つらく苦しい恋愛から立ち直る為の3つの打開策


                                               


つらく苦しい恋愛から立ち直る為の3つの打開策

「すごく辛い、苦しい」「どうしたらこの気持ちがなくなるのか」
恋愛をしているとそう思うこともあるでしょう。

苦しい気持ちが増幅すればするほど、考え方もマイナスになり、自分で抜け出す
ことが難しくなってしまうことも。

もし気持ちを軽くする方法があったらどんなに楽か……。そう思ったことはありませんか?

今回、「なぜ恋愛を苦しいと感じるのか」また、「みんなどうやって乗り切っているのか」
その為の方法をを詳しく見てみましょう。

① 好きという気持ちが多くなると苦しい

人を「好き」になるというのは、とても素晴らしいことです。

ご飯を食べているときも仕事をしているときも、ついつい相手のことを考えてしまう……。
恋の特徴でもあるでしょう。

ただその「好き」という気持ちが多くなればなるほど「苦しい」と感じること
も多くなってきます。

ではなぜ苦しいと感じてしまうのでしょうか。
それは「自分が相手を想う、好き」という気持ちが「相手に伝わっていない」
もしくは、「相手の熱量とは違う」とどこかで感じてしまうからです。

要は不安になってしまうのです。気持ちは人の心なので、大きさや重さをはかることは
到底できません。

出来ないからこそ、ものさしが存在しなく、不安を掻き立てることにもなってしまうのです。

「自分ばかり相手のことを考えている気がする」
「相手の気持ちがわからない」
苦しい気持ちを持っているのと同時に、そう思ってはいませんか?

こう思ってしまうと、なかなか自分で気持ちの切り替えをするのは難しくなってしまいます。

ではみんなどうやって対処しているのでしょうか。

28歳事務業2年目の男性

付き合って半年ほど経つ彼女と、仕事が忙しく会える時間が少なくなってきた頃、
彼は今までは思ったことのない”苦しさ”を体験しました。

毎日連絡を取り、近状報告もし、2週間に一度は会う時間をつくり……。

会えた時には嬉しく楽しむものの、ひとりになると苦しい気持ちになっていきました。

その気持ちを打開したく、彼は色々なことにチャレンジしたそうです。
・会えない時間を趣味に打ち込む
・仕事に打ち込んでみる
・用事をたくさん作る
こうして日々の予定を詰めれるだけ詰めていったそうです。

すると、彼女に対しての連絡の内容も徐々に変わっていきました。
「今日も仕事疲れたー」という変化のない日常の報告から、
「今日は○○してきた!」
「○○へ行ってきて楽しかったから今度一緒に行ってみよう!」
などというものに自然と変わったそうです。

その楽しさ・充実した感じが伝わったのか、彼女も彼に対して「いつ空いてる?」
「○○に行きたいなー」などと誘ってきてくれる回数が増えたそうです。

彼の気持ちの安定はすぐに訪れたものではなかったといいます。
他のことをしていても彼女を想い、考えるたびに苦しくなっていました。

ですが、時間を持て余すことがないように予定を入れたことによって、「苦しい」
という気持ちまで辿り着く時間を与えずに日々を過ごせたのだとか。

そしてなにより、色々なことをすることで、前向きな気持ちに自然となれたそうです。

決して、彼の彼女へ対する気持ちが少なくなったわけではありません。

今回の彼の場合、結果論としては「良かった」と一言で終わってしまいますが、
そこへいくまでの気持ちの変化を自分で処理していくのは大変なことだったと思います。

恋愛で「苦しい」気持ちを持っていて良いことはありません。
それを彼女へぶつけるわけにもいかないのですから。

自分から変わろうとしたからこそ、彼女もそんな明るい彼に改めて魅かれたのでしょう。

② 自分のほうを向いてくれないと苦しい

これは①でもお伝えしたように、「自分が相手を想う気持ち」と同等のものが
得られていないと感じた場合に苦しいと思ってしまうことです。

先程の男性のように色々なことへ目を向けてみることも重要ですが、この場合
大きく違うのは明らかに
「自分の気持ち」と「相手の気持ち」を較べてしまっていることです。

そもそも、「気持ち」というのは先程も言ったように大きさをはかれるもの
ではありません。ですから不安になり、苦しくなってしまう気持ちもわかります。

ただ大きな前提として同じ「気持ち」であっても表し方・示し方・伝え方は
それぞれ異なるということをきちんと理解していなくてはいけません。

例えば、
「自分は相手のことをこんなにも想っている」という気持ちの表れが、
「約束はしていないけれども休日の予定を空けておく」という行動につながったとします。

すると相手が休日の予定を入れてしまった場合、
「自分のほうを向いてくれていない」
「自分の気持ちと相手の気持ち(の大きさ・重さ)が違う」
という苦しさになってしまいます。

考えてみてください。「約束していないのだから、きっと予定があるのだろう」
彼女はこう考えたかもしれません。

すると、「相手のことを思って」予定を空けたあなたと、「相手のことを思って」
予定を入れた彼女、どちらも相手のことを想っていませんか?

