お見合いの履歴書は自分の分身 2人の夢と将来像
お見合いをするときに必須となるのが、履歴書。
履歴書というと、仕事の面接で活用するものを思い浮かべるでしょう。
仕事の履歴書では自分のアピールポイント、
そしていかに相手に必要としてもらえるか、というのを
示していかなければなりません。
ただお見合いの履歴書は違います。
アピールしすぎると気合い入れすぎ感が出てしまいけん制されがちですし、
かといってアピールポイントがないと、相手に選んでもらえなくなってしまいます。
ではお見合いでの履歴書はどう書けば良いのでしょうか。
項目ごとにまとめていきましょう。
① 氏名、住所の書き方
お見合いの履歴書も、仕事の履歴書同様、氏名・住所が
先頭にくることが多いでしょう。
氏名・住所で何を気をつけたら良いの?
そう思われるかもしれません。
ですが、履歴書の冒頭にくるからこそ、気をつけたいことがあります。
まずひとつめは「字を丁寧に書く」
これは冒頭部分だけではなく、お見合いの履歴書全体に言えることですが、
冒頭部分は「特に」丁寧に書く必要があります。
なぜならば、「最初に目に入る」部分であり、その字で「判断する」こともあるからです。
意識的に「字が丁寧かどうか」を見る人はいないでしょう。
ですが、丁寧に書き始められているお見合いの履歴書に好意を持つ人は多く、
無意識に「その人の評価」へとつながるのです。
「私、字が汚いから無理だ・・・」
そう言う人も多くいらっしゃいますが、大きな間違えです。
「字が下手」なことと「字が汚い」ことは全く違うからです。
字が下手な人でも、丁寧に書けば好印象を与えることができます。
ですが、字の上手い下手関わらず「汚い」人は、いくら字が上手くかけていても
好印象を与えることはできません。
下手でも、丁寧に書いた字はとても美しいのです。
そしてふたつめに気を付けることは、「氏名・住所の書き方」にあります。
以下の点が挙げられます。
・苗字と名前の間にスペースをとる
・住所を省略せず、○○県、から書き始める
・県、市、町などの間を少しスペースをあける
(意外と他県の住所だとどこで区切れば良いのかわからないことも)
これらを当たり前と思うかもしれません。
ですが、ここに気を付けるだけでお見合いの履歴書がグッと変わるのです。
意識してなかったな~と思う人は、ぜひ実践してみてください。
② 学歴・職歴の書き方
お見合いの履歴書では、仕事の時の履歴書のように細かく書く必要はありません。
ただ学歴でいえば小学校から、職歴で言えば
社員として働いたことがあるところから書く必要があるでしょう。
省略してしまいがちですが、意外なところから接点が見つかることも。
出来るだけ自分の情報を盛り込むには、実は学歴と職歴は最適なのです。
学歴は県名含めて、職歴は分野含めて記載すると良いでしょう。
そこから話が広がったりもしますので、自分で判断して省略したりせず、
書いてみてください。
③ 趣味の書き方
お見合いの履歴書で目の行く項目です。
ただ趣味の項目は書く内容に注意が必要です。
・書きすぎない
・本当に趣味と言えるものを書く
まずは趣味を書きすぎないこと。
いくら共通点を探したいからと言って、たくさん書きすぎるのはいけません。
多趣味なことがダメなのではなく、たくさん挙げすぎて
「何がしたいのだろう」
「暇なのか?」
「結婚してからも続けていきたいと言い出さないか」
など余計な考えを持たせることになります。
なので「本当に趣味と言えるものを書く」必要があるのです。
質問を受けても答えられるもの、のめりこめるもの、それが趣味だと言えるでしょう。
それでもそういった趣味がたくさんある!という人はぜひ書いてください。
そして趣味の話になったときは
「たくさん経験して良かったこと」などを話しながら、
どれをこれからも進めていきたいか、などを話してみましょう。
本当に大切な趣味なら、その情熱が伝わるはずです。
④ 自己PRの書き方
お見合いの履歴書の中で自己PR欄はとても重要であり、とても難しいところです。
どう書くか迷う人も多いのではないでしょうか。
そんな時は
「相手が興味をもってくれそう」な自己PRにすると良いでしょう。
言葉で、しかも文章で伝えるのはとても難しいものです。
ただ個性を出しやすいとも言えるでしょう。
ある人は5行の自己PR欄いっぱいに自分の良いところを書き、
またある人はその5行に大きく一文字だけ「楽」という字を書きました。
両者とも自分を表現し、相手に伝えようとした結果の自己PR欄です。
たくさん書くことや、良くみせようとすることに捉われるのではなく、
「自分という人間を伝えるために」書くのです。
その結果がたくさん書いたとしても、一文字だとしても、
その人の気持ちは伝わるでしょう。
⑤ 大切なお相手に伝えたいこと
相手に伝えたいこと、と一言では言えるものの、実際はたくさんあると思います。
自分という人間性や、自分と一緒にいるメリットなど、
お見合いだからこそたくさんあります。
履歴書、というのは自分を表すものではありますが、
その思いなどをすべて書くのは不可能であり、それは履歴書の役目ではありません。
もとい、履歴書をもとにしてその後のお見合いがありますから、伝えたいことは
「簡潔に」書くべきでしょう。
ですから、相手に伝えたいことは簡潔に書き、
その補足をお見合いの時にすれば良いのです。
⑥ 絶対にさけたいこと
お見合いの履歴書を読む側になったときに、どんな履歴書に魅力を感じるでしょうか。
履歴書を書いていると、ついつい力が入りたくさん書いてしまったり、
思いをぶつけるように書いたりしてしまうと思います。
ですがその書き終えた履歴書を、一度閉じて、再度開いて遠目で見てみて下さい。
どんな印象を受けますか?
文字がびっしりすぎて読みづらい、
何が言いたいのか定まっていない、
これではお見合いの履歴書からあなたの良さは伝わりません。
これは絶対にさけたいことです。
意外と書いているときには気が付かなかったことが、
一度離れてから再度見てみることによってわかることもあります。
書き終えたから終わり!ではなく、少し間をおいて再度見てみて下さい。
⑦ 将来こう成りたい夢を書く
お見合いとはその先将来を共にする人を探す場ですから、
「将来こうなりたい」というものがあると思います。
自分の想像する夢はどんなものなのか、
正直に思いのたけをぶつければ良いと思います。
お見合いの履歴書は、「自分のことを書き起こした」ものです。
つまりは「自分の分身」と言えるでしょう。
その分身によっては、そのお見合いを大きく左右するものにもなりえます。
もう一度自分のお見合いの履歴書の書き方を確認しなおして、
自分の分身としてふさわしいものになっているかどうか、見てみましょう。