泣けないほど辛く苦しい失恋を乗り越えるには?


                                               


泣けないほど辛く苦しい失恋を乗り越えるには?

失恋はとても悲しいことです。
しかし悲しいことがあっても、大人になると泣くのをためらってしまう人が多いと思います。

声を出して泣いてしまえばすっきりとしそうだけれど、
誰に見られているわけでなくてもなんとなくダメなことのような気がしてしまいませんか?

または、失恋で“悲しすぎて泣けない”ということもあるかもしれません。
時に受け止められないほどの悲しみが襲ってくると、
人は泣くことすらできないと言います。

そんな状況からどう抜け出すのか、どうやって前に進んでいったらいいのかを
一緒に考えていきましょう。

① いまも彼女の姿が忘れられない

失った恋の思い出が多いほど、彼女の姿が脳裏に焼き付いて離れなくなります。
失恋で泣けないと意地を張っても、ふとしたときに思い出す彼女の姿に
思わず泣きそうになってしまうこともあるのではないでしょうか。

思い出のものを整理してもまだ思い出してしまう場合は、あまり焦る必要はありません。
すぐに忘れてしまえるような恋愛ではなく、
その人を忘れられないくらいの強い思いを抱けたことは、見方を変えればとても幸せなことです。

時間が解決することもありますから、時の流れに心をまかせてみましょう。

② 失恋で心のかがやきを失った

恋愛をしていると、心がきらきらして何気ないことでも楽しく感じたりするものです。
少しくらい仕事などが忙しくても、深いところで心が満たされているので
楽しいことを素直に楽しいと感じる余裕が生まれるのです。

しかし失恋をしてしまうと、その瞬間から世界が灰色になったかのように
見えてしまうことがあります。

そうなると何をしても、何を見ても、失恋して泣けないどころか心が動かずに
感情が沸き上がってこなくなってしまいます。
そんな時は何をしてもつまらなく感じてしまうでしょう。

そういうときに無理に誰かと遊んで気持ちをまぎらわせたりすると疲れてしまうので、
一人でもストレスなく過ごせるところに行ってみるのも良いかもしれません。

「傷心旅行」とか「失恋旅行」と言うと気が引けてしまう人もあるかもしれませんが、
日帰りでもいいのでどこかに出掛けてみましょう。

いつも行かない場所だと、電車の乗り換えや車の運転だけでも頭を使いますし、
見慣れない景色はそれだけで刺激になります。

無理のない程度に恋愛と関係のない情報を頭に入れることで、
少しずつ心が回復していくでしょう。

③ 夢にまでみて到底忘れられない

夢はその人の心の深くに眠る願望を現しているという人もいます。
それは悲しくも、失恋のときにも起きてしまうことがあります。

例えばせっかく忘れようと決意したのに、よりによって失恋から少し立ち直ったと思ったころに、
彼女が夢に出てきてしまうといったことです。

しかもその夢が、幸せだったころの設定だとさらに悲しさが増してしまいます。
こんなことで泣けないと思うと、きもちがもやもやしたままになってしまうこともあるでしょう。

一度くらい夢に出てくるのは仕方ないかもしれませんが、
それが何度も続くと少し気持ちがめいってしまいますよね?
そういうときは眠る前の習慣を見直してみましょう。

一日を頑張って過ごすと眠る前が唯一、静かに過ごせる時間である人も
多いのではないでしょうか?

しかしその時間帯に失恋した相手のことを思い出すのを意識的にやめてみるのです。
落ち着いた内容の本や小説などを読んだりして、
自分で選んだ情報だけを頭に入れるようにします。

眠くなるまでゆったり過ごして、頭の中から恋愛のことを取り去ってしまう時間を
作るようにしましょう。

④ まったくやる気が起きない

失恋でやる気が起きないなんてだめなことだと思っていても、
なかなか気持ちを持ちなおすのは難しいと思います。

恋愛が上手くいっているときは心が躍るような気持ちの連続ですから、
定期的にやる気がチャージされている状態といってもいいでしょう。

当然、日常生活でもやる気が出るのです。
しかしそのやる気がチャージされなくなってしまうと、
毎日が憂鬱になってしまうのも仕方ありません。

やる気が起きないときに自分の力で無理に何かをしようとしても、
かえって心の負担が増してしまうでしょう。
そういうときは負担が少ない方法から試してみましょう。

泣いてスッキリしたくても泣けないときには、例えばカフェに行ったり、
家の近くを歩いたりするだけでも構いません。

気持ちが追い付かないようならすぐに止めて家に帰ることができるようなことを
してみましょう。
少しずつ外の空気を吸っていけば、気持ちが少しずつ上向いていくでしょう。

⑤ 毎日の生きがいがなくなった

相手の幸せをいちばんに考えられる人こそ、
失恋したときに“毎日の生きがいがなくなった”と思ってしまいがちです。

もう悲しすぎて泣けないくらいになってしまいます。
恋愛の相手に幸せと感じてもらうために、あれこれと思いを巡らせたり行動をしたりしていると、
失恋した途端にその思いの行き場がなくなってしまいます。

相手の笑顔を見ることで元気が出て、その気持ちで忙しい毎日を乗り切っていた人には、
失恋はとても大きな心の痛手となるでしょう。

確かに失恋した直後はとても悲しく、心に穴が空いたように感じるかもしれません。
しかし、そういう気持ちになるのは、あなたが自分以外の人も大切にできるからなのです。

自分以外の人を”自分の生きがいだ“を思えることは、とても素晴らしいことです。
そういう広い心を忘れずに、少しずつ前を向いていきましょう。

恋愛がうまくいっているときは、何気ない幸せに気付かないこともあります。
それを失って初めて、自分はとても幸せだったのだと思うものです。

しかし、悲しい思いが何も生み出さないわけではありません。
そういう経験をすることで、人の気持ちが深くわかるようになり、
次にきっとめぐってくる素敵な出会いを大切にすることができるようになります。

失恋して自暴自棄になる時期があったとしても、
泣けなくて苦しい時も時間をかけてゆっくりと乗り越えて前向きに進んでいきましょう。

時間が解決する気持ちもありますから、自分の気持ちと向き合いながら
穏やかな気持ちで目の前のことに打ち込んでいきましょう。

仕事や趣味をまた頑張っていけば、きっとまた“素敵な出会い”があなたを待っています。