34.35.36歳のあなた!焦ってる?今結婚したい?
「結婚したいな」そう思ったのは何歳くらいのことでしたか?実は34.35.36歳くらいの30歳半ばになると「結婚したい」「そろそろ結婚しなければ」と思い始めるのだとか。
では、なぜそう思うのか、またどうすればいいのかお伝えします。
30歳半ばは自分の将来を考え始める
男性でも女性でも30代半ばあたりになると、ある程度のキャリアも積み安定が出てくるころなのではないでしょうか。
そんな中ふと周りを見れば結婚して子供が産まれて、お父さん・お母さんをやっている人も。
まわりの状況に目がいくと、「自分の将来は……。」と考えてしまう人が多いようです。
結婚したいと考える34.35.36歳になると大きな決断を迫られる時が多くなってきます。それは結婚だけではありません。
女性であれば出産を考え、年齢的なリスクを考えるようになるでしょう。男性であれば出世、また親の介護のことも話にあがるかもしれません。
また、年齢的に家の購入を考える人もいるはずです。そんな大きな決断を迫られた時、自然と付随して考えるのが「結婚」かもしれません。
出産のことを考えればもちろんパートナーがいる前提ですから結婚を考えるでしょう。
家の購入を考えれば土地・広さなど何を基準にしたらいいのかと思い、結婚するとなればパートナーの希望はどうなのか、家族構成はどうなるのか、やはり結婚を考えることになるでしょう。
そうやって、結婚を考えていたわけではなくても、違う決断をする上で結婚のことを考えざる得ない状況になる人は意外と多くいます。
34歳の女性、エステの仕事をしはじめて14年、ベテランでキャリアもある人のお話です。
彼女も結婚を考えていたわけではありませんでしたが、色々なことの決断をするのに結婚が必要と考えて将来設計をした人のひとりです。
彼女には付き合っている男性がいました。知り合って18年、付き合って2年で、もともとは地元の先輩だったそうです。
地元が一緒、そして昔から知っていたということもあってすぐに結婚をする、という選択肢は当時なく、仕事も忙しかった為そういった話自体も出なかったようです。
ですが、状況が変わる出来事が次々と起こってしまいます。まず、彼のお父さんの具合が悪くなり、余命が宣告されてしまったことに始まります。
彼女も何度か顔をあわせていたので、とても心配し、仕事が休みの日にはお見舞いへ行っていたそうですが、その中で何度か「結婚」の話と「孫が見たい」という話しになったそうです。
子供をつくるとなると、次に出てきた問題は「高齢出産」、このときすでに34歳ですから高齢出産になってしまうのです。
それでも30代後半で産むのと今産むのでは違うのではないか、と考えるようになったそうです。
そして次の問題が、住居について。結婚するとなれば家を探さなければいけません。
お父さんの具合が悪くなってしまったことで、今まで考えていなかった「将来設計」をすぐに考えなければいけなくなってしまいました。
結局彼女はすぐに結婚を決め、まだお父さんが外出できるうちに、と近くで結婚式を執り行い、子供を産む決意をしました。
運よくすぐ妊娠することができ、その間も仕事は続けながら新居探し。お父さんのこともありましたから、最初は彼=ご主人の実家に同居する、という形になったそうです。
ただ残念ながら、第一子誕生直前、お父さんは亡くなってしまったそうですが、それでも結婚、子供、そして将来設計をするきっかけを作ってくれたお父さんには感謝している、と彼女はそういっていました。
もしお父さんのことがなければ、まだ出産どころか結婚もしていなかっただろうということでした。
自分の将来を考えた上で必要になってくるパートナー。結婚から考えるだけではなく、彼女のように環境が結婚を考えさせてくれることもあるのです。
結婚に急激な焦りが出始める年齢
結婚したいと思う34.35.36歳の周りを見ればほとんど結婚し、家族をもち、そんな状況をみると結婚に焦りも出てくるでしょう。
1990年代のアンケート調査で「結婚適齢期はいつだと思いますか」というものがありました。
当時は25~30歳が最も多く、次いで2位は20代前半。34.35.36歳での結婚は「遅い」と考えられていました。
しかし、2010年以降の同アンケート調査では25~30歳という結果が一番多かったのは変わりないものの、次いで2位が30代半ばまでというものでした。
以前よりは30代半ばでの結婚を遅いと考える人は少ないようです。ただ、とはいっても実際気になるのは周りの状況。遅くないと言われても「独身」の人が少なくなればなるほど、焦りがでてきます。
