恋愛

恋愛の因果応報はだれにでもおこる 6つの不思議

恋愛の因果応報はだれにでもおこる 6つの不思議

あなたの日ごろの行いに心当たりはありませんか?

因果応報―それは元々、仏教の教えから来た言葉です。
“因果”は、今そこにある現象は過去の行いの結果という意味です。

四字熟語でなじみがある「因果応報」とは、行為の善悪に応じてその報いが
あるという教えです。

“善悪に応じて”とあるように、本来は良いことにも悪いことにも使う表現でした。

現代ではどちらかと言えば、悪いことをしたときに使うことが多い表現です。
今回は因果応報という言葉から恋愛の因果応報について考えてみましょう。

① 恋愛における因果応報とは?

因果応報という言葉が連想させる“悪いことをしたから、相応の報いがある”という
状況は、恋愛にも起こり得ることです。

例えば―
良く見せようと自分を偽っていたら、相手も許しがたいような嘘をついていた
略奪愛の末に付き合い始めたが、しばらくして相手が浮気して略奪されてしまった。

待ち合わせにいつも遅れていたら、信用を無くして振られてしまった。

など、どれも因果の応報といえるものです。
そしてそれは決してテレビの中の出来事ではなく、あなたの身近にも存在している
ことでしょう。

② 恋愛でやったことが返ってくる

ではもう少し具体的に考えてみましょう。
恋愛は人と人のつながりの形の一種とも呼べます。

気になる人が居たとして、黙っていたら会話は始まりません。

自分から声をかけることで返事が返ってくるのです。
相手に笑ってほしいと思えば、自分から笑顔を向けるのです。

世の中のことは因果応報とも呼べることが数多く存在し、
恋愛もまた因果応報であることが多いのです。

もちろん、悪いことでも同じです。
嫌われたくないという一心で、見栄を張って嘘をついていたとします。

例えば年収や年齢、家族構成や学歴などを出来心から偽ってしまったとします。

一見、相手はあなたの言葉を信じて疑わないように見えるかもしれません。
目の前にいる人は騙せても全ては騙せません。

しかし、いつかそれはあなたに何らかの形で返ってくるのです。
それが因果応報です。

③ 同じ形で返ってくる

不思議なことですが、因果応報という観点で物事を見てみると、因果の形は
あまり変わらないのです。

嘘をつけば、嘘をつかれる。
迷惑をかければ、迷惑をかけられる。
略奪をすれば、略奪をされる。
といった具合です。

またそれは、同じ相手から返ってくるとはかぎりません。
例えば、若い頃に友人の恋人を略奪の上で付き合っていたとします。

そのときはスリルを味わって楽しい思いをしたかもしれません。
友人とも疎遠になり、自分の行いを知る人も周りからいなくなっていく。

そうやって時は流れ、そんな自分の過ちを忘れ去ったころ、今度は付き合う度に
浮気をされて、自分が振られてしまうということもあるのです。

自分が不幸の渦中にいるときには、なぜ自分ばかりが不幸になるのかわからない
ものです。

しかし思い返したら、今までに同じようなことをしたことはありませんか?

因果応報という考え方があなたに求めることは、自分の行動を客観的に見る力
を身につけることが大切だというものです。

良い行いは、そのまま続けることです。
悪い行いは、素直にそれを認めて改善することが大切だという考えなのです。

恋愛の因果応報もまったく同じことが言えます。

④ 良いことをすれば良いことがおきる

最初にも書いた通り、因果応報とは本来、いい意味でも使うことができる
言葉です。

恋愛における面でもそれは変わりません。
良いことをすれば、それが巡り巡ってあなたのもとにいい形で返ってくるのです。

例えば、とても気になる人がいたとします。
困っているときに支えになってあげたり、相談にのってあげたりすることで、
相手との信頼関係が生まれます。

恋愛関係に発展したときにも、そうやって作り上げた相手との関係は揺らぎません。

あなたが困っているときには支えになってくれるでしょうし、心配事の相談にも
乗ってくれるのです。

これは1つの例に過ぎませんが、恋愛の枠を超えた理想の人間関係と言える
でしょう。

⑤ 悪いことをすれば悪いことがおきる

因果応報という考えの中ではもちろん、悪いことをすれば悪いことが返って
くるのです。

例えば、恋人の気持ちを確かめたいがために、わざと財布を忘れてデートに
行ったとします。

相手も最初は笑って許してくれるでしょう。
デートの費用も文句も言わずに出してくれるかもしれません。

また別の日に、相手がいつまで待ってくれるかと試したくて、デートにわざと
遅刻していったとします。

相手はあなたを信じて、または心配して待っていてくれることでしょう。
あなたはそういう行動で、相手の愛情を確かめて満足するかもしれません。

しかし、相手の心は実は疲弊しているかもしれません。
たとえそれが愛情を確認したいという、恋愛をするが故の行動だとしても、

それが積もり積もって、いつしかあなたは信頼を失うかもしれません。

もちろんこのほかにも、不倫や略奪などは言うまでもないことです。
恋愛の場合は因果応報という言葉がついてまわります。

⑥ 因果応報を防ぐには

では、因果応報を防ぐにはどうしたらいいでしょうか?
もちろん、良い因果でしたら誰でも素直に受け入れたいものです。

しかし、悪い因果はどこかで断ち切りたいと思うのではないでしょうか。

仏教の観点からそれを考えると、因果応報から逃れるためには悟りを開くこと、
とされています。

では仏門に入ればいいのか?ということではありません。

自分の行いを見つめ直し、悪いこと=悪行をしたのなら、良いこと=善行を
しなさいとあります。

それにはあなたの今までの行いを見つめ直し、悪いことをしたと思うのなら、
それを超えるくらいの良いことをするのです。

恋愛においてもそれは変わりません。

もし、今の恋人に何か悪いことをしてしまったとおもうのなら、それをきっぱり
やめて心から相手に対して良いと思うことをたくさんするのです。

最初は打算的でも構いません。それが積もり積もると、きっとあなたの心も
すっきりしてきて、心から良い行いができるようになると思います。

心が洗われる―とはよく言ったもので、良い行いはあなたの心をきれいに
してくれます。

人は誰でも心の中に、強い部分と弱い部分を持っています。
それゆえに、善行も悪行もしてしまうことがあるのです。

しかし、恋愛は人と人とのつながりの形です。幸せな関係を作り上げたいと
思うのなら、恋愛の因果応報という言葉を頭に置きながら行動をしていきましょう。