お見合い

シニアのお見合い事情と再婚の為の6つの解決策

シニアのお見合い事情と再婚の為の6つの解決策

お見合いと聞くと、20代・30代の人たちのを思い浮かべる人も多いかもしれません。
ですが今、シニア世代のお見合いも非常に増えてきています。
それには様々な背景があるようです。

もし自分の身近なシニア世代の人がお見合いをしたいと言ったらどうしますか?
逆に自分がシニア世代の時にお見合いをしようとしたときに何を思うでしょうか。

そんなシニア世代のお見合い事情についてお話したいと思います。

① シニアの結婚の増加

実はシニア世代の結婚は増加傾向にあるそうです。
生涯未婚率というのを聞いたことはあるでしょうか。
50歳時点での結婚未経験率のことです。

2010年の調べでは男性が20.1%、女性は10.6%にも達し、
今後も増加傾向にあるという予測が立てられました。

この予測を見ると、シニア世代の結婚は増加しているように
思えないかもしれませんが、これは結婚未経験の数。
つまり「再婚」はカウントされていません。

実は、シニア世代のお見合いでは「再婚」となる人が非常に多く、
その数は半数以上にも上ると言われています。

② シニアはどちらかが再婚

生涯未婚率が増加傾向にあることを理由に、婚活サイトを始めとする会社は
シニア世代をターゲットにしたお見合いも広く取り扱うようになりました。

年齢をシニア世代まで入れこみお見合いのセッティングや
シニア世代中心のお見合いを開催、イベント形式でシニア世代の集まる形を
とるお見合いを開催しています。

例えば、写真を撮るのを趣味としているシニア世代を限定に、
日帰り旅行感覚で参加できるお見合いもあります。

お見合いというよりは、街コンを想像したほうがわかりやすいかもしれません。
同じ趣味をもっていて、世代が同じであれば会話も弾み、
気軽に参加できると言って人気のお見合いだそうです。

これらのおかげなのか、再婚比率は上昇していると見られ、
これからも増加していくであろうという予測がたてられたそうです。

シニア世代のお見合いの特徴はこの「どちらかが再婚」というのが
非常に多いことです。

ある婚活サイトのシニア部門(シニアだけのお見合い)では、
カップリングして結婚したおよそ7割が、どちらかが再婚だったそうです。

実際に60代、70代の結婚も増加傾向にああります。
さらに他の世代に較べ、再婚でも気にせずお見合いをする姿勢が伺えるそうです。

③ 年齢が上がって老後一人はさみしい

そうした、再婚となるお見合いは、シニア世代になってのお見合い希望者が
増えてきた背景には、「年齢が上がって一人はさみしい」という思いが
根底にあると考えられます。

シニア世代のお見合いで再婚となる人は、
「パートナーに先立たれてしまった」
「子供も巣立ち、熟年離婚してしまった」など、
この先一人になってしまう可能性が高く、お見合いに参加した、
という人が多くいらっしゃいます。

定年を迎え、今まで仕事で頑張った時間を癒しの時間にしたいものの、
一人では時間が余るばかり……。そう思うシニアが大多数です。

この先の人生を誰かと過ごせたら、そう考えてお見合いにのぞむ人は多いようです。

④ シニア婚は子供の賛成がカギ

そしてお見合いにふみきった理由は他にもありました。
まずは「子供に賛成してもらえた」ということです。

どういった理由で今ひとりなのかにもよりますが、大きくなって巣立ちした子供が
「自分の為に時間を使っていいと思う」
「新しいパートナーを探してもいいのではないか」と、
お見合いに対して賛成してくれたことが大きなきっかけとなった人も
多くいらっしゃいました。

お見合いは当事者たちだけの問題ではありません。
特にシニア世代になると、さらには再婚となると、子供がいる場合が多いです。

いくら大きくなった子供だとは言っても、いつまでも親の責任を果たそうと、
新しいパートナーを迎えずに頑張る人も。

そんな姿をみて、「自分の為に自分の時間を考えてほしい」と
お子さんに背中を押されてお見合いに参加した人も多いのです。

⑤ お互いの財産の問題をクリアする

シニア世代のお見合いで問題のひとつとして上がるのが財産の問題です。
受け継いでいくものや、相続する財産がある場合、お見合いをすることを
身内からあまりよく思われない場合もあります。

お見合いをし、結婚・もしくは再婚となった場合、ある一定の条件はありますが、
財産の相続が新たなパートナーにとなる場合があるからです。

ただ単に
「さみしいから」
「パートナーが欲しいから」といった理由だけではお見合いができない、
そんなこともあるようです。これはシニア世代ならではのお見合い事情でしょう。

こうした場合は身内・家族とよく話し合いをしてから
お見合いに参加するのが幸せな結婚につながるでしょう。

お見合いをしたことも結婚したことも知らず、
いざ亡くなってから財産の問題にあたったときに、
残された家族がいらないもめごとを起こしかねない、
もしくは結婚したことを知ったときに、身内の中で揉めてしまう原因となるからです。

せっかく生涯をともにするパートナーを探したいと思って始めたことでも、
これではよくありません。

お見合いをする意志があるということ、また良い人が見つかったら
身内に報告しておくとこれらは防げるかもしれません。

⑥ 婚前契約書の作成は絶対に必要

婚前契約というのを聞いたことがあるでしょうか。
先のもめ事などが起こらないように、等の理由から結婚前に結ぶ契約のことです。

これには
「法的効力のある公正証書」と
「そうでないもの」があります。

きちんと手続きを踏めば、法的効力のある証書となり、
何かあってもこの証書の書いてあることが適用されます。
また、婚前契約ですから、入籍した後は作成できません。

先ほどのような財産の問題などが起こるようであれば
この婚前契約を作成しておくと良いでしょう。

またこれには互いの価値観の共有ができ、身内・親戚との付き合い方の
話し合いができますので他にもメリットがあります。

婚前契約というと、離婚するときの慰謝料請求に使うため、
と思われる方も多いようですが(ゴシップなどで話題になったからですね……。)
決してそうではありません。

不必要なトラブルを避けるために有効な手段です。
検討してみてはいかがでしょうか。

シニア世代のお見合いは、シニア世代ならではの事情があるようです。
ただ、「パートナーが欲しい」という純粋な気持ちがあってこそ、
お見合いに参加したいと思うのは誰もが一緒なのではないでしょうか?

シニアの世代だからこそ、一人よりは二人です。
一人はだれでもさみしいものです。

少子高齢化の時代、ますます増えるシニアのお見合いと結婚
自分の気持ちを歳だからといって押し込めてしまうのではなくいくつになっても
恋愛する気持ちをもち、幸せな家庭を築きましょう。

また、シニアと言われる理解を示して応援してほしいものです。

シニアのそれぞれの事情の解決策を見出して、人生のパートナーを見つけるために
お見合いを成功させてほしいものです。