結婚

母子家庭で育ったあなたが結婚したいと思う不安

母子家庭で育ったあなたが結婚したいと思う不安

母子家庭で育ったあなたが結婚したいと思った時、
結婚をしても母のようになるのではないかと不安になったり、
劣等感を感じて結婚に踏み出せなかったり。

もしそう感じることがあるのなら、ぜひこれを読んでみてください。

① 母子家庭で育った自分に劣等感

母子家庭で育ったあなたが結婚したいと思った時、
母子家庭で育った自分に劣等感を抱いて相手に気後れしているならそれは不要です。

どんな家庭で育ったとしてもあなたはあなたですし、
あなたに魅力を感じてあなたと交際し、
結婚したいと思ってくれる相手がいるのです。

そんな自分自身に劣等感を抱いて卑下してしまうのは、
あなたに魅力を感じている相手に対しても失礼になってしまいます。

また、あなたの母親は様々な理由があって
一人であなたを育てる決意をしたのでしょう。

あなたにちゃんとした経緯の説明があったとしても
当事者ではないので真意はわかりませんし、

母子家庭で育てると決めたのもあなたではありません。
ですので、あなたが母子家庭で育ったからと劣等感を抱く必要はないのです。

② 親からの自立と子ばなれ

子どもと母親の二人三脚で家庭が回っていたのですから、
母親とあなたの絆は深いでしょう。

あなたのために母親が一生懸命働いてくれた姿や、
反対にあなたが母親のためにしたこともたくさんあるでしょう。

そうやってお互いがお互いのためを思ってしてきたことも踏まえて、
母子家庭では母親と子どもの絆はさらに深まります。

ですがいつまでもお互いに離れられないような依存した関係ではいけません。

それは、あなたが一生を終える時まで母親があなたと一緒に
人生を歩むことはできないからです。

人間ですからいつかは終わりがきます。そうなった時、
あなたは自分で生きていかなければならないのです。

母親に心配をかけずに生きて行ける姿を見せるために、
そして母親も子どもから離れられるようにするためにも、
ひとつの目安として結婚があるのです。

母子家庭で育ったあなたが結婚したいと思った時、
母親のことが心配で結婚に踏み出せないことがあるかもしれません。

ですがそうではなく、    
母親が頼りにできる一人の人物となったほうがいいでしょう。

そうなるためには、結婚を考えているなら
結婚をして一人の大人として家庭を持ち、
自立することが必要なのです。

母親のことが心配だからといつまでも母親のもとにいると、
それ自体が母親の心配の種になって母親自身も
いつまでも子どもから離れられない
依存状態になることをわかっておきましょう。

③ 結婚することが親孝行

母子家庭で育ったあなたが結婚したいと思った時、
母親が心配なら尚更母親が頼りにできる一人の人物になりましょう。

母親は今まで、誰にも頼らずに一人であなたを育ててきたのですから、
きっとあなたが頼りにできる人物になるととても喜ぶでしょうし、
今まで張り続けていた緊張の糸が解けるでしょう。

「一人で頑張らないといけない」そう思っていた状況から
解放してあげることこそが本当の親孝行なのです。

仕送りをしたり、旅行に連れて行ってあげたり、
リフォームをしてあげたりと親孝行の方法も様々ですが
精神的な親孝行はこれだといえるでしょう。

母子家庭で育ったあなたが結婚したいと思った時に、
もし結婚をして母親と離れるようなことがあると
親孝行できないのではないかと心配になるなら、
そうではなく結婚をすることで母親を精神的に開放してあげることが
できるのだと考えましょう。

④ 母のようになるのではという不安

父親との別れが不慮の事故や病でない場合、
母子家庭で育ったあなたが結婚したいと思った時に
「自分も母親のようになってしまったらどうしよう」と
不安に駆られることもあるでしょう。

ですがあなたの両親も当事者同士にしかわからない複雑な理由で離婚を選んだのです。
様々な要因が絡んで離婚を決意したのでしょうから、
当事者ではないあなたは離婚した理由を全て理解することはできません。

全て理解していないのに母親のようになるかもしれないと感じるのはただの杞憂なのです。
あなたが結婚しても同じような理由で離婚をするかもしれない、
と不安に思っていてもあなたの両親と丸ごと同じような状況を
踏んで行くとは限りませんし、
そうなったとしてもあなたは両親の離婚原因を
全て知っているわけではないのですから分からないでしょう。

そんな不安を持った状態で結婚をしても、結婚生活は上手くいきません。
同じ生活を送るのですから、ケンカやすれ違いが起こることもあります。

そんな時に
「やっぱり自分が母子家庭で育ったから結婚生活が上手くいかないんだ」
「母親のように自分もそろそろ離婚するかもしれない」
いちいちマイナス思考になっていては結婚生活は送れません。

ケンカやすれ違いがあってもそれをどう改善していくか、
どう克服して生活を送るかを話し合うのが結婚生活なのです。

その問題に立ち向かわずにマイナス思考に捉えて逃げていては、
なにも改善しないのですから悪い方向に結婚生活が進むのは見えているでしょう。

母子家庭で育ったあなたが結婚したいと思うなら、
マイナスな考えはせずに希望をもった結婚生活をイメージすることが大事なのです。

⑤ 自信を持って自分の道を歩む

母子家庭で育ったあなたが結婚したいと思っていて、
希望を持った結婚生活をイメージするために必要なのが
自身を持って自分の道を歩むことです。

母子家庭で育ったという劣等感や不安ではなく、
母親が大切に育ててくれたということを自信にするのです。

また、あなたは母子家庭で育ったという劣等感を抱きながらも、
今まで逞しく人生を歩んできたのではないでしょうか?

その逞しさはただ人生を歩んできた人には得られないもので、
その逞しさを持っているあなたは自分に自信を持っていいのです。

そして第一に、母子家庭で育てると決めたのはあなたではないのですから、
あなたが選びようのなかった生活を気にする必要はありません。

それよりも今自分がどんな人間でどんな生き方をしているのかのほうが重要なのです。
今後ろめたいような生き方をしていないのでしたら、自身を持っていいのです。

過去や自分の選ぶことのできなかったことに捕らわれるよりも、
今の自分自身が選んだ生き方を見つめましょう。

母子家庭で育ったあなたが結婚したいと思った時、
様々な不安があるでしょう。

ですがあなた自身の責任ではありませんし、
あなたが今どう生きているのかの方が重要なのです。

結婚に希望をもって進んでみてください。
きっとあなたにしか送れない幸せな結婚生活が待っているでしょう。