結婚

結婚したいしたくないと複雑に葛藤する心のうち

結婚したいしたくないと複雑に葛藤する心のうち

結婚したいけれど結婚したくないと、両極端の感情に襲われる事があります。

恋愛中、この人と結婚したいという相手がいる場合は
結婚したいともちろん思うでしょう。

反面、相手がいない人は「結婚はしたいけれど面倒くさそう、」とか、
男性の場合は「自由がなくなるし、お小遣いも減りそうだし、」又は
「結婚しようという相手も目の前にいない。」とか思うでしょう。

女性の場合、
家事もしなくてはならない、」
「仕事の両立もしなくてはならない、」
「子供ができれば育児もしなくては……]

また、
「私だけ大変になりそうなので今はまだ結婚はいいかな。」
と気持ちの揺れ動きを話される人がいたりします。

一方先日の話ですが、仕事も忙しい中で結婚して1年目という女性とお話ししました。
「遅い結婚でしたが、生活も充実してすごく幸せです。

「彼は私とは全く反対のタイプです。」と言われていましたので、
では、「どこにひかれて結婚したのですか? 」と尋ねると 、

「一緒にいてすごく落ちき、自分が自然体でいられることが
とても心地よかったので結婚を決めました。」と。

さらに「結婚後、彼は家事を手伝ってくれるので二人でしています。
そんな時はとても助かります。」といった具合です。

結婚して良かったと思う時ですね。

一方で、「たまに洗濯物が多いなあと思う事があったりしますが、
それよりも、仕事が終わった後の食事やお酒を飲みながら、

今日あったことや何気ない会話ができる時間
そんな時がとても平穏で癒されて、
自分にとってはすごく大切な時間という事が解りました。」

こんな話が聞けるとそれは一番ほっとできる時間なんですね。

 

「結婚後は夫と一緒にいることで、仕事での疲れが一気に癒されて安心します。

これは独身の時には感じられなかった気持ちです。」

「彼も私と同じ様に感じていてくれるので
きっと二人似たもの同志かなと感じます!!
今は結婚して良かったと心から思います。」

「元々は仕事をしていた環境もあり、
結婚したい?したくない?」といったことについての
特別な願望はなかったのですが、
彼と会って自然と私の気持ちは結婚に向かいました。」

「彼とのご縁で理想の結婚ができたということかもしれませんね。」
と笑っていらっしゃいました。

これらの声は、
「結婚したい、したくない」という心の迷いが一気に解消した良い例ですね。

だれでも結婚したい、したくないといった気持ちは表裏一体です。

結婚という方向に自然に向かう人がいれば、
何年経ってもよい縁に恵まれず独身のままという人もいます。

では、なんの差が結婚する人と結婚しない人とを分けるのでしょうか?

人それぞれに、相手と出会うタイミングや、
結婚への気持ちの違いに差があると思いますが、
結婚に至らない人は、心の奥深くで結婚否定している場合があります。

気持ちでは結婚したい・幸せになりたいと思いながらも
心の奥深くで否定してしまう……。

例えば、
「親の結婚を見ていて、いつもけんかして仲が良くない。」とか
「結婚した友達からは愚痴を聞かされる。」といったことや

「自分もあんな夫婦になるのだったら結婚しなくてもいいかな……。」
または、「不幸な結婚だったら仕事をしているほうがいいかも。」、
「今のままで充分に幸せだと思っている。」など、

特に、経済的に自立している女性(あるいは男性においても)は、
気づかないうちに内心で結婚を否定し、現状の維持を保ちます。

しかし、夫婦は本当に仲が悪いのでしょうか?

表面に出てきている「夫婦仲の良し悪し」は
実のところ第三者が客観的に見える外側の部分なのです。

内面的には、夫婦は二人だけにしか解らない絆でつながっています。
それは他者には決して見えない心のつながりです

結婚生活が一組一組すべて違う、つまり内面のつながりは
全ての夫婦が違うものなのです。

このように、
夫婦関係は表面だけで判断してはいけないものなのです。

そして、世の中には幸せな結婚をしているカップルもたくさんいます。

幸せな結婚はだれかが与えてくれるものではなく、
夫婦が二人で長い時間をかけて努力して作っていくものです。

 

親が幸せそうではないから、友達が愚痴ばっかり言っているから、
というようなネガティブな意見にに左右されて
自分の幸せな結婚を逃がしてしまうのは惜しいとしか言いようがありません。

