失恋

ショックから立ち直る 大きな痛み失恋体験談3話

ショックから立ち直る 大きな痛み失恋体験談3話

失恋ってすごくつらいことですし、本当にこの先どうしていこうかと
考えるほどショックだと思います。

そんな辛い失恋体験談をご紹介したいと思います。

① 26歳 女性 生活リズムの違う彼に裏切られていた

彼女はエステティックサロンで働くエステティシャンの失恋体験談
朝早くから夜は日付をまたぐまで仕事をしていました。

そんな中で付き合っていた彼とは2年ほどの付き合い。
彼女の仕事の忙しさをいつも心配し、彼女が一人暮らしをしている家に来ては
ご飯を作っておいてくれたりと、会う時間が少なくても充実した時間を
過ごしていたそうです。

そんな彼を信用して、彼に家の合鍵を渡し、ふたりの時間を作れるようにしました。
というのも彼は飲食店で働いていて、日によっては夕方から朝方まで働いたりすることもあり、
二人の時間をとるのはとても難しかったのです。

ある時彼女の仕事が早く終わり、夜6時に帰宅することができました。
この時間に帰宅できるのは初めて。夜から天候が荒れるというのもあり、
早くにお店を閉めて帰ることにしたのです。

家の鍵を開けようとすると、すでに鍵が開いていました。
彼がいるのかと思い嬉しさからドアを開けると、
家の中には知らない女性がいたのです。

ドラマのような展開でしたが、彼女は頭が真っ白。
その時後ろの玄関があき、コンビニ弁当を持った彼が現れたのです。

そこから泥沼の……。とはいかず、女性には帰ってもらい、
彼女は冷静に彼から話を聞きました。

最初は言い訳をしていた彼ですが、淡々と事情を聞く彼女に観念し
浮気をしていたこと、交際して半年なこと、たまに彼女の家を使って
会っていたことを白状しました。

その場で合鍵は返してもらい、彼とは別れ、すぐに連絡先も消し、
関わりの一切をもたないようにしたそうです。
別れて数日経ったころ、ようやく、なのか失恋のショックを感じ、
さらには裏切られたことへの失望感もあり、
立ち直るまでに時間を要してしまったそうです。

②34歳 2年の片思い 彼は友達と結婚

彼女は職場で上司だった彼に思いを寄せていました。
上司ということもあり、仕事に支障が出るのを恐れ彼女は思いを伝えずにいました。
そんな彼女の失恋体験談

彼が好きなことを友達に相談したところ、思い続けているだけでは進展はしない、
ということで意を決して彼に思いを伝えることにしました。

ですが、思いを伝えようと食事に誘ったときに彼から彼女の友達の名前が出たのです。
「とても明るく良い子だね」と。
彼から友達の名前が出たことに不思議がっていると、
友達と付き合っている、と打ち明けられました。

そう、彼女が思いを伝える前に友達が彼に交際を申し込んでいたのです。
彼女はショックのあまり、友達に打ち明けることもできず、
結局数年後彼と友達は結婚してしまいました。

③33歳 男性 バツイチ子供二人の女性と交際

彼には交際している彼女がいました。出会いは友人が開催した飲み会でした。
彼の失恋体験談です。

付き合いを始めるのには時間がかかりませんでしたが、
付き合ってからデートをする時間は昼間だけだったり、
急なドタキャンなどもあり、彼は徐々に不安になっていたそうです。

付き合ってから半年ほどしたとき、
彼女から話があると言われ待ち合わせの場所へ行きました。

別れを告げられるのだろうな、と考えていた彼に
彼女は思いもよらぬことを言ったのです。

「実は子供が二人いる。私はバツ一で元旦那との間の子。
今は働きながら二人を育てている。

あなたの優しさが嬉しくて付き合ったけれど、子供が一番だし、
これからもそれは変えられない。」ということでした。

夜にデートができないのも、ドタキャンがあったのもすべて子供の都合だということはわかりましたが、
突然の告白に彼はどうして良いのかわからなかったそうです。

それでも簡単に彼女をあきらめることはできず、
「子供が一番でいいから、支えになりたいし一緒にいてほしい」と伝えたそうです。

それから数年、彼女とお付き合いをしたものの、まだ子供も小さく、
子供と会わせてもらえることはありませんでした。

彼女にとって自分はなんだろう、という思いとともに、
彼女とこの先も一緒に居れたとして結婚を考えたときに、
彼女と元旦那との子供を自分の子供として育てることができるだろうか、
と考えたそうです。

彼女の子供だったら愛せるはず、という思いと、実の子供ではない、
という辛さが入交答えを出すことは容易ではありませんでした。

ですがとうとう、付き合って4年が経つ頃、彼は彼女に別れを告げたのでした。

それぞれすごい失恋体験談です。
別れた理由も背景も様々でしたが
「もし自分がその立場だったら」と考えると辛いものに変わりはありません。

では、なぜこの失恋話を出したのか。
それはこの3人すべてが失恋を乗り越えて、今幸せに過ごしているからです。

失恋した当時は辛い日々を過ごし、何も手につかなくなり、
心に穴があいたような感覚になり、元気もやる気もすべて失ってしまった、
時がとまったような時間を過ごしたそうです。

ですが、時間が経つにつれ主観的だった考えに変化が訪れました。
「自分にはあの相手ではなかった」
「もしあのまま付き合いを続けていても辛いだけだった」など
主観的だけではなく、様々な角度から失恋を見直すことができたのです。

実は驚きなのが、この話はその幸せな時に聞いたものなのです。
今が幸せだからといって大きい失恋を忘れるということはないということなのでしょう。

さらに言えばその失恋の痛みがあったからこそ、
新たな幸せに辿り着けた、ともいえるかもしれません。

今前を向いていられるのは、この失恋体験談があったからこそだと
口を揃えて言います。

そう言えるのには
「ある程度の時間の経過」も必要でしたが、
なにより「自ら前に一歩踏み出す勇気があった」というのが大きいでしょう。

失恋は本当に辛いものです。
「彼女じゃなきゃダメ」「彼以上に思える人はいない」そう思うこともあるでしょう。
ですが行きつくところは「幸せに」なりたいのではないでしょうか?

相手が好きなこと、忘れられないことは素敵な思いです。
ですがその人と過ごしていて笑っていられるのでしょうか?

失恋は自分を大きく成長させてくれます。
自分の行きつくところは「自分の幸せ」だということを忘れずに、
少しずつで良いので前を向いてみませんか?

きっと違う景色が見えて、一歩を踏み出す後押しをしてくれると思います。