結婚を妥協で終わらせない!理想の相手との結婚方法
妥協という言葉はあまりいいイメージがありませんが、結婚という言葉と一緒に使われることが多いです。「結婚は妥協よ」「妥協しないと結婚はできないよ」なんて、よく既婚者に言われたりしませんか?
ここで言う妥協は悪い意味ではなくまた、冷めた意見でもありません。結婚を現実的に考えるということです。
結婚をするのに何を妥協するか、現実的に考える点をいくつかピックアップしてみました。
妥協できることと妥協できないことの違い
理想の相手と結婚したいのはみんな同じです。その中で何が優先項目か整理できているでしょうか?整理は結婚する時にどうしてもゆずれない点を上げてみてください。
すぐ頭に浮かんだこと以外は、特に気にならないということです。例えば「好みの顔で背が高く性格は優しい人」パッと出てくるものが今の妥協したくないこだわりなのです。
妥協できない点で浮かんだことを挙げたということは、お金がなくても許せるのです。外見が良くなくても我慢できるのです。
お金は二人で頑張って稼げば何とか大丈夫ですし、優しい人なら育児や家事も分担してくれるといった期待があります。
その反面、外見にこだわりすぎてルックスが良すぎると他の女性に目をつけられてしまうのではないか、という浮気の心配が出てきます。
心が優しい人ならついつい、誤解されてしまう行動をとってしまうかもしれません。そうなると結婚しても自分が穏やかな気持ちで暮らせない可能性が出てきます。
他にも年収は高くなければ結婚したくないという人は、結婚後に年収が下がった場合、自分はどうするのでしょうか?相手を支えることができますか?
それとも離婚して子供を引き取り、自分一人で育てるのでしょうか?
お金を持っていてそれなりの地位がある人を選んだ時には、それに伴い、もれなくついてくる相手の親の面倒や体裁や格式、セレブとしての知識やマナーを学んで生きていく決意がありますか?
シンデレラという童話に、最近はハッピーエンドのその後の続きが子供の読む本にも書かれています。
小間使いのような暮らしをしていたシンデレラが王子様に見初められて結婚します。その後、待っていたのは姫になるための花嫁修業です。
シンデレラはそれを前向きに受け入れて一生懸命、王子にふさわしい女性になるために努力して学び、そして妃としての礼儀作法や知性を身に着け、結婚式を挙げるというお話です。
自分の背丈に合わない世界へ行くときは、自分もその世界になじんで居心地良く暮らす努力が必要なのです。
自分が妥協できない点だけを挙げたら、自分がそれをクリアできるかどうかという点で自分を客観視して見ることも大事です。
そうして考えていくことで、本当に自分にとってどうしても妥協できない点は何かが見えてきます。
妥協できるのは外見、妥協できないのは内面
外見は年をとっていくと変わってきます。どんなに素敵な外見でであっても男性も女性も歳と共に変わります。
突然、二重あごになることや髪の毛が少なくなりおなかがぽっこり出たりもするのです。
これは誰でもそうなり、努力しないとお互いに大きく変貌する可能性が高いです。
だから外見が一番!と考えるのはどうでしょうか?
自分が相手にスタイル保持のために努力することを求めますか?自分も努力し続けることができますか?結婚は毎日毎日の積み重ねです。
大切なのは外見よりも隣で一緒に寝て、ご飯を食べておいしいと感じるかどうかです。一緒に歩半を食べてもおいしくないのは辛くなります。
そして、顔をずっと見ていても気にならない人がいいでしょう。顔がいいということではありません。笑う顔以外の表情をずっと見るのです。
無表情な顔や疲れた顔、怒っている顔や落ち込む顔。相手が表情を変える度に反応していると自分が疲れますし、相手もたまにはそっとしてほしいということがあります。表情を受け入れながらもそっと流せる顔。
基本的に毎日顔を見ても大丈夫な人というのが理想です。背が低くてもスタイルがあまり良くなくても生活する上で何か問題がありますか?
