失恋

失恋辛く悲しい 失恋の気持ちが切り替えられる時

失恋辛く悲しい 失恋の気持ちが切り替えられる時

辛い失恋を「はい!ここから切り替え~!」なんてできたら、悲しい思いも
辛い思いも背負うことなく忘れられるでしょう。

それができない人のほうが圧倒的に多いはずです。
それ自体が悪いとは思いません。忘れられなくて当たり前だとも思います。

ただ「切り替えしたくてもできない」という人が多いのも事実。
「忘れられない」ループから抜け出して切り替えをするのはとても
大変なことなのです。

そんな時には「ひとつずつ切り替える訓練」をすることが大切です。
ではどんな切り替える訓練をすればよいのかそれぞれ挙げながら
お伝えしたいと思います。

①失恋を自分の中に受け入れる

「失恋を受け入れられたら切り替えられるじゃないか!」という声も
聞こえてきそうな……。

「失恋を受け入れられたら切り替えられる」のではなく、
「失恋から切り替わる為に受け入れる」必要があるのです。

失恋を受け入れないまま、切り替えはできません。
失恋から切り替えをするのに受け入れることは最低条件なのです。

「といっても簡単に失恋を受け入れることは難しい!!」その気持ちもわかります。
大切なのは「失恋を受け入れる」ことであって、「相手への気持ちをなくしたり、
想わないようにする」ということではありません。

あくまでも「失恋した」こと、「別れたこと」を受け入れることが先決なのです。

辛いことかもしれませんが、なぜ今辛いのかを明確にし、認識することで
その後の解決策が見えてくるのです。

②失恋の気持ちを残さない

失恋を受け入れることができたら次は「気持ちを残さない」ことです。
いっきにハードルが上がった気がしますが……。

今回は「失恋から切り替える」のが目的です。
気持ちを残していては切り替えられるはずがありません。

相手への気持ちを残さないことは難しいように思えますが、
これにはコツがあるのです。

極端に考えてしまうと、「相手との思い出」や「相手を想っていた気持ち」など、
付き合っていたころのすべてを手放さなくてはいけないような気持に
なってしまうでしょう。

それは違います。
それらは「大切に自分の中に」とっておきましょう。

ここでいう「気持ち」というのは、失恋したあとの「相手への気持ち」、
つまりは「未練」ということなのです。

③失恋の相手に執着しない

この未練があると、相手への執着が生まれ、さらに失恋から切り替えることは
難しくなってくるでしょう。

未練というのは何も生み出すことができません。
ましてや失恋から切り替えをしたいと望んでいる中でプラスに働くことはないのです。

厳しいことをいうようですが、未練が残ろうが、別れた事実は変わらず、
相手はあなたから離れていったのです。

それがどういった理由だったにしろ、「絶対に自分に非がない」といえる人は
少ないのではないでしょうか。

相手に浮気されたとしても「相手に浮気させるような隙」をつくったのも自分ですし、
浮気相手に勝てなかったのも自分です。

こういう厳しい現実から目を逸らして
「自分がかわいそう」
「まだ好きなのに!」となってしまっていては、
失恋から切り替えることなんて到底できないのです。

多くの人が、失恋から長い間抜け出せない現状があります。

だからこそ言えます。
「未練からは何も生み出すことはできません。」

④失恋の喪失感から抜け出す

失恋というのは厄介なもので、相手を失ったことによる喪失感が
自分にのしかかってきます。

失恋をしただけでもダメージがでかいのにも関わらず、
さらに追い打ちをかけるかのように自分を苦しめるものですよね。

この喪失感というのは「相手を失った」ことによるものですが、
なにやら自分の一部が欠けてしまったような感覚に陥ることで感じるものでしょう。

ただこの喪失感は「代用」で埋めることができるのです。

それが何なのかは人によって違います。
仕事や趣味、自分の時間、新しい恋、様々ですが、喪失感というのは自分で
コントロールすることが可能なのです。

あなたの喪失感がどのくらいの大きさで、そこに入るものが何かないか
探してみてください。
きっと何かで補えるはずなのです。

⑤失恋で自分を否定しない

失恋から切り替えようと頑張るうちに、多くの人が通るのが「自己否定」です。

失恋を思い返してみるとここがいけなかったのではないか、と
自分を否定してしまうのです。

確かに失恋の原因の一端はあなたにもあるかもしれません。
恋愛が一人でできないように失恋も一人ではできません。

相手があってこそ、なのです。

つまり自分を否定するほどの責任を負わなくてもよいのです。

失恋で自信がなくなっているところだからこそ余計に自分を否定しがちですが、
そうではないのです。

否定ではなく肯定してあげるべきなのです。
どんなに小さなことでも良いから少しずつ肯定してあげてください。

すると不思議と自分を責める気持ちはなくなってくるはずです。

失恋したその物語の中にどんなことがあろうとも、あなたひとりの責任では
ないのですから、自分で自分のことを否定するほどのことではないのです。

⑥失恋を忘れる必要がある

失恋を切り替えるためには「忘れる必要がある」と考えるでしょう。

「忘れる」選択肢も「忘れない」選択肢もあってもよいと思います。
どちらをとっても失恋から切り替えることはできるからです。

恋愛はひとりではできません。
当たり前のように恋人との思い出もひとりではできません。

形として別れてしまったとしても、同じ時間を共有し、一緒に過ごした時間は
変えられない大切なものです。

その大切なものを抱えていても失恋から切り替えることはできます。

大前提として、今あげていったように失恋を受け入れたり、気持ちを残さなかったり
etcというのはありますがそれさえできて入れば、失恋を抱えたままでも
切り替えることは可能でしょう。

「切り替え」というのは線引きが難しいものです。
自分が前を向いて過ごせるようになったら、それは「失恋から切り替えられた」と
考えても良いのではないでしょうか。

その時に相手のことを忘れていなくても、前を向いている以上、
その思い出が足を引っ張ることはないでしょう。

なぜならばその時には地に足ついた自分がいるからです。