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恋人

恋人と電話しないカップルが関係を築く連絡手段

恋人と電話しないカップルが関係を築く連絡手段

先日、こんな話を聞きました。
「恋人が電話をしない人で、自分は電話したいのに電話をしてもすぐ切られてしまう。

でもデートするときはすごく楽しそうで、電話の時の態度がなんだったのかと
思うくらい態度が違いすぎる」と。

その人は恋人が「電話をしてくれない」ということにとても悩み、同時に不満に
思っていたそうです。

意外と恋人と電話をしない(意図的に)という人は多いようで、互いにそういうタイプで
あればなにも問題はありませんが、そうでなく意見が双方で割れる場合には、
さまざまな問題となって表れてくるようです。

①電話しない恋人はどうして?

恋人と電話をしたくない!という人は、どうしてしたくないのでしょうか。
電話に対してどのような思いがあるのでしょうか。

そこがわかれば「電話を避けている」理由がわかり、少し相手の気持ちを汲むことが
できるかもしれません。

今回は「恋人と電話をしない」人がどのような理由でしないのか、
挙げていきたいと思います。

②交際中の電話の回数

ある29歳の男性は、彼女と電話をしない理由について
「電話の回数が多いから」と言います。

彼と彼女は2年の付き合い、職場は近いものの、家は職場付近から
全く別方向だといいます。

どちらも通勤時間が1時間ほどのため、互いの家に行くには2時間かかる計算です。

そのため会うときは職場の近くで。休みの日は間をとって会うそうです。
デートをしていても帰宅時間を考えると、あまり遅くまで一緒にいることは難しく、
彼女はそれが「さみしい」と言います。

そしてそのさみしさの埋め合わせが電話になってしまっているそうです。

付き合って始めこそ、その電話に付き合っていたものの、デートの帰りに電話、
仕事帰りに電話、寝る前に電話、と頻度が多くなりそれに付き合うのが
しんどくなってきてしまいました。

電話をしている回数が多くなるとそれだけ時間がとられている、ということ。
やりたいこともできずただ電話をしていることが苦痛だと思ってしまったそうです。

それでも彼は「電話は面倒だけど彼女が嫌いになったわけではない」と言います。
電話をしたくないからと言って、彼女に対する気持ちが変わるというわけでは
ないようです。

ただ電話の回数が多いのにはまいってしまい、今では回数を減らして
もらっているといいます。

③電話よりLINEで連絡

33歳女性は、電話が苦手なわけではありませんが「それってLINEでもよくない?」と
いう要件で電話をされるとあまり気分が良くないそうです。

電話の内容が、「電話だからこその内容」であったり、「電話でなければダメなこと」で
ある場合には、嫌だと感じないそうですが、それも次のデートまで時間が空いている
ときに
限る、と言っていました。

例えば2日後に会う約束をしているのに、緊急でもないLINEでも良い内容で電話を
されると嫌になってしまうそうです。

LINEだと好きな時に見れて好きな時に返せる、自分のペースを乱さなくてすみます。
それに比べて電話だと強制的に相手と同じ時間を過ごすことになります。
それが嫌だそうです。

彼女からすれば「きちんと使い分けてほしい」と。
彼には「LINEでよい内容はLINEでお願いしている」といいます。

④必要な時だけに電話で話す

これも先ほどと似ていますが、「電話をしなければいけないとき」が
どんな時なのか考えるとたいてい「緊急性」があったり、
「きちんと声で伝えなければいけないとき」でしょう。

ある程度「必要な時」というのは双方そう思うものでしょうし、
「電話であるべき」ときに電話をして文句を言う・言われるというのは
少ない(と思いたい)です。

ただその必要な時というのは「互いにとって必要な時」であることが前提。
自分にとって必要な時は、相手にとって必要な時でない可能性があり、その時に電話を
してしまうと相手は嫌がるかもしれません。

例えば、「すごく辛いことがあって声を聞きたい」となれば、自分にとっては必要な時で
あって電話をしたいときでしょう。

ただ相手はそのことを知りませんし、自分本位でかけられた電話を電話に対して
あまり良く思っていない相手がどうとるでしょうか。想像はつきます。

そんな時は相手に「○○(理由)だから電話したいのだけど今大丈夫?」と聞くのが
良いのではないでしょうか。

恋人が電話に対してどう思っているかはわかりませんが、
「絶対に電話は嫌だ!」という人は少ないはず。

とあれば、自分本位だけど聞いてくれる?というスタンスをとれば相手もその気持ちで
電話に臨んでくれるかもしれません。

⑤関係をよくするのが電話

恋人が電話をしたくないと思っているから電話はしずらい……。 そう考えている人も
多いと思います。

電話をすることに対して気を遣ってあげることはもちろん相手のためではありますが、
電話を良く思っていない恋人に対してもぜひ「電話を使ってほしい」場面があります。

それは
・関係をよくする電話
・大事な話のときの電話
です。

関係をよくする電話、というのは意外とたくさんあります。
わかりやすい場面でいえば、「相手が落ち込んでいるとき」です。

LINEで励ましてあげるのも良いでしょう。LINEで話を聞いてあげるのも良いでしょう。
でも電話で声を聞いて安心する、ということもあるのです。

「大丈夫だよ!」と言わなくても話していれば伝わることもあるのです。
これはLINEにはできないことでしょう。

⑥大事な時は電話で話すのが良い

また大事な話のときも電話が必要です。
大事な話を面と向かって言えれば一番良いですが、必ずしもその時に会えるとは
限りません。そんな時はきちんと電話で、言葉で伝えるべきなのです。

恋人との電話に対して良い思いをもっていない人でも、これらの場面での電話はきっと
その人のためになるはずです。

⑦話すことが信頼関係につながる

電話が苦手、電話が嫌い、恋人との電話をしたくない(しない)理由は
たくさんあるでしょうし、「電話をしたい!」と思っているこちらからすると
少し理解ができないこともあるかもしれません。

「電話だからこそできること」もたくさんあるのを覚えておいてください。

声を発し合い話をするというのは、ふたりの関係を良くしたり安定させたり、
たくさんの効果があります。

「声を聞いて安心した」なんて経験もあるのではないでしょうか。

それはLINEでは味わえないことですし、「言葉」は同じでも発せられるものと
LINEなどで見るものとでは全く違ってくるのです。

ですから恋人が電話をしない・したくないと言ったからといってすべてにおいて
そうする必要はありません。

また自分が電話をしたいと思っているのに無理して我慢する必要もないのです。
相手への配慮がある上での電話であれば、そんなに負担はかけることなく
電話の良いところを存分に出すことができるでしょう。

今は簡単に電話ができる時代です。
だからこそ「電話をする意味」を考えながら、相手を思いながら電話をすると、
その電話は互いにとって「良い意味」をもった素敵な時間になると思います。

恋人との電話をせっかくするなら、その電話によって良い方向にふたりが進むための
電話であってほしい、そんな気持ちで電話をしてみてはいかがでしょうか。