良い式だったと一生の思い出作りの結婚式の準備
一生を誓い合い、夫婦としてのスタートを切ると
すぐやってくる大イベントが「結婚式」です。
ひとえに結婚式と言っても、決めることは膨大な数ほどあり、
準備の時間は思っているよりもかかるものです。
ではどうやって結婚式の準備をしていったら良いのでしょうか。
まず決めるところのリストアップをしていきます。
とはいってもやること自体何があるのかわからないと思いますので、
結婚式で必要な準備を挙げてみました。
これらをどうやって準備していくのか、どんな方法があるのか、
それぞれ挙げていきたいと思います。
もちろんこの方法だけではありませんが、ひとつの方法として
頭に入れておくとよいかもしれません。
① 結婚式場探し
まず大きな準備として「結婚式の式場探し」が挙げられます。
結婚式を経験した人で、準備が大変だったと感じるものの上位に
「式場探し」が挙げられるほどです。
今やたくさんの結婚式場があり、その式場によって結婚式のスタイルも
大きく変わってきます。
例えば、
ホテルでの結婚式、
教会での結婚式、
立食式のフランクな結婚式、
ゲストハウスでの貸し切り結婚式、
料理専門店(レストラン)での結婚式、
など様々あります。
明確に「こんな結婚式にしたい!」というものがあれば、
そのスタイルの結婚式場を探せばよいでしょう。
自分たちに合うものがどれなのか明確なイメージがない場合は、
膨大な数の結婚式場から探すのはとても難しいものです。
そんな時は、
・招待客が来やすい場所
・自分たちの予算に合ったプランを提供している式場
から選ぶと結婚式場を絞ることができます。
今ではインターネットで希望の条件を入れると検索することができます。
これらで絞った式場を自分たちの時間の許す中で何件か候補をあげてみて下さい。
その時に注意するのが
「似たような式場、似たようなコンセプト(スタイル)」は選ばないことです。
② 式場下見
結婚式場を絞ったら次は式場の下見です。
この下見は意外と時間がかかります。
1日に1件、頑張っても2件回るのが精一杯でしょう。
式場の雰囲気を見るだけでは終わらず、
プランや金額の説明などウェディングプランナーさんがしてくれますので、
思ったよりも時間がかかるでしょう。
また式場のほとんどが下見も予約制となっています。
飛び込みで対応してくれるところもありますが、
きちんと説明を受けたいのであれば予約していくことをオススメします。
この式場の下見では、出来れば全く異なる、例えば教会とホテル、
のような相対象の結婚式場へ行ってみてください。
式場の下見をたくさんすることは大切ですが、
あまりにも多くの式場を回ると正直どこの式場がどういったものだったのか、
わからなくなってしまいます。
リストアップした式場がたくさんあって迷ってしまうのであれば、
行きたい式場から違うスタイルのものを選び、
消去法で考えていくと絞りやすくなります。
そうやって式場の下見を行っていくと、どんなスタイルの結婚式が良いと思うか、
どんな結婚式場に魅かれるかが定まってくると思います。
③ 招待客を決める
結婚式場の規模にもよりますが、結婚式に招待する人数、
そして誰を招待するかを決めます。
式の内容を決める上でこれらが重要になってきます。
何人招待するかによって予算が決まり、誰を招待するかによって
式の内容や、食事、引き出物などに大きな違いが出るからです。
結婚式はもちろん「新郎新婦」のお祝いの席ではありますが、
日頃お世話になっている人や、両親への感謝の気持ちなどを示す場でもあります。
招待する人によって内容が大きく変わってくるので、
式場が決まったら、誰を招待するのか決めると良いでしょう。
④ 席次表を決める
招待客が決まったら、その招待客の席次表を決めなければいけません。
大まかにはウェディングプランナーの方が教えてくれますが、
細かなところは自分たちで決める必要があります。
失礼に当たらないよう、また招待客が楽しんでもらえるような席次表を、
片方の意見だけではなく、ふたりで話し合い、決めてください。
⑤ 仲人を依頼
今は仲人を依頼する人も減ってきているので、
そもそも「仲人ってなに?」と知らない人も多いようです。
仲人は新郎新婦の婚約から結婚までを取り仕切り、
さらに新郎新婦両家の間を取り持つ役割をもつ人です。
その為「仲人とは一生の付き合い」と言えるほど重要で、
簡単に誰かにお願いするものではありません。
結納、挙式、披露宴、結婚式が終わってからもその付き合いは続き、
仲人は二人を見守っていく人であり、支えてくれる、相談に乗ってくれる、
大切な人です。
本来であればこの仲人は、新郎新婦ふたりと深い関係を持つ人にお願いすることが多く、
職場の上司、学校の先生などが選ばれることが多いといいます。
さらにその仲人さん自身、夫婦円満であるのが条件とされています。
仲人とひとえに言ってもやることはたくさんありますし、責任のあるものです。
仲人を依頼する場合には、新郎新婦ふたりでお願いをしたほうが良いでしょう。
そして仲人を依頼したときに注意しなければいけないことがあります。
まずひとつは、結婚式の3~4か月前には声をかけるのが良いでしょう。
そして結婚式の日取りはこの仲人の日程も合わせて確認する必要があります。
もうひとつは、式後お礼を渡すのが礼儀です。
金額にして10~30万円ほどが一般的のようですから、
気持ちを添えて包み渡すのが良いでしょう。
⑥ 衣装を決める
新郎新婦それぞれの衣装は、目で見るよりも着てみるのが一番です。
両親と一緒でも良いですし、パートナーと一緒でも構いません。
気になるものから着ていって自分に合うものを探してみましょう。
⑦ 受付挨拶余興を決める
結婚式は新郎新婦だけではどうにもなりません。
友人に受付や挨拶、余興など頼む場合も多いでしょう。
仲人の時と同じように早めに協力をお願いするとともに、
気持ちとして謝礼を渡すのもお忘れなく。
⑧ カメラマン・BGMを決める
今は式場で用意されているカメラマンに頼む人も多いですが、
もし友人に頼むようだったら早めにお願いしましょう。
またBGMは式の雰囲気を決める大切なものです。
膨大な数ある曲から選ぶのは大変ですから、直感も駆使しながら決めましょう。
⑨ 引き出物を決める
結婚式へ参列してくださった方々へのお礼の気持ちですから、
「幸せのおすそ分け」ができるような引き出物が素敵です。
招待客のことを考えて選んでみてください。
⑩招待状発送
ここまで大まかに検討がつく頃には、招待状の発送が必要です。
招待状は結婚式の2~3カ月前には、相手に届くように発送するのが良いでしょう。
そこから返送があり、人数を絞っていきますから、
発送が遅れると招待した方への迷惑にもなりますし、
自分たちの準備が慌ただしくなっていきます。
時期を見て、早めに発送しましょう。
結婚式の準備はこれだけではありません。
というと、「こんなにもあるのか…」と気落ちしてしまいそうですが、
せっかくの結婚式、良いものにしましょう。
限られた時間の中で作り上げるのはすごく大変なことですが、
自分たちの納得できる結婚式が作れるように、
前もって早め早めに動くことが必要です。
そして終わったときに、「良い結婚式だった」と
互いが笑いあえるような結婚式が一生の思い出になります。