失恋の乗り越え方 失恋が糧となる為の7つの階段


                                               


失恋の乗り越え方 失恋が糧となる為の7つの階段

身体的・精神的に大きなダメージを与える失恋。
辛い、苦しい、何に対してもやる気が起きない、
自分で自分の気持ちのコントロールをすることが難しくなるでしょう。

さらに、失恋がその後の人生を
大きく変えることにもなるかもしれません。

それだけ影響力のある失恋、
みんな「失恋を乗り越えて……。」と言いますが、
どうやって乗り越えているのでしょうか?

自分は今何をしたら良いのか、
それすら見失ってしまっている人も多いのでは。

みんながどうやって乗り越えてきたのか、
今どうすれば良いのか、失恋した時の
乗り越え方を少しお話したいと思います。

これから前を向いて歩きだす
きっかけになってくれれば嬉しいとおもいます。

 

① 失恋をしっかりと見つめる

「失恋したのはもうこの辛い気持ちで十分わかっている」
そう思う人も多いかもしれません。

ですが、「失恋としっかりと向き合う」ということは、
実は簡単なことではないのです。

脳の防衛反応のひとつとして、
「自分が傷つかないように」事実を都合よく
湾曲して思い込んだり、つい人に対して
嘘をついてしまったりすることがあります。

私が聞いた、実際にあった話を例題として出していきましょう。

相手が浮気をして失恋した場合。

「私に非はない、浮気をした相手が悪い」と思い込む。
ですが、本当にそうでしょうか?

浮気をした相手が悪い、
これは事実でしょう。私もそう思います。

ですが、浮気をするきっかけを
自分が与えることはなかったのでしょうか?

束縛が激しかったり、相手を思い遣ることが
出来なかったり、そういうことはなかったでしょうか?

自分に一つも要因がなかったと言い切れるでしょうか?

もう一つの例は

失恋した、ということが恥ずかしくて
つい「自分から振った」と周りにいってしまった。

こういった経験は多くあると思います。

では、今例として挙げた2つの話ですが、
これらの人たちを「客観的」に見てください。

「失恋に対してしっかりと向き合う」
ということが出来ていると思いますか?

相手のせいにしてしまう、つい見栄を張って嘘を言ってしまう、
これらは理解できないものではありません。
しかし、失恋を乗り越える為には受け入れなくてはなりません。

そして、今読んでいるあなたにも、経験があるかもしれません。
ですが、これらは失恋に対して向き合っているとは到底言えません。

もう一度考えてみてください。本当に受け止められていますか?

失恋に対して素直に自分の気持ちを
向けてみつめることは出来ていますか?

受け止められていないかも……。そう思う人も多いかもしれません。

 

② 現在の状況を冷静に見る

まずは、「現在の状況」を冷静に見てみましょう。
とは言ってもこれは凄く難しいことです。

ではこんな方法はどうでしょうか?
「自分の境遇を他人と置き換えて、客観視してみる」ことです。

友人の話を聞くように、
映画を観ているかのように、
小説を読んでいるかのように、
自分が想像しやすい場面で良いです。

友人の失恋話を聞いていると、励ます気持ちも勿論ありますが、
本心で友人に意見・アドバイスをすることがあると思います。

自分の失恋の体験談を誰かに置き換えて、自分でそれをやってみるのです。

すると、今までは自分主体の感情で
「辛い」「悲しい」というものだったのが、
「そんな人と別れて良かった」
「もっと良い人がいる」
「ここをこうしたら良かったのかもしれない」と、
まるでアドバイスをするように意見が出てくると思います。

自分自身を客観視することによって、
自分が置かれている状況を
自分の感情抜きにして考えることができると思います。

この「自分の感情を抜きに」というところがとても重要なのです。
自分の感情が入るとどうしても「冷静に」見つめることは出来ません。

自分の感情だけに支配され、
冷静に判断することなんて到底無理でしょう。

ですが、
それを切り離して考えることは出来るのです。
失恋を乗り越えるためには
他人に置き換えて、現在の状況を把握してみましょう。

 

③ この先自分がどうしたいかを考える

するとどうでしょうか?
自分の感情ではなく、違う方面から見る
違う意見も出てきたのではないでしょうか?

先程の話でいうところの
・そんな人と別れて良かった
・もっと良い人がいる
・ここをこうしたら良かったのかもしれない
というところです。

実はこれらの意見こそが「失恋をしっかりと見つける為に
現在の状況を冷静に見た結果」、なのです。

この意見をもとにしてはじめて、
「この先自分がどうしたいかを考える」
ということが出来るのです。

なぜなら、冷静に現在の状況を見ずに先を考えてしまうと
失恋=辛い、という感情が表立っているので

「よりを戻したい」
「相手と話をしたい」
「何もできない(気力がわかない)」など、
先をみるどころか立ち止まってしまう
気持ちしか出てこないのです。

この気持ちもとてもわかります。
わかりますが、それをしてどうなりますか?

失恋を乗り越える気がありますか?ということです。

冷静に現実の状況を把握した上で、
この先どうしたいかを考える必要があります。

どうしたいのか、に関しては様々な意見があるでしょう。

ただここで自分が出来るのは
「失恋を乗り越える為にこの先どうしたいのかを考える」ということです。

ここまで出来てきたのなら、
おのずと答えがでるのではないでしょうか?