彼女がどう考えているのか、どういうものさしなのか、どういう価値観なのか、
これは容易にわかるものではありません。

少し厳しくいうようですが、「自分のほうを向いてくれないと苦しい」
という気持ちは自分だけの気持ちです。自分のことしか考えていない気持ちです。

自分主観の気持ちになってしまっているのがわかりますか?

自分には自分の考え方があるように、相手には相手の考え方があります。
自分のものさしで相手の気持ちをはかることは決してあってはいけません。

逆に、相手のものさしではかられた気持ちの大きさを、あなたに押し付けられたら
どうでしょうか。

「あなたは私の方を向いてくれていない!」そう言われたら悲しくないでしょうか。

こういった苦しさをもし感じてしまったなら、「自分と相手の考え方は違うのだ」
という再認識をする必要があります。

それでももし、どう考えても不安になってしまって自分の方を向いてくれていない
いう苦しさを感じてしまって拭えないのなら、正直にそのことを伝えてみましょう。

好きな相手の事なら、きっと安心させてくれるでしょう。

③ 自分のことを好きかどうかわからない

ふとしたことで相手の気持ちがわからなくなって不安にかられ、苦しくなって
しまう経験を持つ人
は多いでしょう。

32歳、保険営業の男性

そんな不安な衝動をおさえながら、結婚を前提として彼女と付き合って
いましたが、ある日その感情が爆発してしまったそうです。

彼女とは4年の付き合い、同棲はしていないものの互いの家に行き来することも
多く、また合鍵ももらっていたそうです。

ですが、その合鍵を返してほしいとある日突然言われたそうです。

その理由をもちろん聞きましたが、「鍵を変えるから」というあまり納得のいく
答えではなかったそうです。

それでも彼はそれ以上追及することなく彼女に合鍵を返しました。

それから1か月、彼女と会う日は外か彼の家でしたが、特別彼女に変わった
様子もなく何も聞かずに過ぎていきました。

半年が経つ頃、彼女の仕事が忙しくなり会えない日が続きました。

10日、2週間、と時間が過ぎその間嫌な想像をしては打ち消して、の日々だったそうです。

ですがそんな生活が2か月続いて久々に彼女と会えた日、とうとう感情が爆発して
しまったそうです。

「彼女の気持ちがわからない」
「別れるつもりなのか」
「自分のことを好きかどうかわからない」こういった言葉を次々と発してしまったのです。

彼の中で合鍵を返すことへの不安感、そのあとの日常の変化が苦しい気持ちを
増幅させてしまったのでしょう。

彼女はその言葉を聞いて驚き、そして悲しい顔をしました。

そんな彼女から出た言葉は意外なものでした。
「仕事を変えるつもりで準備していてその資料を見られたくなかったから合鍵を返してもらった」と。

転職する気なのは何度か聞いていたことでしたが、すっかり忘れてしまっていたそうです。

彼女の会社の体制で変わったことが色々とあったようで、転勤が多くなりそうだからとその前に転職を考えていたようでした。

そんなことも知らずに、伝えてもらっていたことも忘れ、彼女を責めてしまったことを凄く反省したそうです。

その後気持ちを伝え、状況を把握し、互いに分かり合えたことでまた交際が順調に
再開したそうです。相手が何を考えているのか、想像しても想像するに及ばないことはたくさんあります。

現に彼も彼女から転職話を何度か聞いていたのにも関わらず、自分の気持ちに
いっぱいいっぱいで忘れてしまったほどだったのですから。

彼が気持ちを伝えたことは正解でしょう。自分の気持ちを相手に伝えることで
相手の気持ちも相手の口から伝えてもらえるからです。

伝え方には問題がありましたが、伝えること自体は間違っていなかったでしょう。
自分の好きな気持ちの出し方と、相手の好きな気持ちの出し方は違います。

彼女も彼に心配かけたくないという、相手を想う気持ちがあったからこそ、
内緒にして事を進めようとしたのですから。

自分のことを好きかどうかわからない、そんな苦しさを感じてしまったら、
まずは主観ではなく相手の立場になって考えてみましょう。

それでもわからなければ相手に聞いてみるのも良いでしょう。
早とちりして相手を責めるのはお門違いです。きちんと相手のことも考えながら
行動していくべきでしょう。

「恋愛が苦しい」と感じてしまうのには様々な理由がありますが、
”苦しい”というのは主観であり、そう思う原因は自分の気持ちにあります。

ただそう思うきっかけはもしかしたら相手にあるかもしれません。

だからこそ、そのきっかけを伝え相手の口から直接聞く、そして苦しさを取り除くのが一番です。

苦しいという気持ちのままいることはすごく辛いことでしょう。

辛い状況が続けば自分から打開していくのは難しいのです。
相手に素直に手を借りるのも一つの手だと思います。

恋愛は素晴らしいものです。その素晴らしいものを苦しいという気持ちで支配されて
しまうのは勿体ないことです。

自分の主観だけではなく、状況をもう一度整理しながら落ち着いて考えてみてください。

今までと違う考え方をするだけで、恋愛が苦しいという状況から打開できることも
多くあります。
苦しい気持ちが少しでもあれば、ぜひ試してみてください。