失恋で吐き気が!恋愛ストレスで心が弱まって体に思わね影響がでることも
失恋で食事がのど通らないなどを経験したことがある人も多いのではないでしょうか?自分の恋愛でそこまで思いつめたないけど推しの結婚や引退報道などで同様の経験をしたという人もいるかもしれません。恋心が折れると心に大きなストレスがかかり体に思いがけない不調をきたすということは多々あります。
今回は「26歳、保険会社で働くU子さんの失恋」による体の不調を中心に紹介していきます。
U子さんは2年付き合っていた彼と別れてしまいました。まだ26歳ということで具体的に結婚という話がでることはありませんでしたが、いつかこの人と結婚するんだろうなと思っていた矢先だったためショックも大きく、別れたその日からというもの、体にダルるくついには会社を休みことになるほどになってしまったそうです。
今まで仕事を頑張り、体調不良などで1~2日程度の病欠はあたものの1週間以上の休日となり周りや上司も心配してくれ、たまっていた有休を消化する形で長期の休みを取ることになります。
失恋をしてからというもの、たくさんの体の不調に悩まされてしまったUさん。
失恋によってUさんと同じような症状で悩んでいる人も多いのではないでしょうか。Uさんのようにタイミングよく仕事を休めればよいですが、なかなかそういゆうわけにはいかないですよね。
この記事を読んでいただき、失恋で体にどんな症状が現れることがあるのか?また、どう対応したらよいのか参考にしてもらえたらうれしいです。

失恋はまず心がすり減り、苦しくなる
失恋によってまず起こることは心にぽっかりと穴が開いたような気持ちになり、心が苦しくなります。喪失感、虚無感、倦怠感、のような負の感情が頭から離れず、過去を悔むなど前を向けないという悪循環に入ってしまうこともあります。長い人はこの状態が数カ月続くということもあります。
食欲不振や寝不足などが長期間続けば心から次は体へも不良な状態へと変わっていってしまうのは当然です。
個人の性格の差や周りの人間関係の支え、新しい出会いの運など症状の重さには個人差はありますが、恋人との関係が終わるということは納得していても納得していなくても誰でもこのいった症状は起こりえるものであるといえるでしょう。
恋愛ストレスでおきる体調不良の例について
品川メンタルクリニックさんのこちらの記事(一般的なストレスの症状一覧)によると身体的な症状だけでなく怒りやすくなったり集中力がさがるなどの心的な症状も失恋のような恋愛ストレスによって発症します。
以下は一般的なストレスによる変化の一例です。
恋愛ストレスによる身体的な体調変化の例
- 胃がもたれる
- 目が疲れる
- 肩こりがある
- 背中や腰が痛い
- 立ちくらみがある
- 風邪が長引く、微熱が続く
- 顔や体に湿疹が頻繁にみられる
- 食欲不振や過食・拒食
ストレスにより胃腸などが機能低下や食欲不振などが原因のよる貧血よる立ち眩みや免疫力の低下による風邪や微熱などの症状が見られることがあります。また、皮膚に湿疹なども体調の変化としておきます。
ストレスが蓄積していきさらに悪い状態になっていくと「蕁麻疹」や「急性胃腸炎」「うつ病」といった単なる体調不良から病気へと変わることもあります。
恋愛ストレスによる心的な変化の例
- 頭が重い
- 朝すっきりと起きれない
- 夢をよく見る
- 疲れやすい
- 抑うつ気分が続いている
- 食欲不振や過食・拒食
- 興味や喜びを感じなくなっている
- 眠れない、または眠すぎてしまう
- 考えて決断できない
- 罪悪感をいつも感じている
- 集中力がない
- 気持ちが焦り、イライラしやすい
- 自殺を考えることがある
このように体の変化だけでなく心の変化としても多岐に渡り様々な症状が発生します。日常生活をおくるうえではこちらの心の不良状態の方が深刻といえるかもしれません。
失恋の辛さが長引いてしまうきっかけになるもの
失恋の辛さからなかなか抜けられない理由としては過去のよかった思い出も思い出してしまい、ネガティブな思考になってしまうためです。
そのため、部屋にある写真、おそろいのもの、思い出の品だけでなく、2人の思い出の曲が流れたり、テレビで恋愛ドラマなどで2人の思い出と共通点が見つけてしまうと思い出がフラッシュバックし心が苦しいなってしまいます。
失恋でストレスを感じない人などいませんので、少しでも早く思い出を薄め、違うことを思考を回せられるようにコントロールしていくしかないのです。しかし、失恋の傷をはすぐに切り替えるというのはなかなか難しいことですよね。日常生活に支障が出るレベルで心が下がってしまっているようであれば今まで行ったことない場所に旅行にいったり、今までしたことのない新しいことで思い出を増やすことは有効な手段です。
