恋愛でストレスを感じるタイプと3つの解消方法
恋愛とは本来、楽しむべきものでしょう。楽しいことを共有し、幸せを感じ……。
ですがそんな中、辛いことや悲しいこと、悩むことも出てくると思います。
それを乗り越えようと努力をするとは思いますが、そうしているうちに恋愛自体を「スト
レス」に感じてしまうこともあるのではないでしょうか。
人はとても繊細です。ストレスを感じてしまうと、精神的にだけではなく身体的にも影響
を及ぼしかねません。
人がストレスを感じると、そのストレスに対応するために「アドレナリン」を分泌するの
で、
- 心拍数の上昇
- 手のひらが汗ばむ
- 興奮して眠れない
- 食欲低下
などの症状が起きてしまいます。
またこの状況が続いている中で「ストレス」を解消できずにいると、糖や脂肪などのからだ
のエネルギーを放出し、これに対応しようとします。
- 不安感
- 疲労感
- プレッシャーを感じる
- 体調不良になる(風邪など)
- アルコールや喫煙量の増加
を引き起こしてしまいます。
さらにそれが慢性的になってきてしまえば、自律神経の乱れを引き起こし、
- 不眠症
- 判断力の低下
などにつながり、ひどいとうつ病を発症する場合も。
実際に「恋愛」による「ストレス」でうつ病を発症し、完治するまでに時間がかかった、もしくはまだ完治できていない、という人もたくさんいます。そうなってしまっては大変です。そうなる前になぜ恋愛でストレスを感じるのか、そうなってしまったときどうしたら良いのか、お話していきたいと思います。
いつも彼女のことを考えて他のことが手につかない
一見、「ストレス」とは無縁のことのように思えてしまいますが、脳の思考のうち恋愛が大きく占めてしまうと他の行動に制限をかけてしまうことになります。
彼女のことを想うあまり、何も手につかない状態になってしまうのです。
こうなる要因として、例えば、
- 彼女から連絡がこない
- 彼女の気持ちがわからない
- 彼女に対して不安に感じる思いがある
- 彼女との時間がとれていない
など様々なものがあります。
彼女のことを考える、というのは良いことですが考えすぎてしまうとストレスになります。それはどんなに考えても「自分で答えを導き出せないこと」だからです。
答えが出るものに関してはさほどストレスに感じることはありません。むしろ答えが分かった時にスッキリすることができるでしょう。ですが人の気持ちなど、答えがでないものに対して考え続けていると、答えを導き出せないことに対してストレスを感じてしまうのです。
もし何か不安があれば、聞きたいことがあれば、「彼女に聞いてみる」のが一番です。
本人の口から聞くことによって、その答えに関わらず「答えがわからない」というストレスは感じずにいられると思います。
ただ「考えるあまりストレスになってしまっている」というのはあくまでも自分都合の話です。彼女からしたらその気持ちを押し付けられても困ってしまうでしょう。
素直に「連絡がこなくて不安になってしまった」などと伝えて、問題を解消しましょう。
不安や問題がなくなれば必然と、必要以上に彼女のことを考えてしまうというのはなくなり、恋愛でストレスを感じることもなくなるでしょう。
彼女が好きかどうかわからない
彼女に対する気持ちが自分でわからなくなってしまって、考えているうちにストレスになってしまう……。そんな恋愛の経験ありませんか?
