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こんな生活ではなかった結婚後ギャップに悩む人

こんな生活ではなかった結婚後ギャップに悩む人

大好きな人と結婚して幸せいっぱいの生活が送れると思っていたのに、「なんだか思っていたのと違う」と感じる人は多いようです。

今回は、結婚後のギャップの例と、ギャップを解消するために大切なことをご紹介します。

①こんなはずではなかった

結婚生活のギャップを感じ始める時期は人によって様々ですが、ギャップに気付いた人の多くは、結婚生活の中で違和感を覚えるようです。

この違和感も些細なものもあれば、「これは無理」とその後の結婚生活に影響を与えてしまうようなものまで色々あります。

なぜ違和感を覚えるのかというと、結婚前にイメージしていたものとの違いや、独身時代の生活との違いに気付くからです。

いずれの場合も、「結婚後は○○な生活になるだろう」「一人暮らしと同じように○○」だろうと、結婚後の生活に期待をしていたのに、実際には期待外れであり、期待をしていた分その落胆も大きく、「こんなはずではなかった」と感じるのです。

②生活のパターン

結婚生活のギャップに気付く具体例は、普段の生活の中にもあります。

例えば働き方について、一方は日勤、もう一方は夜勤をしているという場合です。

働き方が異なると、いつ起床して就寝するのかなど、生活パターンの違いは明らかですが、もっと細かい部分でも違いを感じる事があります。

夜ではなく朝にシャワーを浴びる、帰宅したらすぐに部屋着に着替える、食事の時はお水ではなくお茶を飲むなど、例を挙げればキリがありません。

「そんな細かいところ気にならない」と言う人もいるかもしれませんが、自分が長年繰り返してきたことや、自分のルーティンになっていることは簡単には変えられません。

習慣は人によって異なりますので、夫婦それぞれの習慣があり、夫婦間に違いが出るのも自然なことですが、それに違和感を覚え始め、次第にそれが結婚生活のギャップとなるにはそう時間は掛からないのです。

③お互いの自由な時間

冒頭にご紹介のように、結婚生活のギャップでは独身時代の生活の違いからギャップを感じる人もいます。

結婚をすると基本的に家では相手と一緒に過ごすので、なかなか一人になる時間はありません。

また、家事や育児などは一人暮らしの時の倍以上の負担になりますので、家に居る時間の多くは家事や育児に時間が割かれてしまうという人が多いです。

そうなると結婚生活のギャップとして、「自分一人の時間がない」と感じ始めます。

独身時代は、暇な時間には趣味の時間に充てたり、外出して友人と遊んだりしていても、結婚すると趣味に充てる時間もなく、外出さえも家族の了解なしには自由にできません。

このように、常に家族のために時間を使うこと、また何をするにも家族のことを考えなくてはいけないことに一種のストレスのようなものを感じてしまいます。

家事や育児は決して放り出すことはできませんが、夫婦間でよく話し合い、一方が家事や育児をしている時はもう一方は休憩、またその逆パターンでも分担するなど、お互いが自由に過ごせる時間を作ることで、結婚生活のギャップを抑えることが可能なのです。

④許せる欠点

結婚生活のギャップの例は、大から小まで様々で、ある人が気になることも別な人は気にならないなど、人によって何をギャップと感じるかにも違いがあります。

ここでご紹介したいのは、相手の欠点についてです。

例えば、帰宅すると服を脱ぎ、それを片付けず床に脱ぎっぱなしする人がいるとします。

それを見て、「なんてだらしない」「ちゃんと片付けてよ」と思う人は、相手のそれらの行動を相手の欠点だと感じるようになります。

一方で、そういった行動が気にならない人もいて、相手がとった行動を欠点と感じるかどうかは受け手次第です。

また、欠点と感じたとしても、「自分がフォローしてあげればいいか」「こんなところも○○らしい」と、欠点について相手に改善を求めない場合もあります。

そう考えると、欠点となるかどうかは人によって異なることに加え、欠点を許せるかどうかは、それが結婚生活のギャップとなり得るかどうかにも関わっているのです。

⑤2人の時間を意識して大切に

結婚生活のギャップの例をいろいろと見てきましたが、生活パターンの違いや、独身時代に比べて自由な時間を持つ難しさは、結婚生活には必ずと言っていいほど生じる問題で、それが人によっては不満になってしまう場合もあります。