女性で傷心旅行として一人旅をする人がよくいますが、これは新しい楽しい思い出を積み重ねることで過去の辛い記憶を和らげているのでしょう。
失恋による吐き気、食べられない状態になってしまった体験談
さて、話をU子さんに体験談に少し戻してみましょう。
U子さんの場合、最初はなんとかきちんと定時に会社に行き、仕事に続けていたのですが、「やる気」や「集中力」は低下し作業効率がなかなか捗らない状態で仕事をしていました。
恋愛ストレスによる症状が仕事ストレスなどの普段なら発散し問題化することがなかった日常のストレスを悪化させていく原因になってしまったのです。
どうゆうことかというと、普段の仕事や人間関係でも人間はストレスを受けていますが、休日に思いっきり寝たり、お酒を飲んだり、ゲームをするなどストレス発散の方法を人それぞれもっているものです。しかし、U子さんは失恋ストレスにより食欲も下がり、寝不足で、元気もなく、とてもお酒を飲んで騒いだり、カラオケで発散できる状態ではありません。日々をギリギリなんとか過ごせていただけです。
仕事ストレスの「モヤモヤ」とした小さなストレスもちりつもし、結果、「吐き気」となって体に異変をもたらしてしまいました。
食べ物を見ても吐き気がする
一度吐き気をもよおすと食べものを見るだけで吐き気がしたそうです。
次第に食べることが怖くなり、食べ物から遠ざかっていくようになりました。
食べても吐き気がする
U子さんの場合、吐き気がすごいものの「おなかがすかない」というわけではありませんでした。
それに二日酔いや風邪などで吐き気が起こっているわけではなかったので「食べられる」と思えば食べられるのではないかと思ったそうです。
そこで軽いものから口にしてみたそうですが、体が拒否反応を起こしているかのようになり、結局食べても吐き気がとまらなかったそうです。
失恋が原因で病院へ行って意味があるのか?
Uさんは、「失恋による吐き気」に対してどうしていいのかわからなかったといいます。確かに二日酔いであれば寝てるに限りますし、風邪であれば薬を飲んで休むに限ります。ですが失恋による吐き気に対してどうしたらいいのか、またそれを相談することもできなかったといいます。
するとどうなるかというと、食べられないことで体力も落ち、マイナスなことばかり考え、すべてが悪循環になってしまったそうです。とうとう吐き気からめまいまで起こしてしまい、病院へ行くことになってしまいました。
Uさんの場合は実家で暮らしていたため、Uさんの異変に気が付いた家族が病院に連れていってくれたそうですが、これが一人暮らしだったらと思うとゾッとします。
病院でUさんは点滴をしてもらい、薬の服用も始め、入院という形を取り仕事も有給をもらい回復に専念させたそうです。一時的に点滴のおかげで翌日には顔色がよくなったそうです。しばらくは心を休めるために仕事を休むということをしたそうです。
Uさんは「あの時病院に行けてよかった」といいます。というのも「薬」という存在により病気の状態なのだと自分を振り返ることができたからです。失恋で吐き気がしたからといって病院に行くのはちょっと……。そう思う人もいるかもしれません。
吐き気がするほど失恋が自分の中でショックだったのでしょう。それほど大切な恋をしていたということなのです。病院で薬を処方されることで会社などにも説明をしやすくもなりますよね。
失恋で心が弱っているだけと思わず、いつもの自分と違う!「やばい」というときには病院に相談をしてみましょう。きちんと状態を説明すれば適切な対応をしてくれます。
最後に
U子さんの場合、結果的にはストレスによる体調不良の積み重ねで仕事を休む結果となってしまいましたが、失恋からしばらくは問題なく生活を過ごせていました。この失恋間もない期間に友達などに相談をするということをしていれば結果は変わっていたかもしれません。
人間関係のストレスの多くは「人に話す・相談する」ということでかなり緩和されるものです。自分を分かってくれる人がいるという安心感でストレスが解消されるためです。
すぐには難しいかもしれませんが、失恋したと、その翌日に合コンに繰り出して、合コンの場で失恋の愚痴をこぼすというのもよいかもしれません(合コン相手には迷惑かもしれませんが、、)。
もし、今、失恋で悩んでいるという人がこの記事を読んでいらっしゃったら、是非だれか人に相談するということを一歩目として実践してみてもらえたらと思います。