失恋の動悸の対処方法と動悸がおきる6つの理由


                                               


失恋の動悸の対処方法と動悸がおきる6つの理由

いきなりですが、「動悸」を体験したことはあるでしょうか?
動悸がしやすい人もいるだろうし、今までにあまり体験したことがない人も
いるでしょう。

動悸がする原因が運動によるものだったり、体質であったり、はたまた薬の副作用、
というのもあるでしょう。

動悸を体験した人の多くが、「思っていた以上に苦しい」と感じ、中には
「動悸がすることで恐怖を覚える(怖くなる)」という人もいました。

安易に考えられやすい動悸ですが、いきなり心臓がバクバクとまるでフルマラソンを
したときのような状態になるのですから「怖い」と感じるのも当たり前かもしれません。

ある社会人3年目のOさんは、動悸を体験した記憶はなく、また動悸とは無縁だと
思っていたそうです。

そんなOさんがあることをきっかけとし「動悸」を身をもって感じることになったのです。
それは「失恋」でした。

失恋で動悸が起こるの?と思う人もいるかもしれません。ですが「精神的ダメージ」は
思っているよりも体に支障をきたし、動悸を引き起こすことは多くあるのです。

とはいっても動悸が良いものではないのは当然ですし、できることなら動悸をおさえたい
です。

Oさんは失恋によって動悸を起こしてから、頻繁に動悸を起こすようになりすごく
つらい経験をしました。

動悸を引き起こしてしまうくらいなら恋愛なんてしたくないとも思ったことがある
そうです。

それでもOさんは今、動悸を改善すべくたくさん考え、ある結論を出しました。

失恋によって動悸を引き起こし、辛い思いをしている人がいるかもしれません。
Oさんの体験をもとに少しでも「動悸を改善する」手助けになればと思います。

 ①失恋して体が重いどうして?

初めて動悸を起こす前、Oさんの体には「前兆」が起こっていました。
大きく分けると3つ。まずは「体が重い」と感じることでした。

倦怠感にも似たその体の重さは、次第に体力を奪っていき、やる気をなくさせて
いきました。

失恋から1ヶ月もすると、その体の重さゆえに日々仕事に行くのが精いっぱいで、休日は
家で寝ているだけの生活になっていきました。

体が重い理由が失恋による精神的なものだと少なからずわかっていたOさんでしたので、
例えば風邪をひいたときのように「薬を飲んで」解決は出来ないと思っていました。

風邪のひきはじめで体が重ければ、早めに風邪薬を服用することもあるでしょう。
ですがそういうわけにもいかず、ずっと体の重さを感じていたため、何をする気力も
わかなかったそうです。

 

②失恋後、頭痛がする!

2つ目は頭痛でした。

片頭痛のような痛みで、継続して起こることもあれば、家に帰ってきてから
起こることもあり、頭痛が起こる時間はまばらだったそうですが頭痛は
毎回ひどく、その痛みで仕事にならないこともあったそうです。

そんな時は市販の頭痛薬を服用していたといいます。

 ③失恋してめまいがする

そして一番最後がめまいでした。

めまいがするようになったのとほぼ同時期、動悸が起き始めたといいます。
体のけだるさ、頭痛、めまい、体は幾度となく悲鳴を上げ最終的に動悸を起こして
しまったのでした。

 ④失恋後、考えると動悸が激しくなる

Oさんは体調が悪くなっていたころはまだ失恋の悲しさもあり、立ち直れていないことも
相まって失恋のことを考えないようにしていました。

ですが体調が目に見えるほど悪くなり、仕事など普段の生活にまで支障をきたしてくる
ようになると「失恋と向き合わなければいけない」と思い始めてきました。

というのも、失恋したことと向き合うのを避けてはきたものの、やはり何かをきっかけに
失恋したことを思い出すこともありました。

そういった「失恋を思い出したとき」に動悸が起こっていることが多いことに気が付いた
からなのです。

失恋した悲しみの中にいるOさんではありましたが、それでも「失恋で動悸が起こる」と
いうのは考えていなかった、といいます。

ただ事実、失恋を思い出したときに動悸が頻繁に起こるようになり、失恋のことを思い
出すことで動悸が引き起こされていると考える以外、動悸が起こる原因を説明できる
ほどのほかの要因はありませんでした。

