お見合い後のデートを進展させる為の5つの秘訣
今回はある男性の切実な悩みから始まりました。
33歳、銀行関係に勤めている彼は出会いがないことから数年前、
お見合いを始めました。
忙しい合間をぬってのお見合いを幾度となく重ねてきたものの、念願の結婚へは
結びつがず……。
かといって彼にお見合い相手がいないわけではないですし、お見合いからデートへ
進展しないわけではありません。
彼の話を聞いていたら、お見合いをしている人がデートに進展して、でもそのあとが
つながらない……。と同じ悩みを持っている人はたくさんいるのではないかと思いました。
それくらい、「どの人でも当てはまりそう」なことだったからです。
結論から言ってしまえば、彼はお見合いからデートへ、そして次へとなぜ進展しないのか、
その理由・原因を探り今では解決し、お見合いからデートへ、そして結婚を前提として
お付き合いをしている人がいるそうです。
では彼はどうやって解決したのでしょうか。
それはお見合いからデートへの進展において「何でつまずいているのか」をしっかりと
考えたからです。
きっと同じ悩みを抱えている人にもあてはるのではないでしょうか。ではその
「何で」というのを具体的に出していきましょう。
あなたもそれができれば、彼のように「次へつながるお見合い」ができるかも
しれません。
①初めてのお見合いは成功
彼の場合、お見合いの最初からつまずいていたわけではありませんでした。
なんなら「お見合い自体」は成功していた方が多かったのです。
ふたりきりの初めてのお見合いでも、仲介人さんがいるお見合いでも、
スタートはいつも良いのです。
ですから次のデートにもっていくのは、彼の場合なんなくクリアしていたのです。
とするならば、「初回」のお見合いに問題があるようには思えない、と考えた彼は
次のデートでの原因を探ることにしました。
②2回目が盛り上がらない
彼の原因はすぐに見つかりました。なぜならば「2回目のデート」になんらかしら
問題があると思ったからです。
というのも、彼自身で気づけたというよりは2回目以降のデートというのが極端に
少なくなっていることから導き出した答えでした。
正直彼としては1度目のお見合いとなんら変わらず2回目のデートも過ごすようで、
その何がいけないかわからなかったそうです。
考えてもわからなかったため、友人に聞くことにしたそうです。その友人とは同い年で
すでに結婚している、大学生の時の同級生の女性でした。
彼女にお見合いの初回から2回目のデートの話をしていると一言、
「変化のないデートだね」と言われたそうです。
彼は一回目お見合い場(ホテルやお見合い会場)で盛り上がったことをいいことに、
デートでもおしゃれなカフェでのんびり~としただけだったのです。
いや、決してカフェがいけないのではないでしょう。まさかのカフェ「だけ」の
デートだったのです。
それでも「話が盛り上がったから」とデートが成功だと思っていたのです。
相手の女性からすれば「話も盛り上がったしそろそろどこかへ……。」なんて考えて
いたでしょうに、彼が「じゃ!」なんて帰ったらそりゃ次のデートもしたくなく
なるでしょう。
1回目が成功したからといって「変化のないデート」では相手もつまらないでしょうし、
何より2回目の本来の盛り上がりができるわけもありません。
彼は友人に言われて初めて「同じじゃダメなのだ」と思ったそうです。彼の言い分と
しては「1回目楽しかったことをすれば楽しいはずだ」とのことで
その気持ちもわからなくないですが、楽しかったからこそ2回目のデートはどんな
ワクワクが待っているだろう、と期待してしまいます。
③どちらかが積極的になると進展する
そしてもうひとつ、彼がデートの先から大きく進展しない理由がありました。
それは「進展するためにはどちらかが積極的になればよい」と思っていたことです。
え、そうじゃないの?そう思った人もいるかもしれません。
確かに「進展する」というのはどちらかが積極的になればいいのですが、
「どちらかが」と相手任せの気持ちをもっていては、いつまでたっても
進展はしないのです。
相手とどうにかなりたいのなら、自分が積極的にならなければいけません。
「相手を待つ」というスタンスではダメなのです。
もちろん、時によって待つというのも大切であり、必要なことです。
ですが最初から「相手ありき」で考えていてはダメなのです。
要は「心構え」が大切だといえるでしょう。
自分がお見合いを選び、相手を選び、相手と楽しい時間を過ごして、相手と進展したいと
思ったのであれば、それこそ「自分から進展させなければ」そのまま終わって
しまうでしょう。
驚くことに彼は一度も自分から積極的に動くということはなく、楽しかったから
次の約束をし、また楽しかったから次も誘い、と「形式的なもの」のように動いて
いたのです。
もし彼が自分から積極的に動いていたら、いくつかのお見合いはもっと進展して
いたかもしれません。彼の意識が変わればこれから変えていくことができそうです。
④進展させないと結婚までいかない
彼は積極的になったほうが良い、という話に対して「ガツガツしてそうに
思われるのがすごい嫌だ」と言っていました。
筆者からすれば「???」です。だってお見合いに参加している時点で出会いを
求めているわけですし、「結婚したいです」という当初の紹介はなんだったの?と
思うからです。
相手の都合も聞かずに「次は?いつ空いてる?私はここがいいんだけど!」なんて
押し付けるのはこれはガツガツでしょうし、積極的ともいえますが、相手のことを
全く考えていない自分都合だといえるでしょう。
積極的であることに嫌悪感を覚える人は実はそんなにはいないのではないでしょうか。
(自己都合の方以外で、です)
そもそも進展させないと「結婚までいかない」というところを認識しなければいけません。
何のためのお見合いなのか、それは「良い結婚ができるように」相手を探しているのです。
であればがっついてもいいじゃないですか、何もせずにその出会いが終わってしまう
くらいなら積極的に進展させるべきです。
⑤進展させるために決断する
彼にその話をすると、「決断しなくてはいけないですね」と言っていました。
決断であり、「覚悟」でもあると思います。
ただそれは「自分の明るい未来のため」なのです。なんら我慢するものでも
ありませんし、気負いすることはありません。ただ少しの覚悟をもって勇気を
もてばいいのです。
冒頭にもあったように、彼には今結婚を前提にお付き合いしている人がいます。
彼にこの話をしてから7ヶ月後のことでした。
彼曰く、「すぐに実践するのは難しかったけれど少しずつ意識を変えていった」
そうです。
先ほど「覚悟をもって」なんて言いましたが、本来お見合いももっと楽しんで
良いと筆者は思っています。恋愛と同じなのですから。
デートへ進展したらうれしくなりますし、デートで失敗したら落ち込みますし、
そうしてふたりの時間を過ごしながら信頼を築いたりしていくのではないのでしょうか。
彼は「自分の意識」を変えたことで、お見合いが「進展する」ようになりました。
進展するもしないも自分次第なところもあるのでしょう。
さて、あなたは進展するお見合いしたくないですか?
彼のように少し自分と向き合ってみる時間をとるのも悪くないかも