これで倦怠期も怖くない?!恋愛で乗り越える壁
恋愛で知らないうちにはまってしまうのが、“倦怠期”という問題。
一度はまってしまうと、高い壁に阻まれて抜け出せないと思っていませんか?
また、恋人と長く付き合っている人は恋愛の倦怠期で悩んでいる人もいるのではないでしょうか?
そんな恋愛の倦怠期をどうとらえたらいいのか、どうやって乗り越えていけばいいのか
考えてみましょう。
① 恋愛の倦怠期、おとずれは突然に
恋愛において倦怠期は誰にでも訪れる可能性があるものです。
倦怠期とは恋愛関係に「マンネリを感じる」とか「心がときめかなくなった」といった
ことを感じるようになる状態のことです。
倦怠期が訪れる時期は決まりがあるわけではありません。
相手と会う頻度や、日中の過ごし方により感情の変化が異なるからです。
ちなみに学生の恋愛は、付き合って3カ月くらいで倦怠期が訪れることもあります。
学生だと恋愛の相手と同じ学校に通っていることが多いですし、学校が終わってからも
一緒に遊んだりします。
デートも近場になることが多いですし、使えるお金も限られています。
そうすると代わり映えしない場所で、一日の大半を一緒に過ごしているといっても過言
ではありません。
そうやって過ごしていると倦怠期が訪れるのが大人よりも早かったりします。
一方、大人になれば仕事などで平日に誰かと会う時間を持つことは難しい人も多いでしょう。
体力的にも時間的にも、仕事終わりに恋人と会う時間を持てる人はほとんどいないと思います。
そうすると必然的に一緒に過ごせる時間は減ってくるのです。
一方で、学生の頃に比べて外出先にも自由が生まれますし、デートに使えるお金も学生
の頃よりは増えています。
そういう違いで、恋愛で倦怠期が訪れるまでの期間が変わってくるのです。
② 刺激のない関係がマンネリ
前項でも触れましたが、刺激のない関係は倦怠期の訪れを早めてしまいます。
恋人になるまでは相手の気を引くためにいろいろなことを考えますが、それはとても
精神的に疲れることです。
恋愛での変化は脳に刺激を与えますが、それがずっと続くと安心できなくなるために、
自然に刺激を減らすようになるのです。
ですから多くの人は、恋人になってしばらくたって安心すると、精神的に疲れる
ようなこと……。 すなわち相手の気を引くことをやめてしまうのです。
それは半ば自然な流れとも言えますが、相手が刺激のない状態に満足している
とは限りません。
相手が刺激を求めている場合は、お互いの気持ちがすれ違ってしまう可能性がある
のです。何より心が揺れ動かない状態は安心しますが、退屈であるともいえるでしょう。
多くの人が好きな人と恋人になる前はいろいろな所に遊びに行ったり、相手を笑顔に
したりするためにたくさん努力をすることと思います。
倦怠期のカップルにありがちなのが、「お家デート」と言いながらどこにも出かけず
に過ごすことです。
恋人に会いたいという気持ちを達成するためにとりあえず会うのですが、ただただ
テレビを観ていたり、何となく家でごはんを作って食べたりするだけの時間を過ご
してしまう状態です。
確かに疲れているとなかなか外に出るのもためらわれるかもしれませんが、いつもそれ
では刺激がなくなってしまいます。
疲れているときには日帰りで温泉に行ってみるのもいいですし、カップルで受けられる
マッサージなどを利用するのも良いでしょう。
家でテレビを観るのもいいですが、映画館に行ってみればそれだけでも違いが生まれ
ます。どうしても家から出たくないなら、例えば料理の担当を変えてみても良いでしょう。
いつもと少しだけ違うことをするだけで、いつもとは違う会話が生まれます。
そうした少しの変化で、心地よい刺激が生まれます。
③ 倦怠期を自覚すること
倦怠期のみならず、恋人と自分がいまどんな状況にあるのかを考えておくのは
とても大切なことです。
恋人になったからといって何もせずに安心していると、それはあなただけの思い
込みかもしれません。
倦怠期はそれと気付かないで過ごすと別れの遠因になったりします。
倦怠期のせいで心がときめかないのに、恋愛そのものに冷めてしまって心がときめかない
のだと勘違いしてしまうからです。
恋愛が上手く行かなくなることも怖いことですが、なによりも「この人と一緒に
いると楽しい」と相手に思わせる努力を怠らないことは大切なことです。
「倦怠期」という言葉に明るい印象を持つ人は少ないかもしれません。
中には相手のことが好きすぎるあまり、倦怠期が訪れるのをなんとしても阻止しよう
と考える人もいるかもしれません。
しかし倦怠期というのは決して悪い時期ではありません。
言い換えれば、お互いの関係が少し落ち着いてきたということなのです。
安らげる関係でなければ、恋愛が長続きしないのもまた事実です。
「今、倦怠期かな?」と気付いたタイミングで、少し行動を起こせばよいでしょう。
④ 共有できることを増やす
恋愛の倦怠期を恐れることはないと言われても、なかなかそう思えない人もいる
かもしれません。
恋愛の倦怠期をなるべく経験したくないという人は、相手と感情を共有するように
心がけましょう。
何かをしたときに自分がどう感じているかを伝えたり、相手の感想を聞いてみたり
することが大切です。
それが例え、いつもしていることでも良いのです。“今日も○○は楽しかったね”
とか“ここのご飯はいつも美味しいね”といった言葉で構いません。
それだけであなたの気持ちは伝わりますし、一緒に過ごす時間を相手の記憶に刻む
ことができます。
⑤ 倦怠期の乗り越え方
どんなに努力をしても、倦怠期は訪れてしまう場合があります。
しかし、恋愛の倦怠期は努力次第でそれを終わらせることも可能なのです。
まず大切なことは、相手のことを考える時間を作ることです。
毎日仕事などで忙しくて自分のこと以外に気が回らなくなっていると、相手に何か
をしてあげることができません。
余裕をもった生活サイクルになるように考えていきましょう。
もしどうしてもなかなか余裕が持てないときは、デートの行き先を少し工夫してみる
のも良いかもしれません。
静かな観光地に行ったり、ゆったりと景色を楽しめるところに行ったり、隠れ家的な
落ち着ける場所で食事をしたりするだけでも良いのです。
外部からの刺激をあえて減らすことで、相手のことを考える余裕が生まれます。
恋愛の倦怠期だからといって、無理に盛り上げるようなことをする必要はありません。
大切なのは目の前の人の気持ちに敏感になることです。
どんなことをしたら表情が変わったか、話題はどんなことが中心になっているかを
考えるのです。
それはまるで、恋愛をはじめたころに似ていませんか?
“初心忘るべからず”と言いますが、恋愛にもそれは当てはまるのですね。
せっかく手に入れた恋を長続きさせるには、倦怠期ともうまく付き合っていくこと
が大切です。
良いときも悪いときも、それをまっすぐ見つめることで解決方法が掴めていきます。
毎日がジェットコースターのように刺激的でなくても、ふとしたところに楽しい
ことが隠れていたりします。
それを恋人と一緒に探して絆を深めていきましょう。