お見合いのひとめぼれ 恋に落ちた瞬間「この人」
人生で「ひとめぼれ」をしたことがありますか?ドラマや漫画のように「ビビッ」と、「この人だ!」と感じることができるというのはとても凄いことで素敵なことだと思います。
実はお見合いでも「ひとめぼれ」があります。お見合いだと恋愛結婚できなそう……。と思われがちですが決してそんなことはないのです。
今回はお見合いでひとめぼれについてご紹介したいと思います。
プロフィールでひとめぼれ
お見合いでのプロフィールは自分の今まで歩んできた半生だけではなく、どんな趣味があるのか、どういった結婚観を持っているのか、など書いてあるものです。
いわば自分の分身であり、看板ともなるものです。
ある女性のプロフィールをみてひとめぼれしたのが34歳、商社に勤める男性です。今まで何度かお見合いのプロフィールを見てきた男性ですが、特別目に留まるものはなく、趣味が合いそうな人や、性格を判断してお見合いをしてきました。
ですがマッチングする人はいなく、いったんお見合いをせず、プロフィールで良い人を探すことに徹しました。
そんなあるとき、ある女性のプロフィールが目に留まりました。そのプロフィールには次のようなことが書かれていました。
- 旅行が好きなので転勤族の人でも大丈夫、すぐその土地に慣れ楽しめるのが長所
- 自分の仕事は手に職があるので、どこでも出来る
- 40代までは色々なところに住んでみたいが、そのあとは田舎に暮らしたい
そんなことが書いてあったのです。
実は男性は商社で転勤がかなり多く、お見合いでマッチングしない大きな理由の一つでもありました。
その部分をプラスにとらえてくれる彼女はとても魅力的だと思ったそうです。
さらに、将来的に田舎で暮らしたいというのも魅かれた理由のひとつでした。男性の出身は新潟県、いずれは生まれ故郷で暮らしたいと思っていたのです。
この条件がマッチングしただけではなく、生活感や、将来的に思い描いていることが自分の理想と同じで、プロフィールを見たその瞬間にひとめぼれしました。
すぐにお見合いをセッティングしてもらい、一度目のお見合いから話が弾み、半年経った今なお結婚を前提に話がすすんでいます。
将来観や価値観はなかなか合うものではありません。それをプロフィールで見つけられ、ひとめぼれし、マッチングできるのはとても素敵なことです。
写真でひとめぼれ
お見合いの写真でひとめぼれ、実は意外と多くいるようです。男性から女性、女性から男性、どちらもいるようです。
ただみなさん、お見合いの時に「写真を見てひとめぼれしました!」とは伝えないようです……。
「中身をみてもらっていないのか」と思われ、恋愛なら良いものの、結婚となるとそれでは理由が弱く感じさせてしまうためのようです。
実際写真でひとめぼれした半数以上は、お見合いをしてその次にもつながっているようです。
ただ、「話してみて違った」「価値観の違い」などもあるようなので、まずはお見合いをして話してみると良いでしょう。
それでも良いと感じたら、それは素敵なひとめぼれになると思います。
お見合いでひとめぼれ
プロフィールをみて、写真をみて、特に何も感じなかった人でも、お見合いをしてみたらその時に「ひとめぼれ」をした、なんて言う人も。
その人のもつ雰囲気や居心地のよさなど、一緒の空間にいなければわからないこともあるようです。
お見合いでももちろんフィーリングは大切ですから、時間をともにして初めてわかることも多々あるでしょう。
37歳銀行員の男性は、28歳の人とのお見合いでひとめぼれしました。プロフィールを見たときは、歳の差を気にしたり、趣味も違い、共通点もなく、あまり乗り気でなかったそうです。
それでもお見合いをしないと結婚できないと思い、思い切ってお見合いしたのが28歳の女性でした。
実際にお見合いで会った時に物腰が柔らかく丁寧で、20代の若さがありながら落ち着いている彼女の雰囲気に、挨拶を交わして少しした頃には、「ひとめぼれをした」と思ったそうです。
話せば話すほど、歳の差や、趣味のことなど忘れ、居心地の良い空気ともっと彼女のことを知りたいという思いに変わり、次のデートへ誘ったそうです。
それから1年してふたりは結婚。思ったのには、何か縁があったのではないか、そう考えるそうです。
ひとめで恋に落ちた
お見合いで恋に落ちた、と瞬間的に感じた人もいました。29歳、建築業の男性は、同じく29歳の女性とお見合いしたときにドラマのように「ビビッ」ときて恋に落ちたそうです。
とにかく彼女は笑顔で、仕事の話や生い立ちの話、どんな話をしても聞き手に回り笑顔で話を聞いてくれ、また自分の話も笑顔で話してくれたそうです。
男性は普段、ほぼ男性しかいない環境で仕事をしていたこともあり、そうやって自分の話を聞いてくれることにすごく好感を持ち、そんな時間を過ごすうちに恋に落ちたと思ったそうです。
男性はお見合いで恋に落ちると考えてもいなかったようで、最初は戸惑いました。
ですが恋に落ちたことで、いったん婚活を中止して彼女と連絡をとりアプローチしたそうです。
半年が経った今もデートを重ねていて近々プロポーズをする予定だそうです。
ひとめぼれはこの人しかいない
34歳、OLの女性は33歳の金融会社勤務の男性とのお見合いをして、デートを重ねるうちに「この人しかいない」と感じたそうです。
それまで彼女はOLとは言っても女性だけの職場で過酷な労働をし、それでもやりがいと目標をもって頑張っていたそうです。
ですがお見合いで仕事に対する情熱を話してもあまり理解は得られず、「結婚したら家庭に入ってほしい」「働くならパートで」と言われることが多かったそうです。
そんな時にお見合いをした彼は、一切そんなことはいわず、むしろ仕事に熱中する彼女に対して「凄い」「かっこいい」「そのままでいればいい」と言ったそうです。
彼女は初めて「自分を見てもらえた」「認めてもらえた」と思ったと言います。それから彼といる時間は心地よいものになり、彼のおかげで仕事を頑張れることもあったそうです。
そう感じると、「自分をわかってくれる人はこの人しかいない」「私も彼にとってそういう存在になりたい」そう感じるようになったと言います。
お見合いをしてから1年、付き合って半年、ふたりは結婚し、今ではお子さんもいるようですが、彼の協力もあり仕事も両立して家庭生活をうまくやっています。
「お見合いだから」と恋愛ができないわけではなく、むしろお見合いがきっかけで良い出会いがあり、ひとめぼれして、先へ進めた人も数多くいます。
時に直観は何よりも頼りになることも。お見合いでひとめぼれしたと感じたら、おそれず、その感覚に従って突き進んでみることが幸せな瞬間につながるのではないでしょうか?