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婚活で身の程知らずな人が陥る狭い視野での選択

婚活で身の程知らずな人が陥る狭い視野での選択

婚活がなかなか上手くいかない。そう悩んでいる人の場合、無意識にも身の程知らずの婚活をしている人も多いようです。

婚活を成功させるために、身の程知らずな人の特徴をご紹介します。

① 身の程知らずとは?

まず、婚活で身の程知らずな人と聞いてどんな人をイメージするでしょうか。

そのイメージは人それぞれですが、理想が高い人をイメージする人が多いのではないでしょうか。

せっかく婚活をするのですから素敵な人に出会いたいと思うのは当然で、理想が高いのも悪い事ではありませんが、その理想が自分の身の丈に合っているかという事がポイントです。

人は誰しも長所も短所もありますので、あなた自身にも良いところもあれば改善するべきところがあります。

その事を理解していると、相手にも長所や短所があるから、相手のどんな面も受け入れようという気持ちになれます。

また、自分が理想とする条件を完璧に満たしている人にはそう簡単には出会えない、という事も知っていますので、理想の条件を追い求めすぎてなかなか婚活の結果が出ないという事態を避ける事も出来ます。

逆に言うと、自分の事は差し置いて相手に求めすぎている人は、婚活で身の程知らずな人になってしまう可能性があり、とても危険なのです

② 女性を年齢で選ぶ男性

婚活で身の程知らずな人の特徴の1つとして、女性を年齢で選ぶ男性という例があります。

男性か女性かに関わらず、自分は年上とお付き合いしたい、または同い年の人が良いなど年齢の理想はありますが、特に男性の場合は女性の年齢にこだわる人が多いようです。

なぜ年齢にこだわるのか主な理由としては、自分が相手をリードしたいのかリードされたいのか、という事があります。

自分が主導権を握りたい人は、相手にいろいろ教えて支えてあげたいという思いが強く、年下の人を選ぶ傾向にあるようです。

一方で、相手にどんどん引っ張って欲しいという人は、知識も経験も豊富そうな年上の人を選ぶようですが、本当に年齢だけで決められるものかと言うと決してそうではありません。

若くても知識がありしっかりしている人もいますし、年齢を重ねても甘えるのが上手で相手に付いていきたいという人もいます。

年齢だけにこだわって選んでしまうと、自分がリードしたかったのに結婚してみたら理想と違った、なんて事もあり得るのです。

これは相手が悪いのではなく、自分の勝手な思い込みによって相手を選んだために、理想と現実のギャップに苦しむのです。

婚活で身の程知らずな人にならないために、年齢のみで人を判断するという事は避けた方が良いでしょう。

③ イケメンにこだわる女性

婚活で身の程知らずな人の例として次に紹介したいのが、イケメンにこだわる女性です。

確かに容姿端麗な人は見ていても惚れ惚れしますし憧れるものですが、結婚相手として1番重要なのはイケメンなのかと言うとそうではありません。

その理由としては2つあります。

1つ目の理由は、容姿で選ぶと性格とのギャップを受け止められなくなるという事です。

イケメンな人は自分の理想とする容姿で、第一印象が最高に良い人だと言えますが、イケメンだからと言う事だけで選んでしまうと、結婚してから容姿と性格のギャップにガッカリしてしまう事もあります。

容姿だけで選ばずに、初めから相手の性格に向き合っていればそんなガッカリした気持ちにはならないはずです。

2つ目の理由は、容姿で選ぼうとすると自分も容姿で選ばれるという事です。

イケメンかどうか見た目だけで判断する人は相手の性格を知ろうとしないので、上辺だけの会話や付き合いになります。

そのような状況では、男性も深いお付き合いをしてその女性の性格を知る事ができません。

女性が容姿だけで選ぶと、男性からも容姿だけで選ばれてしまうかもしれないのです。

男性には自分の性格を見てもらって選んで欲しいという人は、婚活で身の程知らずな人にならないよう、容姿はあくまでも印象を決める目安とするに留めておく方が良いでしょう。

④ ○○似高の女性がいいと執着する男性

婚活で身の程知らずな人の特徴で、イケメンにこだわる女性がいるように、○○似がいいと執着する男性もいます。

例えば自分の好きな女優やアイドルに似ている人を求めている人です。

これはイケメンの男性を求める女性と同様に、容姿のみで判断しようとしていますが、それにプラスして、理想とする女優やアイドルのイメージから離れられないという事が言えます。

