婚活においてやめたほうがいい減点法を徹底解説
婚活で相手がきまらず難航している方は、無意識に減点法で相手を判断していることがあります。
人付き合いにおいて良くない効果を生む減点法について学んでいきましょう。
①減点法で見てしまう理由
相手を減点法で見てしまうという時には理由がある場合とない場合があります。
タイプ別に見ていきましょう。
・理由がある場合
相手に欠点をいくつも見つけてしまった時や、婚活だからこそしっかりと相手の人となりを見なければと考えすぎで減点法で相手を評価してしまうなどが理由となります。
人間は誰しも欠点があり、それはもちろんあなたにも存在するものですが、減点法は出会った瞬間を100点として考えるため、相手の評価値は常に下がり続けます。
その結果、婚活の相手としては不適当であると考えてしまいマッチングができない状態が続いてしまうのです。
婚活に減点法は向いていない物差しとなるため、欠点を見つけても減点とは考えないで、誰でも欠点はあるくらいに思ったほうがよい結果につながります。
・理由がない場合
理由がない場合が最も解決の難しいタイプです。
なぜなら、理由がないのに減点法で相手を推し量るということはそれを常日頃から行っているということだからです。
つまり、常に人と付き合う際には減点法で相手をみているという事になってしまいます。
人付き合いにおいて、減点法はおすすめできない評価の仕方です。
人間の脳は嬉しかった事よりも悲しかった事や怒った事などのネガティブな経験を忘れないようにできているため、減点法で人を見る癖がつくと、誰に対しても嫌な記憶がつきまとうようになってしまいます。
こうなってしまうと、人付き合いは長続きしませんし、婚活の相手と長く付き合うこともできなくなってしまうのです。
どちらのタイプでも重要なのは、減点法で婚活の相手を測らないということです。
人間は出会った瞬間が100点なのではなく、まだ何も知らない状態の0点からはじまります。
0点に良い所やおもしろい話を聞いた時に10点、50点と加点したり、嫌な思いをした時に減点して評価してみると、婚活の相手を冷静な目で見ることができるのです。
②理想を優先すると減点法
誰しも結婚相手には条件を求めます。
婚活をしているなら尚の事ですが、あまりにも理想が高すぎてしまうと自然と減点法で相手を見てしまうことにつながります。
年収が1000万以上、高身長、高学歴、有名企業勤め、他言語に精通しルックスが良く筋肉質で性格も良い男性というようなあまりに条件の素晴らしい相手を探そうと思っても、婚活で全ての条件を満たす男性に出会うことは稀です。
もちろん理想を思い描くことはどのような相手と出会いたいかという目安にもなるため重要なことですが、理想を遵守しすぎるのはよくありません。
どうしても外すことのできない理想というものもあるでしょう。
そういった物は無理に忘れるようにしなくても構いませんが、すべての条件を満たさなければ減点していくという評価はやめるのが無難です。
理想に近い相手が現れたとしても、その相手が生涯その理想を守り続けることは難しく、そうなった時に失っていく理想と現実のギャップは凄まじいものとなります。
高学歴であるとか、高収入であるという理想を考えるよりも、まずは結婚生活を共に送ることのできる相手はどんな人かを思い描いてみてください。
婚活で知り合う相手はあなたと人生を共にするパートナーとなります。
理想の項目をクリアしているから良い相手なのではなく、その人の人となりを見て考えることが大切なのです。
③まわりと比較してしまう自分がいる
一緒にデートをしていても、隣のカップルよりも動きがぎこちないと感じてしまう事があります。
そんな時自然としてしまうのが減点です。
隣の人はバッグを持ってもらっている、ドアを開けてもらっている、など羨ましいポイントは見れば見るほどつきないものです。
比較することは決して悪いことではありませんが、比較する際の考え方に大きな問題が隠れています。
・減点ではなくただ比べるようにする
例えば婚活でマッチングした相手が、隣のマッチングしたカップルよりも背が低いと感じた場合、そこまではそれで構いません。
背が低いということは客観的な事実であり、誰が見てもそうだという情報だからです。
そこからどう感じるか、どう考えるかが比較をしても減点をしない秘訣となります。
それは「羨ましい」と思う気持ちを否定せず受け入れるということです。
