吐き気が! 失恋で思わね影響に適切な処置が大切


                                               


吐き気が! 失恋で思わね影響に適切な処置が大切

失恋を体験すると思わぬところにその影響が出てくることも……。

26歳、保険会社で働くUさんは2年付き合っていた彼と別れてしまいました。
それからというもの、体に不調が起きやすく、ついには会社を休みほどに
までなったそうです。

今まで仕事を頑張り、成績を残してきたUさんだったので体調不良ときいて
上司も心配してくれ、たまっていた有休を消化する形で長期の休みをくれたそうです。

失恋をしてからというもの、たくさんの体の不調に悩まされてしまったUさん。
失恋によってUさんと同じような症状で悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

いったいどんな症状が現れてしまうのでしょうか。

①失恋で心が苦しい

今まで付き合ったきた人が自分の傍から離れてしまうわけですから、
心にぽっかりと穴が開いたような気持ちになり、心が苦しくなるでしょう。

喪失感、虚無感、倦怠感、色々な負の感情のループで悪循環になってしまうことも。

恋人との関係が終わることへ納得していても納得していなくてもこの症状は起こって
しまいます。

②ストレスが大きくつもっていく

日々の生活の中で恋人を連想させるものはたくさんあります。
付き合っているときはそれが励みになったりもしますが、失恋してからだと
辛いものになってしまいます。

部屋にある写真、おそろいのもの、思い出の品だけでなく、テレビで恋愛ものを
やっているだけでも辛くなります。

そしてそういった小さなことが積み重なって大きなストレスになってしまうのです。

実は失恋でストレスがない人はいません。
日々時間に縛られている(仕事や学業)ことや、対人関係などでも何かしらの
ストレスを感じています。

ただそのストレスを発散し、解消していることによって大きなものとはならずに
済んでいるのです。

ですが失恋はすぐに気持ちが切り替えずらいものです。
そうすると、そのストレスが発散されることなく蓄積し、大きくなっていって
しまうのです。

③失恋いてもたってもいられない

そしてストレスを感じ続けているとどうなるか、
「どうしようもなくなっていてもたってもいられなく」なります。

強いストレスを感じたときにやり場のない怒りのようなものを感じたことは
ありませんか?

これはストレスがものすごく溜まっていて、通常であれば発散したいのに
それができなくて「モヤモヤ」している状況なのです。

この①心苦しくなる②ストレスが大きくなっていく③いてもたってもいられない
という状況が続くとどうなるでしょうか。

Uさんの場合はこれらのことが積み重なった結果、「吐き気」となって体に異変を
もたらしたのです。

④食べ物を見ても吐き気がする

一度吐き気をもよおすと食べものを見るだけで吐き気がしたそうです。
次第に食べることが怖くなり、食べ物から遠ざかっていくようになりました。

⑤食べても吐き気がする

Uさんの場合、吐き気がすごいものの「おなかがすかない」というわけでは
ありませんでした。

それに二日酔いや風邪などで吐き気が起こっているわけではなかったので
「食べられる」と思えば食べられるのではないかと思ったそうです。

そこで軽いものから口にしてみたそうですが、体が拒否反応を起こしているかの
ようになり、結局食べても吐き気がとまらなかったそうです。

⑥どうしても吐き気がおさまらないときは病院へ行く

Uさんは、「失恋による吐き気」に対してどうしていいのかわからなかったと
いいます。

確かに二日酔いであれば寝てるに限りますし、風邪であれば薬を飲んで休むに
限ります。

ですが失恋による吐き気に対してどうしたらいいのか、またそれを相談する
こともできなかったといいます。

するとどうなるかというと、食べられないことで体力も落ち、マイナスなこと
ばかり考え、すべてが悪循環になってしまったそうです。

とうとう吐き気からめまいまで起こしてしまい、病院へ行くことになって
しまいました。

Uさんの場合は実家で暮らしていたため、Uさんの異変に気が付いた家族が病院に
連れていってくれたそうですが、これが一人暮らしだったらと思うとゾッとします。

病院でUさんは点滴をしてもらい、薬の服用も始めました。大事をとって一日だけ
入院となったそうですが、点滴のおかげなのか薬のおかげなのか、次の日には
顔色がよくなったそうです。

そして吐き気止めの薬を出してもらい、帰宅したそうです。

薬をもらった安心感からか「吐き気がしても大丈夫」と思えたことで少しずつ食事を
とることができました。

するとどうでしょう、ふさぎ込んでいた気持ちも次第になくなってきたそうです。

体が弱ってしまうとどうしても気持ちまで弱くなってしまいます。風邪をひいたとき
でもそうだと思います。

失恋によるものだったらなおさらそうかもしれません。
そしてその気持ちがさらに体を弱くし、気持ちを衰退させてしまうのでしょう。

Uさんは「あの時病院に行けてよかった」といいます。
というのも「薬」という存在がとても力になってくれたと感じたからです。

失恋で吐き気がしたからといって病院に行くのはちょっと……。そう思う人も
いるかもしれません。

どんな理由であれ「吐き気」という体が不調だと訴えているのは変わりないのです。
それに病院で「失恋して吐き気がとまらなくて」なんて言わなくていいのです。

「いつから」吐き気がするのか「どういったタイミングで」吐き気がするのか、
など話せば病院では的確なアドバイスのもと薬を処方してもらえるのです。

吐き気がするほど失恋が自分の中でショックだったのでしょう。それほど大切な
恋をしていたということなのです。

ですが、体を壊してしまってはこの先何もできません。
一度ふさぎ込んでしまうとそこから抜け出すのはなかなか至難の業ですから。

そんなときは少し薬に頼ることもしながらまずは「体」を大切にしてください。
すると時間が少しずつ失恋を和らげてくれ、気持ちも楽になり前に進んでいきます。