結婚の焦りがプレッシャーになるのはどんな時!
結婚に焦り……。 焦りだけで決めて本当に大丈夫?
年齢にもよりますが、どの年齢にしても周りの環境や状況で結婚に焦りを
覚える人が多くいます。
結婚≠焦るもの
ではないのはわかっていても、そうはいかないことも……。
そんな結婚に対する焦りについての気持ちを解きほぐしてみました。
① 結婚を焦るのはどんな時?そしてその理由は?
そこまで「結婚」を意識してなかった人も
何かの拍子に意識し始め、焦りだす人も多いのではないでしょうか?
ではその焦りだすのは一体どんな時で、なぜそうなるのでしょうか?
結婚で焦りを感じるときの特徴をくわしくご紹介していきます。
(1) 周りが結婚しはじめたから
これはもっとも多い意見かもしれません。
結婚式に呼ばれることも多くなり、話を聞くだけではなく実際に見て実感する
ことにより、「現実」を突き付けられたような気分になるそうです。
「友人の結婚はとても喜ばしいものだけれども、素直に喜べない」
そんな意見もあります。
特に親しい友達が結婚してしまうと自分も! という気持ちが強くなり
結婚に対して焦りがうまれます。
(2) 男性を選べる幅がなくなる。
周りが結婚しはじめ結婚を意識したときに相手がいればこういったことは
ありませんが、もしその時点で自分に特定の彼がいなかったら……。
やはり結婚を焦ります。
「あまりもの」から選ばなければいけない、そんな気持ちに陥ってしまいます。
良い人=競争率も高いから早く結婚するという固定概念のもとそう感じる人も
多いようです。
ただ「良い人」の線引きはそれぞれ違います。
高学歴・高収入を良い人とする人もいれば、自分との相性がいい人を良い人と
する人もいます。
ですから、一概に良い人がいなくなり、選べなくなってくる、というわけでは
ないのです。そういう意味では、自分に最も合った人が、理想の人です。
(3) 子供を産むタイミングが狭まってくる
これは「女性ならでは」の結婚を焦る理由です。
特徴的なのはこの理由の場合「相手がいる、いないに限らず」こう思う人が
多い、という点です。
ですので、結婚した人を見て焦った、というよりは
「子供ができた、産まれたという妊娠報告・出産報告を聞いて」
というのがきっかけになる人がとても多いようです。
実際35歳以上の初産だと「高齢出産」と呼ばれ、ひとつの区切りとして考える
人が多いようです。
子供が欲しいと思う人は、この理由はとても大きく、
「子供を産みたいから結婚を焦る」
もしくは産みたいから結婚した、という人も少なくありません。
(4) 周りからのプレッシャー
結婚を焦る、というのは実は自分だけではありません。
むしろ自分は焦っていないけれど周りから急かされて、という話も多く聞きます。
よく聞くのは「親からのプレッシャー」です。
「○○さん宅の子、結婚したって」
「いつ結婚するの?」
「孫の顔が見たい」
そういった何気ない言葉がすごくプレッシャーに感じ、自分は結婚を焦っていなく
とも「焦っているような気になってしまう」ということがあります。
また友人や職場の人からの「結婚」についての話をされることでもプレッシャーに
なりやすく、「結婚していないことが悪いこと」のように自分でも誤認識して
しまうことに……。
(5) 適齢期
よく「結婚適齢期」という言葉を耳にします。
30歳くらいをめどに適齢期と呼ぶ人が多いですが、そんな適齢期という言葉が
広まりすぎて「適齢期には結婚しなければいけない」という根拠のない固定概念に
縛られてしまうことに。
本来適齢期はその人によって違って当然です。
ですが、適齢期、というひとつの言葉だけで結婚を焦ってしまう人は多くいます。
② 結婚を焦る年齢
先ほど挙げたような理由・きっかけで結婚を焦る人が多くいますが、
実際に焦る年齢は何歳くらいなのでしょうか。
これは①でお話しした理由によってそれぞれの年齢が出てくるようです。
一例を挙げてみます。
(1)20代半ば~30代前半
やはり周りが結婚し、結婚式に出る機会が多くなるこの年齢が多いようです。
(2)30代半ばから~
周りが結婚しはじめ、自分の周りにも「独身男性」が少なくなってきたときに
感じるようです。
20代のうちは周りが結婚してもこの理由で焦る人は少ないようですが、30代になり、
30代半ばになると遊んでいた男性の友人もいつの間にか既婚者に、というところで
焦りを感じるとのことです。
(3)30~35歳
高齢出産と呼ばれるようになるまであと数年、しかも結婚してからすぐに妊娠できる
かわからない、という不安から30代に入ってから焦りだす人が多いようです。
(4)20代後半~
これは地域柄にもよりますが、周りが焦ってくるのがやはり結婚が続く時期。
早いと20代後半から言われ始めた、という人もいますし、親族が誰も
結婚してなかったから30代半ばで言われた、という人もいました。
(5)30歳前後
テレビでも「結婚適齢期」なんて聞くとそのたびに意識してしまう、そんな意見も
ありました。
③ 結婚は焦らないほうが良い
ここまで①②ともに理由など挙げてきましたが、周りにかなり影響されている
というのがわかると思います。
ですが、焦る理由などは誰もが感じること、気にしなくて良いのです。
女性の特徴として(もちろん全員ではありませんが)、「他人の目を気にする」と
いうのを実感したことはありませんか?
