50代の結婚 めざせ! とってもすてきなシニア婚。
平均寿命も上昇している昨今
50代の結婚も当たりまえ、そんな時代です。
未婚率を取り上げてみると
50代で未婚の場合、生涯未婚率といいます。
厚生労働省の研究機関である国立社会保障・人口問題研究所から、
2015年の50歳までに一度も結婚したことがない人の
「生涯未婚率」が過去最高になったと発表されました。
男性で4人に1人、女性で7人に1人が
生涯に一度も結婚しないことになります。
「生涯未婚率」は、2010年の前回調査から男女とも3.23ポイント増えて、
2015年で過去最高を更新しました
(男性23.37%、女性14.06%)。
同研究所では5年に1度、直近の国勢調査をもとに婚姻状況を分析して、
生涯未婚率を割り出しています。
時代は変化しています。
今まで1度も結婚したことのない50代、60代でも、
真剣に婚活を始める人が年々増えているのです。
さらに、50代、60代の再婚希望者も増加の傾向にあります。
離婚して一人になってしまった、死別して一人の生活がこの上なく寂しい。
そんなシニア層が婚活で相手を見つけ
人生の後半を幸せに送りたいという人が増えています。
とはいっても、長く一人で生活してきたシニア層が
一緒に人と暮らすのは慣れる期間が必要です。
「これまで独身でいたのだから、他人と暮らすのは面倒」
「1人のほうが気が楽」
「自由な時間を好きに使える」と思う人がいる一方で、
「残りの人生をパートナーとともに過ごしたい」
「経済的に、1人よりは2人で支え合ったほうがよい」
と思う人も多くなっています。
また、1年1年歳を重ねるに従い、
「一人では寂しい」
「病気になったときに心細い」
「孤独死するのは嫌だ」と考え、
婚活を始める人も多くなっています。
恋愛はいくつになってもできます、
50代でも60代でも人を好きになるのは若いころと変わりないですが、
いざ結婚となると年齢が高くなればなるほど難しくなり
結婚できる確率が極端に低くなります。
なぜならば、すでにお互いの生活が確立されてしまっていますので、
二人で一緒に生活することに慣れるまで時間がかかってしまうのです。
慣れればいいですが、あまりに生活感が違うと
一緒に生活すること自体が苦痛になってしまいます。
1.50代の出会い
男性が求める女性と、女性がもとめる男性のギャップが
大きくなるのも50代です。
例えば、50代の女性が、男性に求めるのは老けていない若々しい人、
自分と同じか年下を希望します。
みるからにおじさんのように太っていたり清潔感のない
中年という男性は希望しません。
かたや男性の50代は初婚であれば子供が欲しいと希望して
ぎりぎり子供を出産できる30代後半か無理して40代前半、
再婚となる50代男性は子供がいて高校生か大きければ大学生。
50代の女性はもう子育てはいいかなと子育てからは卒業したい
年代なのです。
こう考えると出会うこと自体が難しいのです。
1日でも早く結婚するために50代で結婚のための婚活を考えたら、
人数も多く出会いも多い結婚相談所でのお見合いから始めるのが
一番確実で早いといえるでしょう。
2.50代の結婚に求めること
50代は子供を持つ年齢は過ぎて、子育てをすることなく生活するには、
「子はかすがい」の夫婦を結びつけるものがありません。
だからこそ、後半の人生をともに「寄り添って生きる」感覚が
重要になってきます。
例えば、男性側は、いくつになっても
「日常生活で家事や料理をやってほしい、
「老後のめんどうを見てほしい」
という意識が強いのが実情ですが、
それだけでは、女性は結婚しようという気にはならないのが普通です。
50歳過ぎまで自由に生きてきた女性が、家事をすべて一人で
背負うとなると何のために結婚するの?ということです。
50代過ぎての結婚は家事もできる時にどちらかがする、
お互いに協力して生活をするという感覚を持たないと
これからの人生の結婚生活は続かなくなってしまうでしょう。
お互いに思いやりをもって、助け合っていくことが必要です。
また、女性は老後に向かって経済的な心配があります。
かといって男性にすべて任せるのではなく働けるうちは
働いていき、経済的に余裕をもって生活することが必要です。
3.50代の結婚を幸せに送るためには
50代で独身のまま来てしまった人が、これから幸せな結婚生活を
送るためにはどんな点に気を付けたらよいかをまとめてみました。
いくつになっても、手をつないで買い物したり
散歩できることは仲が良くてとてもうらやましいですよね。
また、歳をとってから夫婦で頻繁に旅行をしたり、
おいしいお店に行って食事したり、そんな二人を見て
「幸せそう…わたしもあんな風になりたい!」とだれでも思うものです。
人は歳をとればとるほど孤独を感じるものです。若い時は感じなかったことでも
「急激に寂しい」という感情が押し寄せるのも50代の特徴です。
そんな寂しさを感じないためにも気の合う二人で
人生の後半を仲良く過ごしたいものです。
仕事も60歳以降からは定年後の人生を考えなくてはなりません。
そんな時にやりたいことを自由にやらせてくれる相手だったら良いでしょう。
例えば、仕事が一息ついたら田舎の閑静な地域に移り住んで
野菜を作りながら生活したい、
あるいは趣味を本格的にやってみたい、など、結婚相手を選ぶ時は、
仕事が終わる定年後、
“やってみたいと思っていること”に共感してもらえるかどうかを、
一つの目安にするといいでしょう。
第二の人生、今までやりたかった事を協力したり応援してもらえたり、
夫婦で一緒に楽しめるような生活がいいですね。
一人では絶対に楽しめないことを二人で楽しみましょう。
50代の結婚は幸せなシニアライフを共有できることが大切です。
若い時のようにドキドキするような恋愛、感情が上がったり
下がったりするような、恋愛相手では疲れてしまいます。
これからの年代は穏やかで一緒にいると落ち着くなど、自分が自然体で
いられるなどの気持ち面を重視して相手を選ぶとよいでしょう。
毎日の生活が中心ですから仲の良い友達、そんな関係が一緒にいて
疲れないでしょう。
いかがでしたか?
これからは、超高齢化社会
「もう50代」と思うか、「まだ50代」と思うかは考え方次第。
今までの経験を生かして相手にも求めることは少なく
穏やかに一緒に楽しめるシニア婚とっても素敵です。