おすすめの恋愛小説 泣ける恋愛小説・海外恋愛小説10選


                                               


おすすめの恋愛小説 泣ける恋愛小説・海外恋愛小説10選

 

〈恋愛小説〉

1.マチネの終わりに 平野啓一郎

天才ギタリストの蒔野(38)と通信社記者の洋子(40)。
深く愛し合いながら一緒になることが許されない二人が、
再び巡り逢う日はやってくるのか――。

出会った瞬間から強く惹かれ合った蒔野と洋子。
しかし、洋子には婚約者がいた。
スランプに陥りもがく蒔野。
人知れず体の不調に苦しむ洋子。

やがて、蒔野と洋子の間にすれ違いが生じ、
ついに二人の関係は途絶えてしまうが……。

 

2.君の名は。 新海誠

山深い田舎町に暮らす女子高校生・三葉は、
自分が男の子になる夢を見る。

見慣れない部屋、見知らぬ友人、目の前に広がるのは東京の街並み。
一報、東京で暮らす男子高校生・瀧も山奥の町で
自分が女子高校生になる夢を見る。

やがて二人は夢の中で入れ替わっていることに気づくが――。
出会うことのない二人の出逢いから、
運命の歯車が動き出す。

 

3.桜のような僕の恋人 宇山佳佑

カメラマン見習いの晴人と、新米美容師の美咲。
恋に落ちた二人だが、美咲は人の何十倍もの早さで
年をとる難病を発症する。
しかも、治療法はないと告げられ……。
切なく哀しいラブストーリー。

 

4.イニシエーション・ラブ 乾くるみ

僕がマユに出会ったのは、代打で呼ばれた合コンの席。
やがて僕らは恋に落ちて…。

甘美で、ときにほろ苦い青春のひとときを
瑞々しい筆致で描いた青春小説―と思いきや、
本書は全く違った物語に変貌する。
「必ず二回読みたくなる」と
絶賛された傑作ミステリー。

 

5.肩ごしの恋人 唯川恵

等身大の女性を描く、第126回直木賞受賞作。
女であることを最大の武器に生きる「るり子」と、
恋にのめりこむことが怖い「萌」。
対照的なふたりの生き方を通して模索する女の幸せ探し、
新しい家族のあり方を描く。

 

6.よだかの片想い 島本理生

顔の左側をおおったアザ。
からかいの対象にされ、恋愛はあきらめていた。
けれど、映画監督の飛坂逢太と出会い、
世界がカラフルに輝きだす。

24歳にして恋愛経験値ゼロの理系大学院生アイコ。
女性に不自由しないタイプの飛坂の気持ちが
まったくわからず、時に暴走したり、妄想したり、
大きく外したり。

一途な彼女の初恋の行方は…!?
切なくもキュートなラブ・ストーリー

 

7.Red 島本 理生

2歳の娘を持つ塔子は、友人の結婚式で元恋人と再会。
引き寄せられるように快楽の世界へと足を踏み入れていく――。

 

8.君の膵臓をたべたい 住野よる

偶然、僕が病院で拾った1冊の文庫本。
タイトルは「共病文庫」。
それはクラスメイトである山内桜良がつづっていた、
秘密の日記帳だった。
そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、
もういくばくもないと書かれていて――。

病を患う彼女にさえ、平等につきつけられる残酷な現実。
【名前のない僕】と【日常のない彼女】が紡ぐ、
終わりから始まる物語。

 

9.ぼくは明日、昨日のきみとデートする 七月 隆文

京都の美大に通うぼくがひと目惚れした女の子。
気配り上手でさびしがりやな彼女には、
ぼくが想像もできなかった大きな秘密が隠されていて…。
奇跡の運命で結ばれた2人を描く、
甘くせつない恋愛小説。

 

10.ぼくは愛を証明しようと思う。 藤沢数希

渡辺正樹、27歳、弁理士。
誠実でまじめなことが取りえだが、
恋愛ではいつも失敗ばかり。

そんな僕が、ひょんなことから「恋愛工学」の
マスターに出会う。
そして、真実の愛を探す冒険に旅立った。

 

〈海外恋愛小説〉

1.初恋 ツルゲーネフ

ツルゲーネフの名作です。
もうタイトルもストレートにそのまんまです。
この作品を選んだ理由は、
初恋を経て少年が大人になっていく過程を描いている、
どこか懐かしい感じがするというところにあります。

 

2.きみに読む物語 ニコラス・スパークス

映画にもなった感動の恋愛物語
作者スパークスの妻の祖父母がモデルで、
実話をもとにした作品となっています。
人はこれほどまでにいちずに人を愛することが
できるのかと感動しました。
一人の男性が一人の女性を純粋に愛し続ける物語。

 

3.ロミオとジュリエット ウィリアム・シェイクスピア

ウィリアム・シェイクスピアの名作。
ただし、これは小説ではなく戯曲です。
有名な悲恋の物語シェイクスピアは劇作家で
さまざまな舞台の脚本を書きました。
その内容は普遍的で、現代にも通じるものがあります。

 

4.高慢と偏見 ジェーン・オースティン

十七、八世紀のイギリスの片田舎を舞台に、
当時の女性の結婚事情と誤解と偏見から起こる
擦れ違いの恋を軽妙なタッチで描いた作品。

 

5.マディソン郡の橋 ロバート・ジェームズ・ウォラー

アメリカの平凡な主婦が、家族が留守にした四日間だけ、
村を訪れた写真家の男と恋に落ちるという不倫の物語。
でも、ただの不倫の物語とも言い切れないのが
この作品の良いところ。
運命の四日間で二人は深く愛し合い、
男は一緒に行こうと誘うが、ヒロインは家族のことを
思ってギリギリで思い止まります。
このことが二人を死ぬまで結びつけます。

 

6.ジェーン・エア シャーロット・ブロンテ

孤児となった女性が、家庭教師として住み込みで
働いていた家の主人と恋に落ちる物語。
十九世紀のビクトリア朝時代。
まだまだ女性は自由に恋愛して結婚なんて
できなかった時代です。
今のように男女平等なんてなく、
身分や財産によって結婚相手が決まる。
そんな常識を覆してしまったのが、この作品。

 

7.夜想曲集

音楽と夕暮れをめぐる五つの物語
日系イギリス人のカズオ・イシグロが
描く音楽の物語が凝縮された海外恋愛小説が
『夜想曲集』。
副題に『音楽と夕暮れをめぐる五つの物語』とあるように、
音楽をテーマに5組の男女の関係を描いていきます。

 

8.朗読者 ベルンハルト シュリンク

15歳のミヒャエルは黄疸にかかってしまいます。
学校の帰り道、苦しんでいると一人の女性が助けてくれます。
それが21歳年上のハンナです。
元気になったミヒャエルはハンナにお礼を伝えるため、
彼女に会いに行き、そこで女性というものに
遭遇します。

 

9.「椿姫」 デュマ・フィス

娼婦との恋愛を描いた、なんて紹介すると、
そこでもう好き嫌いが分かれそう。
愛し合いながらも立場の違う二人が、
相手のためを考えるがゆえに行き違ってしまうという切なさ。
内容はロマンチックだが、
「愛するとはどういうことか」というテーマは普遍的なテーマ。

 

10.二都物語 ディケンズ

フランス革命下のパリとロンドンを舞台に、
歴史の荒波に翻弄される人々を描く。
物語のラストは、愛する人とは結ばれないのに
思いは成就するという、悲劇的でありながら幸福な、
矛盾に満ちた結末を迎える。
愛し抜く、とはこういうことか。

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