太り過ぎて病気になりそうなど、健康面で不安がなければ問題ありません。
また、髪の毛も白髪になるか薄くなってしまうのは老化現象としてだれにでも必ずやってくるのです。
そう考えると、外見というのはあまり重点ではないように思えます。清潔感があって一緒に暮らしていける程の外見でいいのです。
逆にかっこよすぎて、自分が不安になってしまい相手に浮気の不安を抱えてしまうような生活を選んでしまうと、自分らしさがない、相手に振り回される結婚となります。
こう考えると外見にこだわりすぎると、そういう生活になる可能性もあります。我慢を強いられる生活は芯が強い女性でなければ務まらないことわかるでしょう。
絶対に妥協できないのは内面
外見と内面を考えたとき、外見はファッションやセンスや肉体改造で変化しますが、その人の考え方や生き方が内面を長年にわたって自分を育ててきたのですから、なかなか変わらないのが内面です。
自分を考えてももそうだと思いませんか?
今まで生きてきてどうしても譲れないルールとかが自分の中にあるはずです。大人になるとみんなそれぞれ自分のルールを持っているのが、価値観という言葉で表現されます。
価値観が違うというのは、根本的な考え方のすれ違いや考え方が合わないといったことです。
好きという感情があってもそこまで内面を深く見つめて結婚できたらいいのですが、好きという感情があるがゆえに何か意見の食い違いがあっても許してしまい、見なかったことにしたりして流してしまうこともあります。
結婚後、生活している中で自分が納得していないのに流したままでいると、相手はそれでいいんだと思って、どんどん価値観を上乗せしてきます。
自分の意見が通らないことでストレスになり相手に言っても相手からすると今更……。と納得できず、
お互い平行線のままになることもあるのです。これは辛いです。特に内面は結婚してみないと見えないことが多いものです。
そして、生活に追われてそのまま感情に流されて結婚しているのが大半です。ですから結婚生活で「これはちょっと」と思うことは話し合うべきです。
相手が受け入れなくても私はこう思っているという態度は覆さないようにしたほうが相手に伝わります。
毎日生活しているのでずっとこの件でケンカというのもできないことがあります。
生活はいつも通り過ごしているけどここはお互いに意見が違うということを覚えておくことだけでもいいのです。
時間が経つと、その気持ちもどちらかが丸くなっていくものです。
毛婚相手は全て考えが一致する人を探すのは無理なのです。違って当然です。それでもお互い歩み寄ることができる人を探すことが大事なのです。それは妥協という意味ではありません。
結婚で経済力は妥協できる?
結婚生活のレベルをどうするかでここは決まります。
独身時代と同じような生活をしたいと願うなら、相手だけではなく自分も働いて維持していくこともできます。
今は我慢しながらせっせと貯金して、いつか二人の思い描く結婚生活をするというのもお互いの目標になり、楽しく節約生活ができます。
仕事をしているけどお金があまりないというカップルは、好きという感情が高い新婚生活においては、お金が少なくてもうまくいくのです。
二人でいるだけで楽しいのですからその時期を我慢し節約することも楽しいのです。
経済力はお互いに努力することでクリアできます。
ぜいたくをしたいとか、生活のレベルを上げたいといったところは譲れないという人は、果たして自分はそのレベルの生活についていける人なのでしょうか?
レベルを上げるというのは、付き合う人も変わるということです。高級マンションに住んでいてもゴミを捨てにいくだけでジャージやスエット上下とはいきません。周りに気遣うことが多くなっていくのです。
知識や知性、礼儀やマナーなど、全てこなせる女性にならなければなりません。そういうことができるようでしたら、きっとそれくらいの人と出会うでしょう。
無理して今より息苦しい思いをした結婚生活はあなたをひたすら孤独へと走らせてしまうかもしれません。
家族が暮らしていくだけのお金があり、たまのぜいたくで感動を経験できると、幸せを十分に感じられます。
結婚後にこんなはずではなかった?
