これからどんどん増える! 50代のお見合いと結婚
それまで独身でいいと思っていても将来のことが不安になったり、
一人で生活していくことに寂しさを感じてきてしまうのが50代です。
人生はまだまだ続くといっても50代でお見合いをしてもいいのか迷う
こともあるでしょう。
50代でお見合いして結婚も決して遅くはありません。
あきらめたりする必要もまったくありません。
そして、現実に50代でお見合いをする人は増えているのです。
そんな50代のお見合いについて詳しく考えてみましょう。
①50代、男性23%、女性14%生涯未婚率
生涯未婚率というものがありますが、これは50歳の段階で一度も結婚を
したことのない未婚の人の割合を示しています。
現在生涯未婚率は男性が23%、女性が14%となっており年々増えていますが
生涯未婚と言われる通り50歳の段階で結婚をしていない人はこれから先も
結婚しないだろうと考えられているのです。
しかし平均寿命や働ける年齢が延びてきて、50歳以降でも初婚や再婚は
十分に考えられるものとなってきました。
50代からが人生のスタートだという人もいるでしょう。
そういったことから、50代のお見合いも増えているのです。
②50代も子供が欲しい男性が多い
50代のお見合いをする男性は、子どもを欲しがっていることが多いです。
子どもが欲しいから結婚を考えるといっても過言ではないでしょう。
女性が子どもを産むなら、できるだけ若いほうが体力的にも身体的にも
妊娠出産がしやすいといえます。
50代の男性が同年代の女性や自分より年上の女性を結婚相手として
求める場合は少ないのです。
しかし50代の男性が自分よりも若い女性と結婚できて子どもが生まれたと
しても、男性は50代なのです。
子どもが成人するまでと考えて20年間家族を養っていくには、今の年齢から
どれぐらい働けばよいのかも考えなければなりません。
計画的な貯金や定年後も続けられる仕事で家族を養っていく自信や
将来設計があるなら大丈夫ですが、結婚生活や子どものいる生活は
何が起こるかわかりません。
結婚相手の女性は若いかもしれませんが、あなたは50代なのです。
無理ができるような体でもありませんし、無理をして家族に心配を
かけるのも嫌でしょう。
そういった不安も分かったうえで子どもを欲しいかどうかを検討しましょう。
③50代でも妥協しない女性
50代のお見合いをする女性は結婚相手の男性に厳しい条件を求めています。
収入や見た目、性格など自分の求める条件をすべて満たしているような男性を
求めているのです。
しかしそういったすべての条件を満たした男性と出会うのにどれぐらいの
時間が必要でしょうか?
また、そんな男性は実在するのでしょうか?
これは50代の女性が提示する条件だからというのではなく、どの年齢の女性にも
言えることなのです。
女性は理想とする結婚生活がはっきりとしている分、結婚相手の男性の
理想像も明確で
「この条件を満たしている人でないと理想の結婚生活ができない」
と考えるのです。
先ほども申しましたように、あなたの提示する条件をすべて満たせるような
男性に出会うには相当な時間と労力が必要なのです。
理想の男性に出会った頃には60代・70代になっていたなんてこともあるで
しょうし、理想の男性を探すことに疲れ切ってしまって婚活を諦めてしまう
なんてこともあるでしょう。
それでは50代でお見合いをした意味がありません。
理想を追い求めることも重要ですし、それが生活のモチベーションとなることも
ありますが、理想と現実を見極めなければならないのです。
④50代は恋愛が面倒になる
相手に求めたり相手にいいところを見せようとする気負った恋愛関係よりも
お互いに理解し合えてありのままで過ごせる結婚のほうがいいと感じて50代のお見合いを
しようと思う人もいるでしょう。
数々の恋愛を経験してたくさんの人に出会った50代だからこそ恋愛よりも
結婚がいいと感じるのです。
恋愛が面倒だと感じる自分がお見合いをして上手く結婚まで進めるのか
不安に思うこともあるでしょう。
しかし恋愛と結婚は違いますし、お見合いで出会った相手もあなたとの恋愛を
求めているのではなく結婚を求めているのです。
結婚までの交際も今まであなたが経験してきたような恋愛関係の交際ではなく、
お互いに結婚を考えられる相手なのかという相性を確かめたり見極める交際ですので
恋愛をしているという感覚とは少し違ってくるのです。
➄再婚は子供の賛成がカギ
50代のお見合いをする人の中には再婚をしたくてお見合いをする人も
いるでしょう。50代なら、子どもはすでに成人していて自分の元を
離れているということもあるでしょう。
自分一人になった時、寂しさや一人であることの不安を感じて
お見合いを考えるのです。しかし再婚ができるかどうかは子どもの賛成が
カギを握っているともいえます。
もう親元を離れた子どもにとってはほとんど関係の無い話で親が良ければ再婚も
自由にしていいと思いがちですが、子どもにとってそう簡単な話ではないのです。
子ども自身に家庭があるといっても親は親です。
その親が自分の知らない人と突然再婚をすれば驚くでしょうし、
再婚を考えていることを知らせてくれなかったことに寂しさも感じるでしょう。
そういったことにならないように再婚を考えるようになった時点で子どもに
打ち明けたほうがいいでしょう。
親の幸せを願っていない子どもはいないでしょうから、子どもも安心して
あなたのお見合いを応援できますし何か困ったことがあれば相談にも
のってくれるでしょう。
⑥50代の結婚を決めるのに大切なこと
50代のお見合いから結婚を決めるためには、相手がどれだけ条件を
満たせているのかというよりも一緒にいて心地良いと感じるかや不快に
感じるところがないかで決めたほうがいいでしょう。
50代のお見合いは特に、条件を満たした相手探しに時間がかかってしまって
気が付けば60代になっていたり、相手探しに疲れて結婚に対する希望も
なくしてしまうケースが多いのです。
そうならないためにも長い時間をかけて条件に合う相手を探すよりも、
ありのままでいられて一緒にいて楽しかったり心地良いと感じる相手を
探したほうがいいのです。
ステータスに縛られた条件よりも、気持ちのほうが結婚生活には求められるのです。
恋愛や結婚に年齢は関係ありません。幸せにもなるのも年齢は関係ありません。
そう考えると、50代のお見合いはこれからますます増えてくるでしょう。
お見合いから結婚を50代で決めるためには、条件を満たしているかどうかよりも
あなたと合うかどうかや不快に感じるところが少ないかどうかで決めたほうが
早くて確実に結婚に進めるでしょう。
それは、フィーリングの合う相手との結婚生活のほうが穏やかで安心した
結婚生活を送りやすくなるのです。