これは先程の理由とは全く逆ですが、「答えがわからないものに対するストレス」というところでは同じであると言えます。
ただ先のものとは違い「相手の気持ち」ではなく、「自分の気持ち」がわからないので、その分モヤモヤとした気持ちが強くなり、大きなストレスを抱えることになるでしょう。
30歳男性
今からお話するのは、彼女と付き合って4年になる30歳男性のことです。
もともと同じ職場だった彼女と付き合って4年、現在は違う職場(昇給の為男性が移動)で働いています。
周りは結婚し、職場でも「いつ結婚するのか」と聞かれる日々。
そんな毎日がいつの間にか男性を苦しめていたのでしょう。
恋愛=ストレスになってしまっていたのです。
彼女と特別何かがあったわけではありません。
互いに働いているので会うのは10日に一度ほど、それでもうまくやってきたそうです。
そんな中で何度か結婚の話が彼女の言葉の端々に感じられるようになり、それもストレスになってしまった要因のひとつだったかもしれません。
そのうちそのストレスから、考えること自体が億劫になり、ついには「彼女を好きかどうかわからない」そんな状態になってしまいました。
多くの男性の場合、「考える」という作業が続いてしまうと非常にストレスに感じ、考えることを放棄してしまうことも多いのだとか。
まさしくそうなってしまったそうです。
「彼女は何も悪くない」
「でも今結婚とか考えてられない」
「周りから言われることに嫌気がさす」
「結婚がすべてなのか」
色々な思いが巡り、自分の気持ちがわからなくなってしまったそうです。
その為彼女と会っていても会話が続かず、彼女の言うことには空返事。
それがしばらく続いてとうとう彼女から「距離を置きたい」と言われたそうです。男性自身も彼女のことを好きかどうかわからない、という状況だったので距離を置くことに賛成したそう。
と、同時にこの「ストレス」から解放される、と思ったそうです。
しかし、その気持ちとは裏腹にモヤモヤした気持ちは晴れず、彼女に対する自分の本当の気持ちに気が付きました。
確かに周りから結婚の話が出てきていてストレスになり、そのうち考えることが面倒になって彼女への気持ちもわからなくなってしまったのですが、それは自分の気持ちが整理できていなかったからで、決して「彼女を嫌いになった」わけではなかった、ということに。
結局男性は、これまでの気持ちを正直に伝え、彼女に対して謝罪をし、もう一度やり直す決意をしたのです。
この男性の場合は「なぜ彼女が好きかどうかわからないのか」
という原因を自分の中で探せたことが、自分の気持ちを整理できることにつながりました。
結婚という圧力から逃げたくなって、気持ちがわからなくなり、ストレスだったという結論が出たからこそ、彼女ともう一度向き合うことが出来たのです。
自分の気持ちがわからずにストレスになってしまっているのなら、一度恋愛から離れて考えてみるのも良いかもしれません。
ただ、女性からすればそれは身勝手な言い分であり、今回の話のように距離を置いてみたのちやり直そうと思っても女性から修復不可能、と突きつけられてしまう場合もあるので、よく考えて行動することが重要です。
あえて、友人と会う時間を作る
恋愛をすると必然と恋人との時間が増えます。
それと同時に他の時間は削られてしまうでしょう。
その削られてしまうもののひとつに「友人と会う時間」が含まれると思います。
恋愛=彼女と友人、どちらかをとる必要はまったくもってありませんが、女性の中にはあまり多くの時間を友人と使うと、快く思わない人も多いのです。それは女性の多くが恋愛体質であり、実際女性自身も彼氏ができると友人との時間より彼氏との時間を優先する為、同じようにしてくれない彼氏に不満を持ってしまうのです。(もちろんすべての女性ではありませんが)
この女性の考えを男性側が押し付けられてしまうと、恋愛をすることを途端にストレスだと感じてしまいます。
彼女=女性の考え方・理解にもよりますがもしこのような彼女だと億劫に感じてしまうこともあるでしょう。
もしこうなってしまった場合には、正直に「友人と会う時間を作りたい」と彼女にいうべきです。ですが、注意点は彼女との時間を作らないままこれをやってはいけません。
彼女との時間を十分に作ったあとで、友人との時間も作りたい旨伝えなければ、またそこで揉めてしまう原因になってしまいます。
一番良いのは友人と会う時間が決まったら事前に連絡をすることです。
その上で
「○日は友人と会うけれど、
○日空いてる?空いてたら会いたい」
などというと女性もわかってくれることでしょう。
面倒だな……。そう思うかもしれません、すごくわかります。
こちらからしたら友人と会う時間を作ることが彼女をおざなりにしているわけではないのに、女性はそう捉えてしまうのです。
ですが、男性と女性の考え方は大きく違います。ですから仕方ありません。
友人との時間を作れずに恋愛がストレスに感じてしまうよりは、彼女ともうまくやりつつ、自分の時間も確保できるこの方法をオススメします。
こう挙げていくとわかるように、実は「恋愛」を「ストレス」と感じるのは自分の捉え方次第なところも沢山あるのです。
もちろん恋愛は相手ありきですから、自分ではどうしようもできないところも出てくるかと思います。
ですがそこに対して、いかに予防線を張って行動していくか、それをするだけでも「ストレス」を感じずに恋愛をすることができるのです。
中には「そんなに面倒ならば恋愛をしたくない」そういう声も聞こえてきそうですが、所詮は他人、彼女であれ友人であれ、上司であれ家族であれ少なからず気を遣わなければいけないのです。
自分からすれば予防線をはり行動することでストレスの軽減をはかっていますが、実は周りからすればそれは「思いやり」の気持ちととることもできます。
ですから嫌な方向に考えず、自分のストレス軽減の為にも、また相手の為にもう一度試してみてください。
やっていくうちに自然と身に付き、考えずともできるようになるはずです。
そうすればストレスを感じるどころか、恋愛も楽しく、また自分も楽しく過ごすことができるようになります。