お見合い

お見合からプロポーズまで 恋愛と違う6つの流れ

お見合からプロポーズまで 恋愛と違う6つの流れ

お見合いは互いに結婚を意識して行う人が多いと思います。
ですが「お見合い」という形をとったがゆえに
「プロポーズをどうすれば良いか」悩む人も多くいます。

いつすれば良いのか、方法は、そのあとは、など悩みの種は尽きません。

今回はお見合いからプロポーズ、そして結婚に至ったカップルの話をもとに、
どう進めていくのかをお話していきたいと思います。

一つの例として参考にしていただけたらと思います。

① お見合いでおたがいにOK

35歳、物流関係の会社に勤めている男性は周りが結婚しはじめたこと、
そして職場では女性と関わることがないことを理由に、お見合いをしました。

一方、32歳、食品関係の会社に勤めている女性は、
同じように周りが結婚し焦りを感じてお見合いすることに。

どちらもお見合いの数は数回、しかもその数回は次へ繋がらず
「お見合いは結婚相手が見つかる」と思っていたふたりは焦っていました。

男性がお見合いをはじめて5回目、女性が7回目の時、ふたりは出会いました。
回数を重ねていたからなのか、期待はなかったものの、
話していくうちに話がしやすく特に共通の話題もないのに話が尽きなかったのです。

互いにはじめて「2回目会いたい」と感じた人でした。
お見合いの時点で互いに好印象をもっていたのです。

② 結婚を前提に交際

そこからデートを重ね、お見合いから3回目のデートの時に男性が女性に告白し、
交際がスタートしました。

彼はこのときには彼女に
「お見合いをするきっかけになったのは、結婚したいと考えたから」
「周りが結婚し始めて自分も家庭をもちたいと思った」など、
お見合いをするに至るいきさつを話していました。

その為交際を申し込む時には、
「将来的に結婚を考えての交際と考えてほしい。
そして同じ気持ちなら交際してほしい」
既にこの時、結婚を前提とした話をしていました。

このことがふたりをお見合いからプロポーズ、
そして結婚へとスムーズに進んだきっかけとなりました。

③ 交際期間は思ったよりみじかい

交際してからプロポーズをするまでに、実は半年しか経っていなかったそう。
この交際期間を短いと感じる人も多いかもしれませんが、

互いにお見合いの回数を重ねてきて、
ここまで合う人がいないと感じていたこともあり、
交際からプロポーズへいくのに時間はかかりませんでした。

交際期間が長ければ良いというわけではありません。
もちろん短くても良いというわけではありません。
ですが、互いに互いを信頼し合える距離感までいけば、期間は関係ないのです。

その信頼し合える距離感は、片方だけが詰めていってもダメです。
互いが歩み寄り、互いが「距離感が縮まってきた」と考えられたときが、
交際から次のステップへ行ける時なのだと思います。

④ プロポーズのタイミング

交際してから半年後、実は彼女の誕生日がありました。
この機会にプロポーズしようと、交際から3ヶ月の時には考えていたそうです。

それだけふたりでいる時間が自然で、結婚してからの想像がつき、
「この人となら」と思えたのです。

⑤ プロポーズ成功

誕生日当日はどちらも仕事で休みがとれなかったため、
前日に休みをとり、日帰りで旅行へ行きました。

彼女に喜んでほしい、と考えたプロポーズは成功。
彼女は彼の求婚に応じてくれました。

お見合いから1年足らずのことです。
ここまで急展開に思えますが、それでもプロポーズが成功したのには
いくつかの要因があったように思えます。

・交際するときに結婚の意思を伝えていたこと
・日常の生活の中で、ふたりでやることを増やし、共同作業していたこと
・気の張ったデートよりも、買い物などラフなデートにしていたこと
・毎回デートの度に出かけるのではなく、家でまったり過ごす日をつくったこと

これらが半年の間に彼と彼女がやってきたことです。

まず、結婚の意思を伝えたことにより、
「いずれ結婚する」という考えをもちながら交際が出来ました。

その中で共同作業、何かふたりで成し遂げるようなことを
やってきたことで互いへの信頼をつくりました。

これは、特別なものではありません。
部屋の模様替えをしたいからと家具を一緒に選んで決めたり、
ご飯を一緒に作ったりと日常の中で自然とできる共同作業です。

結婚すれば共に何かをするということが増え、
もう一方で自分の時間の確保が難しくなります。

恋愛をしているときは気持ちが盛り上がっていますが、
結婚となると安定してくるもの。

その中で、毎回気張ったデートだったのが
いきなり家で過ごす時間が増えたらどう思うでしょうか。

「交際していたときは、外に連れて行ってくれたのに」
そう思ってしまう人もいるのではないでしょうか。

その為、交際しているときから「共同」と「一人の時間」を
きちんとわけて確保することで、直接言葉では伝えなくても

「結婚したらこうなのだろうな」と想像することが出来たのです。

こういった交際期間を過ごすことで、スムーズにプロポーズができたのです。

⑥ 結婚までの準備

プロポーズをしたあとの準備は早いものでした。
互いの両親への挨拶、入籍の日取り、結婚式場の予約
職場への挨拶、これらを決めていきました。

それと同時に今後のライフプランについても話し合ったそうです。
どこに住むのか、仕事はどうしたいか、等結婚する上で気になるところを
きちんと解決してから入籍したいと考えたからです。

お見合いして交際してから1年後、
プロポーズしてから半年後にふたりは入籍し、
その1年後、結婚式を挙げたそうです。

ふたりの凄いところは「自分たちがなぜお見合いをしたか」が明白であり、
それを共有し、「結婚したい」というところがブレなかったため、
半年の交際期間でも充実して過ごせたのでしょう。

お見合いをしていくうちに「条件」ばかりが気になってしまったり、
お見合いしたのだからプロポーズしなくても
結婚の意志があることをわかってくれるだろう、
と気持ちの確認をしなかったりしがちになります。

それではいくらお見合いをしても、そしてそのあと例え交際してプロポーズしても
お断りされてしまうでしょう。

そして何より「相手のことを考えているかどうか」
それがお見合いからプロポーズを成功させられるかが決まってくるでしょう。

彼の場合も一見自分のことだけのように見えますが、
交際時に結婚の意思を伝えたのも結婚前にライフプランを話し合ったことも、
相手のことを考えてなければ出来ません。

お見合いをしてプロポーズを考えて悩んでいる前にもう一度よく考えて下さい。

「相手を幸せにしたい」
「一緒に幸せになりたい」この気持ちをもっていれば、

おのずとプロポーズはどんなことをすれば良いのか、
相手が喜んでくれるための、向き合い方がわかるはずです。