結婚式二次会 気を付けたいマナー7つと楽しみ方
披露宴と違うということは理解できる結婚式の二次会。それにもやはりマナーがあります。
ここでは参列者側や二次会の準備側の心得などを伝授します。
二次会会費
二次会の会費は、内容によって相場は違います。全国平均は男性で6,000円、女性で5,500円です。
地域によっても少し違いますが、東京では花嫁の衣装、参列者へのお土産、料理や演出代など、ランクによって会費も上がります。
東京は全国平均より1,000円位上がっています。また、男女によっても差があります。
男女差はだいたい1,000円。男性の会費が高い設定になっています。
設定理由としては食べたり飲んだりする量が多いのと、身だしなみにお金と時間が女性の方がかかるという面で、考慮されているようです。
また、参列者の世代によっても会費は違います。20代中心と30代中心の二次会では、30代中心のほうが高いです。地域と参列者の層、二次会の内容を考えると、会費が決めやすくなります。
会費の渡し方
披露宴では、ご祝儀袋に入れて渡すのがマナーですが、二次会は主に会費制ですので、ご祝儀袋に入れて渡すことはありません。直接財布から渡す方法で大丈夫です。
受付する方が、すぐお金を確認できてスムーズに受付できるからです。直接財布から出すことに抵抗があるのでしたら、別にして受付で別に入れた封筒から取り出して、渡すのもいいと思います。
また、受付でお釣りなどを用意があまりない場合を考えて、会費はぴったりの金額がいいです。この会費は会場費などに使用しますので、新札にする必要もありません。
会費以外に多く包むほうがいいのでは?と思いがちですが、二次会は会費制なのでそのような気遣いはありません。
ただ、会費以外にお祝いをしたい方は、プレゼントなどを別に用意してもいいと思います。
二次会服装マナー 女性・男性
服装はフォーマルではないものの、普段着ではいけません。女性はフォーマルワンピース、スーツを選ぶと問題ありません。
スーツといっても、かしこまった地味なのではなく、華やかなほうで考えてください。
色はやはり披露宴と同じく、白は遠慮し肌の露出も避けましょう。華やかなイメージで考えていいのですが、ゴージャス感が出ないようにも注意してください。
主役が花嫁なので、そこがブレないようにすることが、マナーにつながります。
暑い季節はうっかりしがちですが、ミュールなど足先が出ているサンダルなども控えてください。
男性はスーツなどジャケットを羽織るイメージで大丈夫です。やはり白いスーツは新郎と被ることがあるので避けてください。会場によっては、ノーネクタイでもいいようなラフな感じの装いでもOKという場合もありますが、ネクタイを着用していた方が無難です。
最近は、蝶ネクタイをおしゃれに着る男性も少なくありません。スーツと言っても仕事柄、暗めの無難な色しかないようでしたら、小物で明るい色をちょっと足すだけでも華やかなパーティ感を演出できます。
ビンテージものでいい素材であっても、ダメージ感があるものは避けましょう。
また、会場でジャケットを脱いだ時のことも考えます。シャツなどを手抜きで用意していると台なしになってしまうので気をつけてください。靴もラフなスタイルはNGなので、スニーカー、サンダルはラフな会場でもNGと覚えておきましょう。
二次会あいさつ
二次会に誘われてうれしい気分でいるところに、「あいさつお願いできる?」と言われたら
ドキドキしますよね。
毎度、こういう席に慣れている人ならまだしも、初めてのことで人前で話すのは苦手な方にとっては、どう話したらよいか、当日まで緊張してしまう人も中にはいると思います。
基本的には、二人の幸せを祝福することが大事です。
話の段取りの考え方として、新郎、新婦の性格、二人のラブラブぶりなど、あなたしか知らない温かいトピックにし、「クスッ」と笑いが起きてしまうようなネタを話に入れたほうがいいでしょう。
二人の間柄もありますが、お祝いの言葉を伝える際、オチを付けたり、失礼にならない程度に二人をいじってみるような笑いを入れることを意識しましょう。
ご自身が披露宴からの延長で二次会に参加していたら、二次会から参列した方にわかるように、披露宴の様子を話すと尚ベスト。
参列者に配慮があり、会場もいい雰囲気になるでしょう。また、この場を借りてお二人へ一番伝えたかったあなただけの想いや、メッセージを伝えるのも大事です。
今だから言える、幸せになってほしい……。そういう心がこもったメッセージで少し泣いてもいいです。あなたならではの色で話す方向を決めてください。
二次会余興
二次会の余興が成功し、皆さんに喜んでもらえるために必要な点を挙げてみました。
まずは、下準備をしっかりします。
これを怠ってしまって、本番がグダグダにならないようにします。全体の時間の中で、この余興でどれくらいとるか、時間配分も忘れずに考えます。
余興の例としては、歌やダンスの披露。これをやるためには、しっかり練習を重ね、クオリティを高くすることが大事です。参列者が笑えるようなことを入れると場が盛り上がります。その際も、大げさなメイクやポーズなど、中途半端に進めるのではなく、全力でやり通す気持ちが大事です。
ただし、下品になってしまったり悪ふざけしすぎると場の空気が冷えてしまうのでご注意を。
ビンゴゲームやクイズなどで、参列者と一緒に楽しむ場合は、景品に凝って、高価な物を少し用意するだけで参列者のテンションも上がります。また、当たる本数を多くしたりすることもいいと思います。その際、だらだら長くして場がしらけてしまわないよう、メリハリを付けて進行しなければなりません。
時間がかかりすぎたり、内輪だけで盛り上がるのも良くありません。年齢層も幅広いので、その場のノリで参列者を「強制参加」のように仕向けるようなやり方はやめましょう。
二次会プログラム
二次会の会場を借りている時間は約3時間程度が平均になります。
その中で時間割をします。大きく分けて、余興があるかないかで時間配分は変わります。
どちらの場合も共通した流れは、新郎新婦入場から始まり、キャンドルサービスまたはケーキ入刀、乾杯、歓談、新郎新婦あいさつといったのが基本です。
新郎新婦にやっていただくイベントは必ず入れること、歓談時間は多めに取った方が参列者も落ち着いて食べられます。また、余興は歓談中の間に入れるパターンが多いです。楽しい時間の後、やはり最後は涙が出るような感動で締めくくることで場が締まります。
進行役の方は、細かく分刻みで台本を書くことで失敗が軽減されます。
この時間帯に用意するもの、照明が消えている時間、BGM、この余興の担当スタッフなど。楽しさと笑いと感動の三つを時間内に入れることで、全体のバランスを考えてみましょう。
二次会当日スケジュール
当日は、準備から退出までを書いたプログラムを用意し、スタッフに渡します。
変更、ハプニングはつきものです。変更などはすぐスタッフに連絡して、こちら側が慌てないよう遂行していきたいものです。場が悪くなるような出来事がもし起きても、参列者が楽しかったら目をつむりましょう。
時間が押しそうな状況になったら、どこかで時間を短縮することも考えておきます。当日にならなければわかりませんが、スタッフの数を少なく見積もってしまったために、大変だったということはよくありがちなミスです。事前に本番のシミュレーションを細かにしておくことです。
二次会に参列する側でも準備する側でも、祝う気持ちは一緒です。
当日楽しく皆さんとお祝い出来たら、多少何かトラブルがあってもよしとしましょう。
新郎新婦を祝い、楽しむことが第一ですね!!