一冊です。
帯にはSEKAI NO OWARI(セカイノオワリ)Saoriが
「“ねぇ、見てこの言葉”と言いながら、
その言葉を誰かの前で音読したくなる。
きっと切なく笑うだろうな、と思う誰かの前で。」
と推薦コメントを寄せています。
⑨「号泣する準備はできていた」江國香織
〈内容〉
準備はできていたはずなのに、
泣かないことが身についてしまって、
泣けなかった大人の女性に贈る珠玉の短編集です。
12編それぞれにおける、主人公たちの
どうしようもないほどの深い悲しみに襲われている瞬間、
あるいはその後を、まるで切り取ったかのように描かれています。
江國香織ならではのさらっとしていながら
ぐっと刺さる言葉の数々は、押し込めてしまったものを
引き出すのには最適といえます。
私はきっと大丈夫、そう思うための勇気をくれる一冊です。
⑩「白河夜船」吉本ばなな
〈内容〉
気付いたら、眠ることが増えていたような気がする……。
植物状態の妻を持つ恋人との不安定な恋愛を続けている最中に、
最愛の親友・しおりが自殺してしまった。
底知れない寂しさと、どんどん深くなる眠り。
夢と現実のはざまでの出会いが、きっと涙を誘います。
表題作「白河夜船」のほかに「夜と夜の旅人」「ある体験」という、
生きて誰かを愛することのすばらしさを伝えてくれる3編を収録。
吉本ばなな「眠り三部作」はすっと胸に
染み込むような幸福な物語たちです。
⑪「流れ星が消えないうちに」橋本紡
〈内容〉
遠い土地を旅していた加地君を襲った突然の事故は、
恋人同士だった奈緒子と、親友だった巧君を
永遠に引き裂いてしまった。
事故から1年半がたった今でも気持ちを整理できない奈緒子は、
自分の部屋ではなく玄関で眠る生活をしており、
いつまでも加地君との思い出から離れることができないでいる。
そんな奈緒子に、巧君は明日を生きるための手を差し出していくが……。
大切な人を喪った後でも容赦なく流れつづける時間。
それでも続けていかなければならない「生きる」ということ。
喪失の痛みと向き合うための時間を、
過去の甘酸っぱい時間との行き来を通して描いています。
次に進むための一歩を踏み出す勇気を与えてくれる一冊です。
⑫「きみはポラリス」三浦しをん
〈内容〉
三角関係、不倫、同性愛、片思い、
ありとあらゆる恋の形を究極の形で描き出した、
全10編が織りなす一冊の短編集。
誰かに思いを寄せることは、とても美しく見えるもの。
だけど、その輝きが強ければ強いほどに
影だって濃くなり苦しくもなる。
それでも、人は誰かに恋をする。
恋をした人、これから恋をする人、恋をしている人
すべての人に贈られる最高の恋愛を描いた短編集です。
失恋を癒す小説、いかがでしたか?
小説とはわかっていても、自分と同じ気持ちの人がいると考えただけでも
心が軽くなるのではないでしょうか?
次の恋に進む前に、ぜひとも読んでほしい物語がたくさんあります。
小説を読むことで、
一度心の区切りを付け、先にすすめるのではないでしょうか?