もちろん、周りが結婚したから、と急いで無理やり結婚する必要はありませんし、個人差があって良いものではありますが、周りの結婚を機に自分のことを考える人も非常に多いのが現状。
しかも、女性ばかり焦っているように見られがちですが、結婚したい年齢の34.35.36歳
は、実は男性も焦りを感じる人は多いようです。
焦らず確実に結婚へと進めることができる
そんな焦りからか結婚を急ぐ人も多いようですが、焦りが先行してプロポーズに失敗してしまった、という人もいます。
36歳男性が、付き合って4年になる彼女にプロポーズをした時のお話です。
会社でも独身男性が減り、仕事帰りに飲みに誘っても来てくれる人が少なくなったと感じ始めた頃から、自分の結婚についても考えるようになったそうです。
付き合って4年、結婚の話も何度か出ていたようですがタイミングを逃してしまい今に至ってしまったと。
付き合って5年目に入る時にプロポーズしようと彼は決心しました。彼は「周りも結婚し始めたことだし、そろそろ結婚しようか」彼はそう彼女に伝えたそうです。
しかし、彼女はその言葉に激怒してしまいました。「周りが結婚したから結婚しようと思ったの?」と。結局このことがきっかけで彼女とは別れてしまったそうです。
結婚に焦りが出て、結婚を考えたことは本当ですし、悪いことではありませんが、プロポーズの時に正直に言ってはいけないことだったかもしれません。
特に、女性はプロポーズの時の言葉を気にする人が多いので、もう少し考えて発言するべきだったでしょう。
この彼のように結婚に対する焦りがいきなり出てきたことで結婚することばかり意識がとられ、「確実に」進めるための段取りを行わない場合があります。
結婚は一度きり(と考えてする人が多い)のものです。焦りはわかりますが、その焦りだけではなくきちんと考えて行動することが必要です。
そもそも、焦りだけで結婚を決める必要はありません。36歳男性はそれを身をもって体験しました。
彼が34歳になった頃、付き合って2年になる彼女がいたそうです。一緒にいると楽しく、趣味も合い、食の好みも一緒で、とても相性が良いと感じていたそうです。
そうすると必然と結婚を考えることもあったそうですが、結婚に踏み切れない理由がありました。
それは彼女の「転職癖」でした。34歳という年齢もあり、周りも結婚しはじめ、自分の気持ちは関係なく周りから「結婚は良いものだ」「いつするの?」など常に言われていたそうです。
ですが、彼女の転職癖が気になっていた彼は結婚に踏み出すことができなかったそうです。
それとなく彼女に伝えても彼女は「結婚したら専業主婦になりたいから」と聞く耳を持たず、だったようです。
彼自身も、結婚して養っていけるほどのものはありましたし、仕事は今だけのもの、ひとつの職場で続かないからと言って結婚しないというのもおかしいか、と自問自答していたそうです。
ですが結局、彼は別れてしまいました。仕事が続かない彼女に対して、仕事に向き合う姿勢が気に入らない、なにか怒りのようなものが拭えなかったようです。
周りからは「その年齢で別れたらもう結婚できない」そう言われたこともあったようですが、2年後の36歳になるとき、彼は新たな人と結婚しました。
その時を彼はこう話していました。「当時は仕事が続かないことくらい、と思っていたけれど、結婚に踏み出せないということはやはり自分の中で納得しきれてなかった部分があったと思う。
趣味も合い食の好みも一緒で、相性はよかったかもしれないけれど妥協できる部分ではなかった。
現に結婚した相手は趣味も食の好みも違うけれど、一緒にいてすごく心地が良くて、自分自身無理していない。焦って結婚しなくて良かったと思う。」周りからのプレッシャーと自分への自問自答で、別れてからも本当によかったのか、と思うこともあったそうですが、
結果、確実に結婚へ進めたのですから彼の選択は間違ってなかったのでしょう。
「結婚したい」「そろそろ結婚しなきゃ!」そう思うのは良いのですが、その気持ちばかり先行してしまうと、結婚自体失敗しかねません。
結婚したいと考える34.35.36歳のなら今の自分の状況、また結婚するとどのように生活が変わるのか、ある程度想像してみると良いでしょう。
彼のように、「焦り」が結婚を考えるきっかけにしながらも、きちんと自分で考え導き出した答えを出せると、
自分にあった、自分のタイミングでの結婚が理想の結婚といえるでしょう。