結婚したい年齢51、52、53歳多種多様な結婚の形
51、52、53歳の年齢で結婚したいと考えた時、年齢的に結婚が難しいと感じるかもしれません。
しかし、生涯を生きる時間が長くなったといわれる今では、51、52、53歳で新たな生活をパートナーと歩むという選択もあるのです。
50代以上は総じてシニア婚という
51、52、53歳での結婚はシニア婚と言われます。
シニア婚には、婚姻届けを出さない事実婚や、住まいを変えることなくお互いの家を行き来する通い婚など多種多様です。
もちろん婚姻届けを出して戸籍上の夫婦となる場合もありますが、シニア婚ではパートナーとなる相手とどういう関係を求めるかによって様々なあり方があると分かっておきましょう。
この多種多様な結婚の形があることによって、いままで培ってきた自分の生活リズムや生き方、長年慣れ親しんできた住まいや人間関係などを壊さずにパートナーを得る
ことができるのです。
再婚は子供の了解が幸せの鍵
パートナーと様々な理由で別れてしまって、51、52、53歳でもう一度結婚をしたいと考えることもあるでしょう。
これからの人生を考えると、ともに生活できるパートナーがいるのは心強いですから。
しかし51、52、53歳の年齢で再婚をする上での注意点もあります。それはあなたの子どもが、再婚に対して理解を示すかどうかです。
51、52、53歳になったあなたの子どもでしたら、もう自立して家族を持っていることもあるでしょう。
あなたの人生はあなたのものですから子どもが口出しできるのにも限界がありますし、あなたが再婚を決意するのならそれ以外の選択肢はないでしょう。
しかし子どもとしては、あなたのパートナーを新しい親と思わないといけないことには、少なからず抵抗があることを理解しておきましょう。
幼い年齢だったり、まだ親の保護のもとで生活をしているような年齢でしたら、新しい親とも同居や長い年月を経ることで距離を縮めることができます。実の親と思えるようになることもあるでしょう。
親のもとを離れて自分で生活をしている年齢の子どもだと、あなたの新しいパートナーを親だと思えるような長い年月もありませんし、顔を合わすのでさえほとんどないでしょう。
そんな中、子どもがあなたの新しいパートナーを親だと思うことは大変難しいといえます。
親だとしてもあなたはあなた、子どもは子どもです。あなたの選んだ新しいパートナーを、子どもに親だと思われなくてもいいという選択もあります。
しかしあなたの子どもに子どもができた時、あなたのパートナーはどういった立ち位置になりますか?
あなたがこの世を去ってしまった時、あなたの遺産はどうしますか?あなたが再婚をすることは、少なからずあなたの子どもにも影響があるのです。
事前にきちんとしておくことで子供の賛成を得ることなど、それを踏まえたうえで再婚を考えましょう。
条件よりも後半の人生をどう生きるか
シニア婚には、多種多様な結婚の形があると申しました。
あなたが51、52、53歳の年齢で結婚したいと感じたのは、パートナーとどういった生活を歩みたいからでしょうか?
- 「子どもも自分の手を離れたので、これからの人生を誰かとゆっくり過ごしたい」
- 「一人で住むのは不安だから、一緒に過ごしてくれる人が欲しい」
- 「この人のことを愛しているのでとにかく結婚したい」
など様々な理由があると思います。
漠然と結婚したいと思うのではなく、まずはあなたの描く結婚生活像をはっきりさせ、その生活像に当てはまるような結婚相手を探さなくてはなりません。
51、52、53歳の年齢で結婚したいなら、早く結婚相手を決めないと時間がないと焦るかもしれませんがそうではないのです。
今までの生活に変化が訪れるのはとても負担になることですから、後半の人生をどう生きるかをちゃんとお互いにすり合わせ、価値観や生き方について時間をかけて確認していかなければならないのです。
多種多様な結婚の形があるシニア婚だからこそ、この手順はとても大切なのです。
財産の問題などの法的問題をクリアすること
51、52、53歳で結婚をする上で考えないといけないのが財産です。
婚姻届けを出して法律上も夫婦になる場合、あなたの財産を子どもだけでなくもちろん結婚相手も受け取る権利があります。
あなたの子どもからすれば「突然出てきた新しい親に財産を分け与えないといけないなんて」と感じるかもしれません。
反対に妻となる女性に、何も得るものがないのであれば結婚の決断ができにくくなるでしょう。結婚相手の行末も心配なのが夫となる男性です。
51、52、53歳で結婚したいと考えているなら、子どもと財産についての話し合いは避けられないでしょう。
また、子どもとの揉め事を避けるために婚姻届けを出さずに事実婚という形をとることもあるでしょう。
その場合、もし一緒に住んでいる家があなたの持ち家ならば、あなたが先に亡くなってしまうと家は相続財産となるのでパートナーは家を追い出されてしまうかもしれません。
そういったことを避けるために遺言書を作ることが必要となってきます。
事実婚であっても、あなたとしては大事なパートナーなので自分の財産を受け取ってほしいと考えることもあるでしょう。
その場合も、あなたの財産の何割はパートナーに渡して、残りは子ども達に渡すなどの細かい遺言がなければなりません。
どういった形の結婚を選ぶかは、あなたとあなたのパートナーで最終的に決めても良いですが、残された人や家族のことまで考えてできるだけの準備をしておきましょう。
それが、長い人生経験を経て結婚したいと考える51、52、53歳に必要なことになるでしょう。
失敗しない相手選びをする
先ほども挙げたように、51、52、53歳の年齢で結婚したいからといって、結婚相手を急いで決める必要はありません。
今までの生活を変えてしまうことはあなたにとっても相手にとっても大きな負担になりますから、自分と相手の生活リズムや生活環境、結婚して後半の人生をどう生きるかを時間をかけてすり合わせないといけないからです。
ですので、急いで結婚相手を決めたりせずに、お互いに納得できる生き方ができると確認してから結婚を決めましょう。
また、あなたに子どもがいるなら、結婚をする前に子どもに会ってもらうのもいいでしょう。
自分の親がこれからの人生をともにする相手なのですから、ちゃんと見極めてくれます。
もしあなたと合わないような人物だと感じれば、きっと的確なアドバイスをくれてあなたの結婚相手探しに協力してくれますし、結婚後も応援してくれることでしょう。
そこは、51、52、53歳の大人だといっても、誰かの協力なくして生きていくことは難しいです。
結婚相手と二人きりで困難に立ち向かうこともできるとは思いますが、他にも協力者がいたほうが困難を乗り越えやすくなります。
結婚したいと考えている51、52、53歳だからこそ、結婚相手選びには時間をかけ、あなたをよく理解してくれている第三者にも結婚相手を見てもらいましょう。それが、失敗しない結婚相手選びです。
51、52、53歳の年齢での結婚には、様々な形があります。これからの人生をともに生きる大事なパートナーです。あなたの理想の生き方ができるよう、焦らず時間をかけて結婚相手を選んでみて
ください。