結婚したい?したくないと自身の結婚を否定してしまうのでなく、
人生をともに歩いていける相手がいること、

そして何よりも結婚する事によって家族を持つことができ、
精神的にも一人では得られない安心感を得る事ができます。

長く一緒にいると相手の欠点も見えてきます。
しかし、結婚や結婚相手に完璧絶対ありません。

相手と出会って
「こんな欠点がある」
「こんなところはだめ」と

相手の欠点を受け入れようとしないと結婚はできません。
否定するばかりですと、せっかくの出会いもダメになります。

世の中、自分もそうですが、完ぺきな人間はいません。
結婚相手に完璧な人もいません。

良い所もあり悪い所もあるからこそ、個性があります。

たとえば、
ノーベル賞を受賞した科学者の男性を見てみましょう。

研究に関しては右に出る人もいないほど素晴らしいですけれど、
対人関係や、家庭のことなどになると
途端に奥様任せといった具合の方が多いですね。

男性は一つのことを深く掘り下げて考えるのは得意ですが、
ややもすると一つのことをしながら、
同時に他の事は出来ないといった特性があります。

女性は反対に、一つの事をしながら色々な事に興味を持ち、
それらを楽しめます。

男性の持っている特性からしても、
家庭のことは奥様任せというのは当然といえば当然です。

一つのことに集中すると他のことに目がいかないのが
男性ですから、完璧を求めても程遠いのです。

このように誰でも完璧はありません
もちろん、女性も完璧な人はいません

結婚は、相手の不足している所は自分が補うというくらいの視点でみると、
相手を楽に見ることができ、良い関係を築けます。

出会いもそうですね、出会った相手の欠点をみてそれを受け入れて、
相手が自分に対しての思いを見る事が、良い関係へと続いていきます。

さらに結婚後には相手の本質が見えます
結婚前はどんなに見ようとしても見えません。

それは結婚しなければ見えないモノからです。
結婚してからたくさんの良いところが見えたり、悪い所も見えてきます。

結婚後に見える相手の悪い所を否定するのではなく、
悪い所を受け入れる事で関係は良くなります。

自分にも欠点があり、足りない部分や悪い部分もたくさんあります。
そう考えて、お互いに補いあうのが結婚の良い所です。

では、相手を決める時はどうしたらいいのでしょうか?

条件でもなく、外見でもなく
何を結婚の決め手にすれば幸せな結婚へとつながっていくのでしょうか?

それはこの人と一緒にずっと人生を送りたいかどうか?です。

自然体でいられて安心感がある」
「自然に話ができ何でも話せる
「自分を否定されない」

このような、自分の感覚を大事にすることで
目の前に来たチャンスを否定することなく
逃さないで幸せな結婚の道を歩くことができます。

 

そして、結婚した後の人生は、誰にも解りません。
自分も結婚相手も、そして占い師さえも誰にも解りません

よく、「占い師に相性が良くないからと言われた」と別れる人がいます。

だれにも、わからない先のことを言われたからと
恐れをなして決断をさけるようなことがあると、
一生、決断できないままとなります。

何故ならば、占い師に「とても良い相性です。」
と言われて安心して幸せな結婚をしたとします。

けれど、長い人生ほんとに何も起こらないでしょうか?
そんなことはありません。

長い人生を送るうちには何があるかわかりません。
結婚は、一生長く続きます

その間にはいろいろな問題が発生するでしょう。

その問題を問題としてとらえるか、結婚相手と問題を楽しく乗り越えて
結びつきを強くする事ができるかは二人の考え方次第です。

結婚前に、大きな問題を抱えた例として、
36で結婚した男性は、お相手の女性の事で父親から大反対をされました。

普通でしたらあきらめる位の大反対です。

その時に彼は、「父親の反対を乗り越える事で
二人の結びつきが強くなって、今までもよりもよい関係を築く事ができました。」
プラス思考で言われていました。

そして、結婚後はとても幸せな家庭を築いていらっしゃいます。

結婚に大反対したお父さんはといえば、
今では、結婚してくれて本当に良かった!」
と、さらには「娘が一人できた」と喜んでいます。

逆に、もう一人の48歳の独身の男性は、
90歳近い元気なお母さんにいつも仕事や結婚のことで相談をしています。

まだ何も問題が起きないようなうちでも、お母さんに相談して
お母さんが反対すると、たとえ交際中であろうとも、お相手女性と出会うことも
その人を好きになる事さえもやめてしまいます。

結果いまでも、その男性は結婚していません。

お母さんには、「早く結婚しなさい!」
いつも心配されて言われているので、男性は早く結婚したいと希望しています。

お母さんの意見はもちろん大切ですが、自分が男性として結婚する為には、
女性との二人の関係を一番に優先して、同時にお母さんも大切にするというように
自らの優先順位を変えないと結婚にまでは至らないでしょう。

このように、
「問題が起きた時に二人で一緒に解決できるのか?」
「問題が起きないうちに問題から逃げてしまうのか?」

といった基本的な考え方が重要です。

36歳の男性のように、結婚前にも、何らかしらの問題必ず起こります。

彼は問題が起きる前に、そこから逃げてしまえば、
幸せな結婚生活を手に入れることはできませんでした。

問題を二人の問題としてどうやって解決していくか?が大切です。

2人で力を合わせて解決することによって、
家庭を持つことができ、幸せな結婚生活が送れます

このように、結婚したいしたくないという気持ちの表れは、
不安や恐れから
起きます。

結婚したいけれども「何かあるといやだなあ」と
悲観的なものの見方から始まり、

結婚したくないという心の内面の、
ある意味「意識しない無意識の部分」結婚を否定する感情が生まれます。

「結婚したいけれどしなくても別にいい、
いい人が現れなければこのままでもいい」

「一人が気楽で自由だし、お金も自由になるし」
無意識に思ってしまう事はありませんか?


その結果良い出会いはもとより、よい人が目の前に現れても
気づかないで
見逃してしまい、
人生が非常にもったいないことになると思います。

そこに気づかないと、この先の出会いも結婚見逃してしまいます。
人生は決して一人では生きられません。

結婚して家庭をもち、家族を増やし、安らぎの場があり、
いつでも自分の味方になってくれる人
いるという事は、
心豊かに生きられます。

いつでも最大限、味方になってくれる結婚の相手に感謝し、
味方になってあげられる相手がいる事は、
一人では決して得られない人生の充足感につながります。

結婚したい、したくないと迷う前にもう一度
恐れることなく結婚メリットと
結婚で得られるたくさんのことを考えて見ませんか?

きっと、あなたの人生が変わります。