バリバリ働く結婚生活にお勧めしたい二つのこと


                                               


バリバリ働く結婚生活にお勧めしたい二つのこと

 

近年は共働き世帯の増加に伴い、結婚してもバリバリ働いているという方が多いですが、「このままバリバリ働く生活で良いのかしら」と不安になる人もいるようです。

バリバリ働く結婚生活はもはや珍しいものではなく、スタンダードして定着してきています。

そんなバリバリ働く結婚生活にはどんなメリットとデメリットがあるのか見ていきましょう。

今回はバリバリ働く結婚生活の実態についてご紹介します。

①バリバリ働く結婚生活

皆さんは、バリバリ働く結婚生活を送っている人がどのくらいいるかご存知でしょうか。

 

共働き世帯数の推移を見てみると、1990年は823万世帯だったのに対し、2017年は1,188万世帯と増加しています。

 

一方で専業主婦世帯は2017年時点で641万世帯ですので、全世帯のうち6割強が共働き世帯です。

(厚生労働省 平成30年版「厚生労働白書」)

 

更に近年は女性の活躍の場が広がり、積極的に女性を採用し、更には女性を管理職へ登用する企業も増えてきています。

 

かつては結婚すると女性は家庭に入る、というイメージがありましたが、現在では結婚をしてもそれまでと変わらずに正規雇用で働き続ける人の方が多いのです。

 

②家庭のことができない悩み

バリバリ働く結婚生活をしている人が第一に掲げる悩みが、「家庭のことができない」ということです。

 

正社員で勤務していると、1日8時間ほど労働するのが当たり前で、人によっては朝早く出掛け、帰りも残業終わりで終電間際なんていう人もいます。

 

そうなってくると、睡眠時間を除いて家のことに費やせる時間は2時間くらい、というご家庭も多いようです。

 

2時間あればいろいろ出来そうな気もしますが、実際、一日中仕事をしてへとへとに疲れて帰宅すると、夕飯を食べてお風呂に入るだけで精一杯で、家事をする気なんて起こらないものです。

 

夫婦二人で協力して家事ができればベストですが、手が空いている方や家に居る時間が長い方のどちらかに偏ってしまって、家事を担っている方は「1人で家事をするなんてもう限界!」と不満が爆発してしまう夫婦もいます。

 

このようにバリバリ働く結婚生活では、仕事を頑張るあまりにどうしても家事が負担になってしまうというデメリットがあるのです。

 

 

  • 二人でバリバリ

バリバリ働く結婚生活では、なかなか家のことができないということをお伝えしました。

 

夫婦二人ともバリバリ働く家ではその傾向が顕著で、先ほどご紹介したようにどちらかが家事を負担するというご家庭もあります。

 

二人でバリバリ働いている場合は、先に帰った方が夕飯の準備をしたり、朝遅く出る方が洗濯や掃除をしたりと、どうしてもどちらか一方に負荷が掛かってしまうものです。

 

こんな状況では、家に長くいる方が損をしてしまうように感じ、ますますバリバリ働くなんていう人も増えてしまいます。

 

また、二人でバリバリ働く生活を続けていると、「このままバリバリ働き続けてよいものか」と今の生活に不安を感じる人もいるのです。

 

このようにバリバリ働く結婚生活に悩んでいる人に向けて、次項からはバリバリ働く結婚生活のメリットや解決方法を中心にご紹介します。

 

 

④経済的に豊かな生活ができる

ここまでバリバリ働く結婚生活のデメリットばかりをお話ししましたが、バリバリ働く結婚生活の最大の魅力は「経済的に豊か」ということです。

 

バリバリ働くということは、長い時間や期間働き続けるので短時間のときに比べてお給料も多くなりますし、それだけ仕事を頑張っていると昇進や昇給もあり、ますます経済的に豊かになります。

 

経済的に豊かになれば、お金に余裕が出来るので美味しい物を食べることや、自分の欲しい物の購入にお金を費やすことができ、物に満たされた生活を送る事ができるのです。

 

バリバリ働く結婚生活では、経済的に豊かで自分のしたいことや欲しいものにお金を掛けられるということが一番のメリットと言えます。

 