不幸中の幸いだったのが、仕事中に動悸が激しくなるということが少なかったこと。

Oさんが思うに、失恋から1ヶ月経つ頃には、仕事中は仕事に集中することができていた
ために動悸がでるというのが少なかったといいます。

その反面仕事が終わり帰宅して一人の時間になると、失恋のことを思い出してしまい
動悸が激しくなってきてしまっていました。

動悸が激しくなることで外出する機会が減ってしまったとOさんは言います。
失恋した直後は外出する気にならなかったものの、数か月経つ頃には外出も少しずつ
「しよう!」という気になったのだとか。

ただ、「動悸がいつ起こるかわからない」状況で外出するのは怖く、同時に友人と会う
時間も減ってしまったといいます。

「失恋で動悸が起きるなんてとても友人には言えなかった」というOさん。
確かに仲の良い友人でも打ち明けるのは勇気がいりそうですよね。

 ⑤動悸を改善したい

外出を怖がるようになってしまってから数か月、失恋してから半年が経つ頃、動悸こそ
起こるものの少し気持ちに余裕が出てきたことを感じたOさんは、これを機会に
「動悸を改善したい」と思うようになったといいます。

怖がることなく外出し、すぐでなくても次の恋をしたいと思えたそうです。

ですが「どうやって動悸を治すのか」という肝心なところの答えがすぐに出たわけでは
ありませんでした。

Oさんは色々と自分で調べ、ある結論に達しました。
それは
(1)薬に頼る
(2)自分の気持ちを変えてみる(自分でどうにかする)
という2つの方法があるというもの。もちろん薬に頼ったほうが早く、そして確実に
動悸を抑えられるでしょう。

しかしOさんは「今だけ薬で克服できてもまた失恋して同じようになってしまったら
意味がない」と考え、自分でどうにかしてみる方法を模索し始めました。

とにかく思いつくことをやることにしたOさん。
早寝早起き、生活リズムの改善、睡眠時間の確保、趣味をもつこと、等自分が思いつく
ことをしてみたそうです。

それと同時に近場から出かけてみることにしたOさん。コンビニから始まり、
レンタルショップ、パン屋さん、ウィンドウショッピングなどほんの少しずつですが
慣れさせていきました。

そしてそういった生活を続けること2ヶ月、変化が起こり始めたといいます。
動悸が起こる回数が極端に減ったというのです。

たくさん試したので何が良かったのかわからなかったといいますが、どの行動にも
共通するものがあったといいます。

 ⑥自分を大切にすること

それはどの行動も「自分を大切にしている」ということです。
早寝早起きも生活リズムの改善も睡眠時間の確保も自分を大切にしているから。

趣味を持ち、少し遠くに出掛けて息抜きするのも自分を大切にしているから。

自分を大切にする、というのは当たり前にやっているようで実はできていない部分が
多いのかもしれません。

動悸が収まり始める頃、失恋とも向き合えたというOさん。

まだ次の恋をする気にはならないものの、会社へ行き仕事をし、休みの日は楽しみ、と
動悸を怖がることなく生活ができているそうです。

Oさんはこんなことを言っていました。
「失恋によって動悸を起こしてしまうことは恥ずかしいことではない。でも恥ずかしい
ことだと思って誰にも助けてと言えない。

そんな時は自分でどうにかするしかないからとても辛いけど、自分で頑張った分、
少し乗り越えられたときに大きな自信になります」と。

Oさんは動悸がおさまってきた今、友人に「実はね」と失恋による動悸のことを話せて
いるそうです。

Oさんが言うように動悸は起こった本人しかわからない辛さがあります。
ですが、少しずつ「自分と向き合って自分を大切にしたら」乗り越えられることも
十分にあるのです。

少しずつ、自分を大切にすることを始めてみませんか?