単に容姿で選ぶのではなく、あの女優とはここが違う、あのアイドルはもっとこうだ、というように、固定されたイメージから少しでも外れる相手は眼中にない、という考えになってしまうのです。

そんな考えでは、せっかく素敵な人と出会っているのに、自分の勝手なイメージによってその出会いを無駄にしているかもしれません。

またイケメンにこだわる女性同様に、容姿と性格とのギャップに悩んだり、お互いの性格を知ろうとしない上辺だけの付き合いになったりという可能性もあります。

婚活で身の程知らずな人は、男性も女性も容姿にこだわり過ぎると、素敵な人に気付かないというようにせっかくの出会いを無駄にしてしまうかもしれないのです。

⑤ 男性を高年収で選ぶ女性

ここまでは容姿で人を選んでしまう、婚活で身の程知らずな人の例を紹介してきましたが、容姿ではなく、男性を年収で選ぶ女性の例も紹介します。

婚活では、結婚をして共に人生を歩む人を探すので、相手の経済力が気になるものですが、年収だけで選ぶのは危険です。

当然の事ですが、年収は金額が増える事もあれば減る事もあります。

金額が増える時は嬉しいものですが、金額が減ってしまった時にも変わらずに相手を愛せるでしょうか。

相手を年収だけで選ぶと、年収が下がった時に相手への魅力が薄れて、こんなはずじゃなかったのにと思ってしまうかもしれません。

年収は安定した家計を得るうえでは重要な事ですが、婚活で身の程知らずな人にならないためにも、年収が将来変化しても変わらずに相手を愛せるかどうかを考えてみてください。

⑥ 男性を限られた職業で選ぶ女性

先ほどお伝えした男性を年収で選ぶ女性と関連して、男性を職業で選ぶ女性の例も紹介します。
婚活で身の程知らずな人は、職業で相手を判断する人もいます。

例えば大企業に勤める人がいい、お医者さんがいい、パイロットがいいと、職業だけで相手を選んでいるパターンです。

確かに年収と同様に、相手がどんな仕事をしてどんなステータスなのかは気になるもので、一生懸命に働く相手の姿を見てますます好きになる人も多いでしょうが、職業も将来変化する可能性があるという事を忘れてはいけません。

転職者の傾向を見てみると、リーマンショックがあった2008年から2年間は減少したものの、それ以降は増加している事から、転職をする人というのは今後も増えていくかもしれないという事が言えます。
(総務省 「労働力調査2019年」より)

もし、結婚相手が転職をした時にも気持ちは変わらず、結婚生活を続けていけるかどうかが大切です。

何よりも職業ばかりにこだわっていると、容姿で相手を選んだ場合と同じく、相手の素敵な一面に気付かずに出会いを逃してしまうかもしれません。

婚活で身の程知らずな人にならないために、職業だけで相手を選ばないようにした方が良いのです。

⑦ 男女共にふさわしい自分に成長する

ここまで、婚活で身の程知らずな人の特徴をお伝えしてきましたが、いずれの事例も自分の身の丈に合っているかどうかを意識して相手を選んでいない傾向があります。

冒頭にお伝えしたように、婚活で身の程知らずな人は、自分にも長所や短所がある事を差し置いて、相手に自分の理想を求めてばかりいる人が多いのです。

自分自身が良いところも悪いところもあると理解していれば、相手の長所や短所を受け入れる事ができますので、広い視野を持って相手を理解しようとします。

そうすれば、将来結婚して相手の意外な一面を見たとしても受け止める事ができ、ギャップに苦しむ可能性は低くなります。

また容姿で選ぶ人の事例でも紹介したように、相手のある部分のみを見て判断しようとすると、そればかりに集中して上辺だけの付き合いになるので、お互いの本質を知る機会を得られず、自分も相手から正しく理解してもらえないかもしれません。

狭い視野でしか相手を判断できない人は、まるで鏡のように相手からも狭い視野でしか判断されないという事もあり得るのです。

婚活では理想の人に出会いたいというのは当然ですが、今の自分はどうかという事を冷静になって考えてみてください。

自分が理想とする人の隣にいるために、自分が改善すべきところや努力するべきところがあるかもしれません。

それをせずに自分の理想ばかりを相手に求めてしまうと、結果的に自分は身の程知らずな人へとなってしまうのです。

理想の人に似合う自分になるためには、相手に求めるだけではなく、男女共に相手にふさわしい自分に成長する事が重要なのです。