自分のパートナーを相手と比較して減点する場合には、必ず相手を羨ましいと思っている時であり、その嫉妬や羨ましいという気持ちが影響して比較したあとに減点をしてしまう状態となります。
羨ましいとかんじることは後ろめたく感じるものですが、これ自体は当たり前のことです。
相手の状態と自分の状態を比較することは状況を把握するために必要なことであり、その際に羨ましいと思うことは正常な状態なのです。
その際に、どう行動するかが重要となります。
「羨ましい」から今の自分の相手を相手と比較し減点していくのではなく、自分にふさわしい相手を得られるように自分を磨いていくかが重要なのです。
このような考え方ができるようになると、自然と羨ましい気持ちが苦ではなくなるため普段の心労も減ります。
④減点法は自分の都合の良い考え
これは必ず頭に入れておいていただきたいことなのですが、減点法は自分の都合をもとにおこなわれているということは忘れないでください。
何を基準に減点しているのかといえば、それは自分の好みや考えが元となっています。
完全に自分の都合でしかないため、相手に押し付けることは理不尽な行動となってしまいます。
ただ、自分の都合で相手を判断することが悪いということではありません。
むしろ、相手を自らの物差しではかることは当たり前の行動であり、自分の価値基準で相手を気にいるかを決められなければ婚活において良い相手と出会うことはできません。
問題となるのは減点法で相手を見るということなのです。
自分の都合で相手を減点し評価をすると、相手の良い所が見えないまま出会いが終わってしまうことが多く、相手からも好感触を持たれにくい原因にもなってしまいます。
減点法をどうしても行いたい時には、必ず自分の都合で相手を審査しているということを忘れないようにしましょう。
⑤減点法は見栄とプライドから
減点法を用いる理由の根底には見栄やプライドが影響していることがあります。
理想が高い人間は自ずとプライドが高い傾向にあるため、相手を見極める目も厳しくなってしまうものです。
減点法は、相手が不足している部分を発見した時に行う評価の方法ですが、プライドが高ければ自然と減点して相手の立ち居振る舞いを判断してしまうということがあります。
能力の高い人間であればあるほど、相手に求めるものは苛烈になります。
自分ができるのだから他人もできて当然という考えでいれば、減点法で婚活の相手を選んでしまうことになってしまうのです。
減点をする前に、相手の嫌な部分の反対の面を見て見るようにしましょう。
このような見方ができると減点をしながら加点も可能になるため、相手のことをより冷静な目で見ることができるようになるのです。
⑥悪いところを見る目とは?
減点法では相手の悪い部分を見ることが多くなります。
例えば、会食中のマナー違反であったり、相手の所作が気にかかり減点していってしまうなど、細かな部分でも相手の悪い部分が目につくようになってしまうのです。
一度気になってしまった癖や行動はそれ以後も気になり続けてしまうため、相手への好感であったり行動への良い印象がなければ悪い印象は塗り替えることはできなくなります。
こうなってしまうと、減点は残ったままとなってしまい、結婚相手としてはふさわしくないと別れてしまうことへとつながるのです。
人間には良い部分も悪い部分も存在します。
完璧な性格の者は存在せず、長所は必ず短所になり得ます。
このことを忘れずに、短所を婚活中に発見した場合は、減点してしまうのではなく他の部分も見るようにしましょう。
そうすると、自然と相手の嫌な一部分だけではなくそこも含めた全体像が見えるようになります。
⑦良い所を見る目
減点法で婚活の相手を選んでしまうという方は、実は長所を探すのも得意という一面があります。
というのも、短所とは長所の裏返しの部分だからなのです。
例えば時間にルーズという短所がある人間は待ち合わせの時間を気にしないことができるという長所があります。
あなたが遅刻しても怒らず、笑顔で受け入れる寛容さがあるのです。
口下手な相手であれば、それはよく熟考してから話すタイプの人間であるという事もあります。
このように、長所は減点の最中に容易に見つかるものなのです。
その上で、相手と一緒にいて楽しいかどうかというのが婚活において重要な価値基準となります。
減点法のような相手の一部分だけを見る判断の仕方ではなく、相手の良い一面もまとめて見ることでその人の全体像を把握してから婚活の相手としてふさわしいのかを見極めるようにしましょう。