大好きな人と結婚した後、え?と思いもよらないことが起きることがあります。それは珍しくありません。
それはあなたの理想が高すぎて起きたことですか?こんなことで怒るなんて……。大事な記念日を忘れるなんて……。
そういうことでしたら、けんかしながら解決できることです。もっと事態が大きいことが起きるかもしれません。
それは見えることですか、見えないことですか?見えることでしたら解決する糸口はたくさんあります。
例えばお金がないとか、食事を家で一緒にすることが少ないなど。見えることは、お互いの努力や協力、話し合いで何とかできますが、見えないことに関しては深刻な問題が多いです。
孤独を感じ、自分の存在価値がわからない、愛情を感じないなど。見えない気持ちや感情が問題であれば、その問題が浅いうちに解決することが大事です。
自分の中の問題なのかもしれませんが、ネガティブな方向へ行ってしまうのはなぜか、そこには原因があると思います。大半はコミュニケーション不足です。
結婚していても相手が忙しい時期で全く自分の相手をしてくれない。たわいもない話さえもできないといった時期があると思います。
そんな時に孤独感を感じたり溝ができたりしてしまうのです。結婚はいつも晴れではありません。雨だって台風だって強風もあります。
たまにはそのまま低気圧が停滞することもあるのです。その度に相手にイライラして自分で孤独を感じるようでしたら、そんな時期こそ笑顔になる方法を考えるべきです。
相手もつらい時期なのですからこういう時期こそ、自分がしっかりしている軸があることで安心して少しずつ余裕が持てるようになっていくのです。
結婚の決断は妥協できる?
全てにおいて誰でもいいということはもちろんできません。まして一緒にずっと暮らしていく人です。家族になるのです。そんな人を妥協だらけで決めてはいけませんし決めることもできません。
ただ、妥協を現実という解釈で考えるとどうですか?理想はいろいろあっても健康で笑顔がすてきな人、まじめでコツコツ仕事を続ける人などシンプルな理想だけになっていくのではないでしょうか?
大抵のことは解決できるし努力していくといった強い気持ちがあれば、自分にとってどういう人がいいのかシンプルにわかってくるはずです。
外見や家柄、趣味などは後でついてくるものです。趣味が合わないカップルでも幸せな結婚をしている人は多いです。
多少価値観が違っていてもそこを譲りあいながらも自分の意見を言いあえる夫婦もいます。
現実的に今の自分に合う人柄の相手を探すことで、無理なく幸せな結婚生活が送れます。そんな人と恋愛できるか心配になる人がいます。
今まで理想としていた人でなくていいのか?その理想が逆に結婚というハードルを高くさせていたのではないでしょうか?
いいなと思った人とシンプルに考えてみてください。あれもこれも足りない、不満と言っているうちに結婚が遠のいてしまいます。
結婚を決める時は100%OK
気持ちもMAXになっている時期にプロポーズされてOKする時に妥協はありません。これは当たり前のシチュエーションですけど、少しでも何かひっかかるようなことがあったら結婚は決めないほうがいいでしょう。
いくら好きでもこの面が不安、相手の家族との付き合いが不安といった点があるようでしたら、この不安点がなくなるよう恋愛時期にもう一度、考えてみましょう。
相手にしっかり言って反応を見るのもいいですが、まだ結婚する時期ではないからといったんさらりと断ってみるのもいいかもしれません。
どちらにしても相手の反応や態度でその不安が消えるか大きくなるかが見えてきます。
結婚をすんなりOKできる人は、100%強い確信と覚悟がちゃんとできており、タイミングも合っているから決断できます。
反面、不安な気持ちを持ったまま結婚してしまい、その不安が消えればいいのですが消えないことも多いです。
恋愛時期とは違う結婚生活に入ることで互いの立場が変わり、ますます不安が言えないまま、大きくなってしまうといったこともよくあります。
それが原因で離婚といったことも大袈裟ではなく、実際に起こりうることなのです。価値観の相違で離婚ということになります。
結婚を決められない。と迷ったとき、それはいったん、考えたほうがいいというメッセージです。
その気持ちを大切にすることで、後々後悔することはなくなります。
勢いに乗って結婚するというのは、何の恐れも不安も感じない状況でそのまま結婚するという意味です。
少しでも戸惑いがあったらそのことに目を瞑らず、考えてみることが大事です。
理想だけ描いていると現実から離れてしまう結婚も、シンプルに考えるとそんなに難しいことではありません。自分の素直な気持ちで相手を見ることです。
そして迷いがなかったら結婚するという流れにのるのが一番です。妥協という意味は結婚においては前向きなこと、現実を見るということで、いらない部分が削り取られ、本当の結婚相手が見えてくることにつながります。