恋愛にすれ違いは必要?! それでも強く愛する心


                                               


恋愛にすれ違いは必要?! それでも強く愛する心

恋愛で相手となかなか気持ちが通じ合わず、
すれ違いに悩んでいる人も多いかもしれません。

恋愛のすれ違いとはなぜ起こるのか、
それを乗り越えるにはどうしたらいいのかを考えたことはありますか?

小さなすれ違いに目をつぶっていると、
知らないうちにそれが大きくなってしまうこともあります。
今回は恋愛のすれ違いについて考えてみましょう。

① 男性と女性の気持ちの違い

昔からよく言われていることですが、
男性と女性では物ごとに対する考え方が微妙に違うときがあります。

同じドラマを観ていても感動するポイントが違うために、
見終わって感想を言い合っても全く話が
かみ合わないといった経験をした人もいるでしょう。

保育園では男の子が戦いごっこをしている横で、
女の子は静かにおままごとをしていたりします。

もちろん一概に決めつけることはできませんが、
性別により興味に差が出ることは誰でも納得がいくことだと思います。

そういった性別による気持ちの違いは、恋愛になると
2人の感情がすれ違う原因になったりもします。

一方で、男女の違いについて固定観念を持ちすぎている場合も、
それが気持ちのすれ違いにつながったりします。

「この人は女の人だから、きっとこれが好きに違いない」と決めつけて、
いろいろなセッティングをしてしまったり、
相手の感情の揺れ動きの理由を思い込みで決めつけてしまったりしていませんか?

もしかしたら相手は、本当は違うことを感じたりしているかもしれません。
考えすぎると混乱してしまいそうですが、
埋められない違いがあるからこそ考え続けなくてはいけない問題なのかもしれません。

② 相手を心底ぶれずに愛すること

恋愛で気持ちのすれ違いをなくすには、どうすればよいでしょうか?
それは恋愛の永遠の課題のひとつかもしれませんが、
その方法のひとつに「相手を心底愛する」ということがあります。

「心底愛する」とは、“無償の愛情”とも言い換えることができるでしょう。
相手が自分のことを愛しているかどうかよりも、
自分自身が相手のことを愛しているかどうかだけが大切だという考え方です。

無償の愛情が何なのかはわかりくいですが、例えば親から子どもへの愛情も
“無償の愛情”のひとつです。

親は子どもが自分のことを愛しているかどうかは気にすることなく、
子どもに愛情をそそぎます。

子どもがいたずらをしても、大きくなって少しくらいの暴言をはいたとしても、
それが原因で子どものことを嫌いになることはありません。

もちろん恋愛関係は親子関係とは違いますから、その人と出会った瞬間に、
いきなり無償の愛情をもつことは難しいと思います。

しかし、相手の内面を深く知っていくにつれて、
その人自身に興味がわいてくると思います。

得意なところや不得意なところの両方を知っていき、
それに照らし合わせて自分の長所や短所も確認していきます。

そうすることで、「相手も自分も完璧ではないのだ」と気付くことができます。
恋愛も初めのうちは相手が完璧に見えてしまうものですが、
実際にはそうではないことがほとんどです。

本当の相手を知ることが、その人を心底愛するためのステップとなります。
もちろん、本当に相手を心底愛することができるかどうかは、
相手次第なところもあるでしょう。

しかし本当にその人を心底愛することができたら、
少しのすれ違いなどは気にならなくなります。

③ 見返りを求めない愛情

「自分はこれだけ良いことをしたのだから、
相手も同じように自分に何かしてくれる」と思うのは、
あまり良いことではないかもしれません。

見返りを求めるのは人間の本能的な部分であるかもしれませんが、
愛情を強制することは本来誰にもできないことなのです。

もちろん、恋人の誕生日を盛大にお祝いしてあげたとしたら、
自分の誕生日にもきっと何かをしてもらえると思うのは悪いことではありません。

それはマナーの面からしても当然ですから、何かをいただいたら
その人ができる限りのお返しをすることはとても大切なことです。

物ではなく”気持ちの見返り“を求めるようになってしまうと、
その関係は息苦しいものに変化してしまいます。

自分が持っている愛情と同じだけの愛情を相手にも持つことを強制してしまうようになり、
それが無いと満たされなくなってしまいます。

愛情の強さや形は人により異なります。
気持ちが落ち着いているときは他者への愛情も強く持つことができますが、
仕事で疲れ果てているときなどはそういうわけにもいきません。

愛情には環境に左右されて起こる、波があるのです。
そしてそれは、例え恋人同士であっても同じタイミングで波が起こるわけではありません。

相手に見返りを求めるよりも、相手が今置かれている状況を
親身になって考えてあげることのほうが、
いい恋愛関係を築くためには大切なことでしょう。

④ 心のふれあいを大切にする

恋愛で気持ちのすれ違いを防ぐには、何よりも心のふれあいが大切です。
心のふれあいという言葉は知っていても、それを実行できる人は少ないでしょう。

長い間付き合いがある友達でも、心の内を見せるのは時に勇気がいることがあります。
大人になればなるほど、心を隠して生きるほうがいいと思うことも多くなりますから、
恋愛の場面でいきなり「心をふれあわせる」なんてことは
難しいと感じる人も多いのではないでしょうか。

しかし、それほど気持ちを構えることはありません。
心をふれあわせるには、まずあなたの心を見せることから始めてみてください。

美味しいものを食べたときは素直にそれを口にして、
きれいな景色を見ることができたときは感動を表情に出してみましょう。

そうすればあなたの隣にいる人は、あなたの心の中をはっきりと見ることが出来ます。
心というものは目に見えないものですが、それを表現する方法はたくさんあります。

あなたが心を素直に見せるようになれば、
相手も安心して心を見せてくれるようになっていきます。

時間をかけて信頼関係を築いていけば、
心のふれあいが生まれていくでしょう。

⑤ すれ違いはあって当然と考える

恋愛のすれ違いをどう解消していくかを書いてきましたが、
心のすれ違いはあって当然なのです。

きょうだいや家族などでも分かり合えないことがあるのに、
もともとは他人同士である恋人と完全に分かり合うことは
不可能に近いことかもしれません。

「心のすれ違いはあって当然」と割り切って、
その上で相手を理解しようとする努力をコツコツと
続けていくことが大切ではないでしょうか。

仕事でも趣味でも、進歩がないと途中でつまらなくなってしまうものです。
恋愛も同じようなもので、相手のことを、
少しずつ時間をかけて理解していくことで関係が変わることもあります。

それがお互いの成長につながることもありますし、
付き合いが長くなっても新しい発見があると嬉しくなったりします。

それは恋愛を長く続かせるポイントにもなります。

自分と違う考えを持っている人と一緒に過ごすのは、
思ったより難しいと感じることもあります。

しかし、あまり気張らずに少しずつ向き合うことで信頼関係が生まれていきます。
そういうふうに築き上げた関係は、困難な状況になったときに力を発揮してくれます。

けんかをしたり、相手のことがわからなくなって
悩んだりするときはとても苦しいものです。
こんな時は恋愛のすれ違いの特徴といえます。

しかしそれから目をそらさないで向き合うことで、
それが後々の良い関係につながっていくでしょう。