失恋して復讐を考える心の痛みから脱却する方法
大好きな人との別れは辛く、悲しく、時に自分を見失うほどの
ショックとなってしまいます。
それらの感情が入り混じり、失恋から復讐心を生み出してしまうことも。
相手に対しての不満、問いただしたい気持ちなどから相手に復讐を考えてしまうのです。
文章で書くととても怖いことのように聞こえますが、
失恋して復讐を考える人はよくいます。それほど相手を想っていた、とも言えるでしょう。
ただ、その失恋の復讐を「行動にうつすかどうか」で、
今後のあなたも大きく道が分かれてしまいます。
もし、失恋して復讐を考えている人がいたら、無理にとめません、
ですがこれを読んでからもう一度考えてみてください。
① 愛情が足りなかったのでは?
まず、「失恋した」という事実イコール、
「相手からの愛情が足りなかった」と思っていませんか?
別れを告げたということは愛情がなかったからだ!と思いがちですが、
それは違います。
失恋したことと、愛情が足りないということは別物なのです。
相手からの愛情があったことに変わりはありません。
ですが、何かのきっかけで相手のあなたへの気持ちが変わってしまったのです。
付き合っていた時の楽しかった時のこと、
幸せだった時のことを思い出してみてください。
本当に相手から「愛情が足りない」と思っていましたか?
多くの人は相手から「愛情」を受けていたと思います。
今は失恋したことで頭がいっぱいになって忘れてしまっているかもしれません。
でもあなたが愛した相手から、愛情を受け取っていたからこそ、
幸せな気持ちでいれたのではないでしょうか?
ですから相手からの愛情があったかどうかと疑ってしまうと、
その失恋はさらにつらいものになってしまいます。
そしてそのつらさが、復讐へとつながってしまうのです。
愛情が足りなかったからと思い、復讐を考えてしまうと、
幸せだった時のことですら、なかったことにしてしまうのです。
② 自分に自信がないために復讐する
実は、「失恋した相手に対して復讐したい」と思ってしまうのは
自分に自信がないという気持ちの表れでもあります。
なぜならば、もし自分に自信があれば、失恋がつらいものであったとしても
前を向けるからです。
あなたはなぜ失恋から復讐を考えたのでしょうか。
色んな理由があると思います。ですが、その理由をもってしても
結局行きつくところに「自分に自信がない」ということはありませんか?
「自分を好きになってくれた相手」として執着しているのです。
つまりは自分に自信がなく、前に進む勇気が出ないのです。
③ 相手に対して異常な執着心から復讐
「相手からの愛情が足りてなかったのではないか」
「自分に自信がない」
「裏切られた」
「私はこんなに好きだったのに」
これらの気持ちが相手に対する異常な執着心を生んでしまいます。
ですが落ち着いて考えてみてください。
意を決して別れを告げた相手から詰め寄られ、執着心をもたれ、
「戻りたい」と思いますか?
相手はあなたと付き合ったことすら後悔しかねません。
恐怖心を与えてしまうからです。
異常な執着心を持つことで得られることはなにもないのです。
ということは、執着心をもって追いかけることに、何の意味があるのでしょうか。
それで自分の気持ちが満たされますか?
相手が振り向いてくれないことに更に嫌気がさし、
異常な執着心を加速させませんか?
あなたと相手の付き合っていた頃の素敵な思い出まで、
嫌な思い出にしてしまっていいのでしょうか。
執着心とは自分の問題です。相手があることですが、
その執着心を持ち続けるのもやめるのもあなた次第なのです。
④ 復讐は意味がないむなしい
もしも、上記で話したこともあるけれど、何より「相手に裏切られたのが辛い」
「だから復讐してやりたい」そう思う人もいるでしょう。
相手の浮気などの裏切り行為によって別れたのであれば
復讐したくなる気持ちもわかります。
ですが復讐をしたところで何が生まれるのでしょうか。
「この気持ちが落ち着くかもしれない」
「復讐できればそれで良い」そう思っているかもしれません。
「どうにかして復讐したい、ギャフンと言わせたい」
もしそう思うのなら、あなたのやることは復讐ではなく「自分磨き」です。
成長した、付き合っていたときよりも輝いている姿になるのです。
それを相手が見たとき、きっと後悔するでしょう。
それが最大の復讐となります。
それ以外の復讐は意味がありません。自分を傷つけるだけなのです。
自分の中でモヤモヤがあるのでしょう。
負わされた傷をなんとか塞ごうとしてそれが復讐に繋がらせてしまっているのかもしれません。
復讐を成しえたとしたら、元に戻れるのでしょうか?
相手に復讐したことで自分はどんな得をしますか?
例えどんな形の復讐であったとしても、
自分の気持ちが晴れることは決してありません。
⑤ 今の苦しさよりも先を見る目が大切
失恋から復讐心が生まれた後に先を見るというのはなかなか難しいものです。
ですが、「相手」ではなく「自分」を見つめなおせたとき、
自然と先を見ることができるようになるはずです。
ではどうやれば良いのでしょうか?
まず、「失恋」を受け入れること。どんな理由で別れたとしても、です。
未練があろうが、相手を許せなかろうが、「別れたこと」に変わりはないのです。
つまりは他人となったのです。
自分と相手を切り離して考えてはじめて、「自分と向き合える」のです。
受け入れられたら、自分を見直せるチャンスです。
この時失恋した恋愛で「あの時どうすればよかったのだろう」と考える必要はありません。
この問いに納得できる答えは出てこないからです。
なので、「自分らしく」いられるように努力するのです。
すると周りが見えてきて失恋に復讐しようと思わなくても、自分を維持し、
先を見ることができるのです。
もう一度言いますが、失恋の復讐から得られるものはありません。
復讐しようと考えるのは自己満足でしかないからです。
さらに、復讐をしたとしても自己満足出来ないのです。
別れた相手に、時間と労力を使うのなら、
相手との思い出をキレイなまま、先に進んだほうが良くないですか?
失恋して復讐を考えてしまうのは、決して悪いこととは言い切れません。
その復讐心を抱く過程があったでしょうし、もしかしたら相手に傷つけられたかもしれない、
そして相手のことを好きだったからこそ執着するかです。
ですが、失恋したからといって復讐してあなたにとって良いことがないのです。
相手をそこまで好きだと思える気持ちを、どうかまた違うところで、
そしてあなた自身のために使えるようにしてください。