⑤お互いにすれ違いの結婚生活

バリバリ働く結婚生活では、経済的に豊かになるので物に満たされた生活を送ることができますので、ストレスが無く夫婦仲も良好そうな気もします。

 

でも、どんなに物に満たされても夫婦関係に不安を抱く人もいます。

それは、「お互いにすれ違い」が起きてしまうことです。

 

冒頭でもお伝えしたように、共働き世帯の場合はそれぞれが家に滞在する時間が少なく、その中で家のことをしなくてはいけないので、夫婦二人でゆっくり過ごす時間は少なります。

 

勤務時間帯や休日が異なる夫婦の場合は、一週間で顔を合わせるのは数回なんて人もいるようです。

 

そんな夫婦にお勧めしたいことが2つあります。

 

1つ目はコミュニケーションをとることです。

そもそも会う時間が少ないのでハードルが高いと思うかもしれませんが、「おはよう」「お休み」の挨拶を絶対にするとか、実際に顔を合わせられなければSNSで伝えるとか、相手を気に掛ける行動をしてみてください。

 

すれ違いの生活を続けていると、相手に無関心になるという最悪の結果になる場合もあります。

それを避けるためにも、簡単な言葉で結構ですので相手とコミュニケーションをとることを試してみてください。

 

2つ目は感謝の言葉を口にすることです。

バリバリ働く結婚生活では、自分ばかりが頑張っているような気がしてしまう時もありますが、頑張っているのは相手も同じです。

お互いに忙しい中で自分にできることを頑張っていますし、それは夫婦そして家族の幸せのためです。

自分だけが苦労していると思うのではなく、相手のことを気にかけ、どんな些細なことでも相手への感謝を忘れないようにしましょう。

あなたが感謝の気持ちを言えば、相手も「頑張って良かった」「またこの人のために頑張ろう」と思えるはずです。

 

⑥家事はアウトソーシングする生活

バリバリ働く結婚生活でお互いのすれ違いを解決するための方法をご紹介しましたが、それでも冒頭にお伝えした「家庭のことができない」という問題があります。

 

この問題を解決するためには、他人の助けに頼ってみるのはいかがでしょうか。

具体的にいうと、家事代行業者やサービスなどを利用して「家事のアウトソーシング」を実践するのです。

 

バリバリ働く結婚生活を送る人は、仕事をバリバリ頑張っているので、家事も自分の力で頑張ろうとする傾向があります。

でも、仕事も家庭もバリバリやろうとすると体も心も疲れてしまいます。

2つの物事を全力で対応するというのはなかなか難しいものです。

 

そんなときは、どちらかをほどほどにして、難しい時は他人に頼りましょう。

家事代行業者やサービスの人は家事のプロですので、家事のことはプロに任せてしまえば良いのです。

そうすると、心身ともにゆとりができるので、夫婦一緒に過ごす時間も増えて夫婦のすれ違いも少なくなることでしょう。

 

⑦それでも幸せな結婚生活をおくる

ここまでバリバリ働く結婚生活のメリットやデメリットなど、様々なことをお伝えしてきました。

 

「家庭のことができない」「お互いにすれ違う」という悩みを抱え、「このままの生活を続けて良いのか」と考えている人も多いでしょう。

 

そんなふうに悩む人は、仕事も家庭も全力で頑張ろうと努力家の人なのです。

でも、頑張りすぎるといつか疲れてしまう日が来ます。

そうなると、自分にとっても良くないことですし、家族にも迷惑を掛けてしまいます。

 

仕事と家庭の両方を完璧にしようと思うのではなく、手抜きできるところは手を抜き、プロに頼めるところはプロに頼むというように、自分自身が頑張るべきことと他人に頼る事ができることを分けてみましょう。

もちろん他人に頼ることで費用の発生など手間がかかることもあるかもしれませんが、それでも結果的に家族が幸せになれる選択をできるようなバランス感覚が大変重要なのです。

 

バリバリ働く結婚生活は、良い点も悪い点もありますが、何が家族にとって幸せなのか最善の選択ができれば、より一層幸せな結婚生活となることでしょう。