 

④ 終わった恋に追いすがらない

自分がどうしたいのか、前に進む気持ちを持てたのなら、
終わった恋は一切必要ありません

よく「失恋が糧となって」と言いますが、
それは次の恋ができて、完全に前に進めた人が言う言葉です。

失恋して前を向いた段階で終わった恋について
考えても引き戻される気持ちが強くなるだけです。

よく考えてみてください。

友人が失恋を乗り越えて、前を向けたから応援してあげなきゃ!と思っていたら、
まだ失恋した時の話をしている……。

あなたはどう友人に声をかけますか?
「終わったことは気にしないで!」と声をかけませんか?

私は職場の同僚がそう言っていた時、
「まだ失恋を引きずっているように聞こえる!
未練がましい!」と厳しい声をかけてしまいました。

もちろん、責める気はありません。
ですが、せっかく前を向いた気持ちを
終わった恋に引きずられてほしくなかったのです。

先輩として、ではなく、
自分も失恋を体験したひとりとして、声をかけたつもりでした。

それからは同僚は失恋した相手とのことを私に話さなくなりました。

今聞いてみるとその時は
「この人に話してはいけないのだ」と思ったそうです。

ですが口に出さないことで次第に、
自然と自分も追いすがることがなくなった、と言っていました。

今は、その時の失恋話をすることあります。

ですがそれは次の恋ができて、
完全に前に進め、「失恋が糧となった」からです。

こう言えるようになりたくありませんか?

 

⑤ 縁がある人とはダメにならない

それでも、終わった恋に
追いすがってしまいそう……という人、いると思います。

そんな方へ、厳しい言葉ですが言います。
「縁がある人とはダメになりません」

そう、縁がある人とはダメにならないのです。

失恋を経験すると
自分が悲劇のヒロインになった気がして、
それこそドラマや漫画のように
「ここから復縁があったりするのかも」
なんて淡い期待を持ってしまったり……。

ですがあえて言います、ありえません!!

とは言っても復縁した人多いし、結婚した人もいる!
そう思うこともあるでしょう。

ですが縁がある人ならば、
その時期になったら自然と復縁できます。
それが「縁」なのです。

つまり、今ないのなら少なくても
「今は縁がない」ということなのです。

この言葉は、なかなか受け止めきれません。

「でも」「だって」と否定をし、
この言葉に対して拒否反応を起こすのです。
現実逃避をするとも言えるでしょう。

ですからこの言葉の意味は失恋してから時間が経って
痛感できるものかもしれません。

ただ、だからといって追いすがりたい気持ちのままでは、
前を向くことはできません。

納得できない、理解できない、
としても一旦切り離して考えていきましょう。

 

⑥ 恋愛で空いた時間を自分の成長に使う

前を向くことができてくると、
今まで自分の気持ちの大半を占めていた
「失恋による感情」の部分に空白ができます。

そして気持ちの面だけではなく
現実にも「恋愛」にあてていた
多くの時間が空くことになると思います。

この空白はぜひ、自分の成長に使ってください。

とはいっても何をすれば良いのか……。なんでも良いのです。

「自分の成長の為に!」
と思ってしまうとうまくいかないかもしれません。

何をすれば良いのか悩んでしまって
行動にうつしにくくなってしまうからです。

ですから自分の成長、と思わずに、
やりたいこと、興味が出そうなこと、なんでも良いのです。

それでも思いつかなかったら、
とりあえず目の前にあることからでも良いのです。

仕事でも、習い事でも、なんなら部屋の掃除でも、
とにかく行動してみるのです。

行動することによって、
自然とそちらに意識が持っていかれ、
段々と空いた時間を他のことで埋めることができてくるでしょう。

そうやって徐々に、自分自身を訓練していくのです。
不思議と「次はこうしてみよう」と前向きな気持ちも生まれるはず。

そうしたら素直にそれをやってみると、
結果として「自分の成長につながる」ことにもなると思います。
失恋を乗り越えるということはそういうことなのです。

 

⑦今からは 前を向く

こういった気持ちを持ててくれば、
あとは自然に身を任せれば良いのです。

「前を向こう」と意識してするのではなく、
自然と、気持ちが、体が、前を向いてくれます。

ここまでくればもう大丈夫です。
完全に失恋を乗り越えています。
そして、失恋にがんじがらめになっていた気持ちが
少しずつほぐれていくのを体感できると思います。

失恋が決して悪いとは思いません。もちろん、辛い経験ですし、
人によっては忘れたい過去となるかもしれません。

ですが失恋から立ち直って前を向けた人、
失恋を糧にして生きていけている人は、とても強くなれるのです。

だから失恋をすることは悪くないと思います。
失恋をした後、自分がどうなれるのか、
失恋を乗り越えられるのか乗り越えられないのか、
前を向けるのか向けないのかは自分次第なのです。

まずはやってみること、これが大事です。
辛い気持ちに支配されず、一呼吸置いて考えてみてください。

一度踏み出せたら、
あとはもう乗り越える為の階段をただひたすら上がるだけです。

あなたの周りにいる、輝いている人、尊敬している人だって
きっと失恋を経験しているはずです。

そう思ったらあなたもこの失恋を乗り越えて、
輝いている人・尊敬される人になりたいと思いませんか。
なれるはずです。

そうなりたいという気持ちを持って、
失恋を乗り越えるためにまずは前に一歩、踏み出してみませんか?