不満が続くと楽しかったはずの結婚生活も楽しくないので、なんとか問題を解消したいところですが、そのためにはどんなことを意識すれば良いのでしょうか。

そのヒントとして、相手と結婚したいと思った時の気持や、結婚を決意した時の気持ちを思い出してみてください。

大好きな相手と結婚するには理由があり、ほとんどの人が「これからもずっと相手と一緒に居たい」という気持ちから相手と結婚しています。

一緒にどこかに出かけたり、同じ物を食べたり、いろいろなことを相手と共有し、楽しみたいから結婚するのです。

そのような気持ちは残念ながら結婚するとどんどん薄れてしまい、相手と一緒にいるのが当たり前と感じるようになます。

更に、相手との生活にギャップを感じた際には、「こんなはずじゃなかった」と結婚生活にガッカリしてしまうこともありますが、そんな時には、相手との結婚を決めた時の気持ちを思い出し、二人で過ごす時間を大切にしようと心掛けてみてください。

⑥男性と女性の違いを理解する

結婚生活のギャップを埋めるためには、二人の時間を意識することも大切ですが、更に、お互いがそれぞれ別の人間であることを忘れないことも大切です。

生活のパターンも時間の過ごし方も、それぞれ違いがあり、なかなか簡単に変えようとするのは難しいものです。

それを理解していると、相手の行動が自分と違っていても、「相手を尊重してあげよう」という気持ちになれますが、男性と女性の違いについても知っておくと良いでしょう。

もはや男性と女性とを分けて考えることはナンセンスであり、それこそ人によって、または家庭によっても違いがあるので一概には言えませんが、結婚生活に性別の違いが影響することもあるのです。

例えば、女性は出産をすると子供が優先となり、どうしても夫に掛ける時間より子どもに掛ける時間の方が多い傾向があります。

また、産後はホルモンバランスが変わりますので、妊娠前のように動けなかったり、肌や髪質の変化に悩まされたりする人も多いです。

夫の方は、恋人同士や新婚の時のように妻とイチャイチャしたくても、妻にはその気がなく、夫からしてみたら「妻が冷たくなった」と感じてしまうかもしれませんし、「最近妻がダラダラしている」「身だしなみに気遣わなくなった」と思う人もいるかもしれません。

繰り返しになりますが「男性だから○○」「女性だから○○」という概念は古く、あくまでも個人としての違いを理解するのが大切ではありますが、出産など女性ならではのことに関しては性別による違いはありますので、それらの違いも理解できると、結婚生活のギャップを最小限にすることができます。

⑦理解するには話し合い

結婚生活のギャップや、ギャップを感じた時の考え方についてご紹介してきましたが、悩んだら一人で考えず、相手に相談することも大切です。

結婚生活でのギャップに悩んでいる人は、そのギャップによって落ち込み、時にはイライラし、一人でモヤモヤと考え続ける人が多いです。

一人で考える理由としては、「自分が悪い」「自分が寛容であれば気にならないのかも」と、自分を責めてしまうからですが、結婚生活のギャップを感じるのは、夫婦どちらかが悪いからではありません。

赤の他人同士が結婚して一緒に暮らす上で、それぞれ違いがあるのは当然で、その違いに悩むことはおかしなことではありません。

ただ、その違いがどうしても気になるのであれば、違いを解消するか、違いの差を埋める事は必要であり、それは一人ではどうにもできません。

二人で暮らすことによって生じた違いは、やはり二人で解決するものですので、一人で悩み続けるのではなく、相手にも相談しましょう。

もし、相手が快く行動を変えてくれれば違いは解消できますし、行動を変えるに至らなくても、話し合いによって相手が何を気にしているのかなど、相手の考えを理解することはできます。

そのようにお互いを理解することが、ギャップを最小限にした円満な結婚生活に繋がっていくのです。

結婚生活のギャップには、個人の価値観が大きく影響します。

自分はもちろん相手の価値観も大切にして、お互いに寄り添った幸せな結婚生活を送れるようにしましょう。