「あの人のメイクがすてきだから」
「ファッションをまねしたい」
から始まり、
「周りがこうしているから」
と、周りがきっかけになるという場面がとても多いのが特徴です。
良くも悪くも他人に影響されやすいのが女性です。ですから結婚も、他人に影響されて
焦っているだけであって「自分自身が焦っている」わけではないと思います。
いつの間にか、焦る=友人主体の考えになってしまっているのです。
ただ、①の(3)で挙げた「出産」の場合、気持ちの持ちようだけではどうしようも
ないのです。
医者からも高齢出産は避けたほうが良いという話が多くでるからです。
高齢出産の女性のその人が言った言葉がすごく残っているので少しお伝えします。
現在彼女は、責任あるポストで働いていますが、それが原因となって結婚・出産が
遅くなった、と言っていました。
結婚したのが34歳の時、既に高齢出産と呼ばれるまであと1年しかない状況でした。
その後妊娠、ですが第一子を産むときには「高齢出産」になっていたのです。
医者からも周りからも「高齢出産」に対して否定的な意見しかなく、気分が
落ち込むことも多かったそうです。
ですが、彼女は、「今の自分があるのは仕事をしてきたから。キャリアを
積み上げて自分の力にもできた。
だから高齢出産になっても何も後悔していない、もちろん大変なことは多いけれど。
でも、その大変なことより”今の自分”になってから子供が産めることに感謝。
大人になって、経験を積んだからこそ、これから子供にしてあげられることが
きっとあるはず。と、とても前向きにとらえていました。
妊娠から出産までの話を聞いて、とても大変だな、という印象は正直拭えませんでした。
妊娠症状として出る坐骨神経痛がひどくなったり、むくみがすごかったり、食事制限が
多かったり、きっと思っている以上の苦労をされたと思います。
ですが、無事に出産し、その3年後、第二子も誕生しています。
もちろん医学的に「高齢出産は避けたほうが良い」とされているかもしれません。
日本では現状4人に1人の割合で高齢出産になっているといいます。
子供を産めるタイミングをはかるのはもちろんですが、人生を
一度立ち止まって考えてみてください。
④ 焦らずに結婚する方法
そうはいっても結婚を焦らないようにするのは、どうすればいいの!
と言われる人も多くいます。
先ほども話したように根本的に「人は人、自分は自分」という考えを強く
持つことが必要です。そして「友人離れ」とする、これもひとつの手です。
決して友人との付き合いをなくす、というわけではありません。「自立をする」
ということです。
自分を持っていれば、他の人のことは不思議と気にならなくなります。
結婚ではない、何か別のものに打ち込むのも一つです。仕事でも趣味でも。
この別のことに打ち込むというのは決して、逃げているわけではありません。
結婚が遅いこと=悪いこと、では決してありません。結婚していないことを
卑下する必要もありません。
むしろ自分は自分であるということ、自分が体験する前に結婚した体験談が聞けて
良かった、と周りの結婚を自分の糧にできると、自分にも余裕が生まれると思います。
結婚を焦る必要は全くないのです。
自分の人生の中で大きな決断ですから、納得するまで考えて自分の意志で結婚を
決意するのが一番良いのではないでしょうか?