恋愛

恋愛のモヤモヤを感じた時 距離を縮める対処方法

恋愛のモヤモヤを感じた時 距離を縮める対処方法

恋愛をしているときの感情には、どんなものがあるでしょうか。
ワクワクしているなどの楽しさや高揚感、ドキドキしているなどの緊張感……。
恋をしているからこその感情です。

① 恋愛のモヤモヤとは?

ですがもちろん、楽しいことばかりではないはず。
相手があることですし、「好き」というある意味特殊な感情を持ち合わせていることに
よって、「嫌だな」と感じたり「モヤモヤ」としたものを感じたりもすると思います。

もし、あなたの友人が恋愛をしている中で「モヤモヤしているんだ」と相談してきたら
どんな印象を受けますか?

モヤモヤしていると聞いて「恋人とうまくいっているんだな」と感じる人はいない
でしょう。むしろ「何かあったのかな、嫌なのかな」と思うはずです。

このように「モヤモヤ」というのはマイナスな意味で捉われることが多く、自分自身でも
モヤモヤした感情に気が付いたときにマイナスなイメージをもつでしょう。

では本当に恋愛のモヤモヤはマイナスなことなのでしょうか。
結論から言ってしまうとそれは「違います」。

ではなぜ違うのか、ひとつずつ紐解きながら理由を説明していきます。

②もやもやを感じる時

まず、恋愛でモヤモヤを感じるとき、つまりはその「場面」が大きく関係してきます。
モヤモヤする場面はどんな時でしょうか。いくつか挙げていきましょう。

①恋人と意見が異なったとき
②自分を否定するかのような言動をされたとき
③気持ちを汲んでくれなかったとき
④自分の気持ちと相手の気持ちの大きさが違うと感じたとき
⑤恋人とこのまま一緒に居れるのだろうか、居ていいのだろうかと不安になったとき
⑥恋人と一緒に居る時間を素直に楽しめなくなったとき

今例として6つの場面を挙げてみました。

この6つのモヤモヤ場面は、大きくふたつにわけることができ、対応が異なってきます。
どこでふたつを分けるかというと、①~④と⑤~⑥です。

①~④の場合、よく考えてみると「恋人なのに」という気持ちが含まれていませんか?
恋人なのに私と意見が合わない
恋人なのに私を否定した
恋人なのに私の気持ちをわかってくれない
恋人なのに私が想う気持ちにこたえてくれない、私と同じくらい好きだと思って
(言って)くれない、
「恋人なのに」「恋人だから」と求めてしまってはいませんか?

後者の⑤~⑥の場合、相手との関係性を自分が疑問視していませんか?
恋人が働いていない、だらしがない、などで将来を不安に思う
恋人との時間が自分の中で楽しみでなくなった
というのは、どこかで「この人ではダメなのではないか」と自分で自分に問いていて
それが恋愛のモヤモヤになっていませんか?

このパターンでモヤモヤしている人は、
将来を不安に思う。「だけど」きっともうすぐちゃんといてくれるだろうなど、
希望をもって納得させようとしていませんか?

② もやもやから良い関係を作るために

先ほどこれらのモヤモヤが決してマイナス面ではないといいました。

詳しくは後述しますが、実はこの後述したことをしないでそのまま放置した場合は
「モヤモヤ」がそのまま残り関係悪化へ繋がりかねません。

恋愛でのモヤモヤという感情は言葉にすればたったの4文字ですが、とても大きな影響を
与えてしまうものなのです。

ある女性の話をしましょう。
彼女は付き合って1年になる彼氏がいて、互いに年齢が29歳ということもあり
周りからはそのまま結婚するだろうと思われていました。そして当の本人たちも
そう思っていました。

ですが彼女には気がかりなことが。
それは一緒に出掛けると彼氏があまり彼女の言い分を優先してくれないことでした。
「あまり」と彼女が言うには理由がありました。些細なことだと思われたからです。

例えばお昼ごはん何食べようか話をしていると、「ここがいいよね」と彼氏がお店を
決めてしまう。周りからみても「そんな些細な事」と思われるかもしれません。

付き合ってから1年、この些細な事の積み重ねで彼女は「これから彼と一緒に
居てよいのか」と考えてしまったそうです。

お昼ご飯ひとつ、自分の意見を当たり前のように通すのなら、これからこの先一緒に
居て、例えば結婚したとしても当たり前のように自分の意見を通そうとするのでは
ないか、そこまで考えてしまったからです。

とはいっても1年その形で続けてきたふたりですから、彼女も「今更言えない」
そう思っていました。

変化は突然起こります。
彼氏の友人の結婚式があり、彼女も一緒にと誘ってくれたそうです。

すると彼はその日の都合を聞いて空いていた彼女に当たり前のように
「じゃあ参加の連絡をしておくね。」と言われたそうです。

そこで彼女は今までの不満をぶつけてしまったそうです。

彼女自身も驚いたようでした。そんな「些細な事」がこんなにも自分の胸の中で
つっかえていたこと、いつの間にか彼に対する不信感にもなってしまったことが。

彼からしたら彼女のいきなりの気持ちに驚き、今まで何も言われなかったことから
「それでいい」という認識になってしまっていました。

結局は今まで気持ちを伝えてこなかった彼女と、配慮が足りなかった彼氏と、互いが
もう少し互いのことを考えなければいけなかった、ということで話は終わりました。

彼女たちの場合は関係が悪化することなく、「互いの気持ちに気が付けた」という
面ではモヤモヤを吐き出すことで良い方向に向かったのでしょう。

ただ恋愛のモヤモヤがすべて良い方向へ進むかといえばそれはそうではないのです。

③ 恋愛のモヤモヤを解消するには

恋愛でモヤモヤを放置した場合関係が悪化することがある、と言いましたがその
モヤモヤをただ相手にぶつけても関係は悪化してしまうでしょう。

ではこの恋愛のモヤモヤを解決するにはどうすれば良いのでしょうか。

それにはきちんと「モヤモヤの原因を自分で理解する」というところです。

先ほどの例でいえば前者の場合、「恋人なのに」と自分の中でくくってしまい、
過度な期待をしてしまうことによって少しのことでもモヤモヤしてしまうのです。

恋人ですから、ほかの人よりも親密な関係であることは間違違いないでしょうし
信頼もしているかと思います。

恋人といえど「他人」であり、互いに「ひとりの人」なのです。
恋人だからといって何もかもわかっているわけではないですし、わかるはずも
ありません。

職場の人で職場でしか関わりがない人に「私の気持ちをわかってくれない」
とは思いません。

それは職場の人にそこまでの関係になっていると思っていなく、きちんと線引きが
できているからなのです。

恋人なのに、と思ってしまう気持ちもわかります。
ですが、その気持ちも伝えずにモヤモヤしてしまっては恋愛のモヤモヤはいつしか
大きな不安となって悪い方向へ進めざるを得ません。

とはいっても恋愛にモヤモヤはつきものだともいえます。
なかなか一度もモヤモヤを経験せずに……。 なんていうのは難しいでしょう。

大切なのはそのモヤモヤを感じたときに自分でどう処理をしていくのか、そして相手に
どう伝えていくのか(もしくは伝えずに自分の中でどう消化するのか)ということなのです。

恋愛でモヤモヤをしないようにすることよりも、したときの対処が大切なのです。
その仕方さえわかれば、モヤモヤは相手との距離をグッと縮めてくれる「プラス」の
ものとなってくれるでしょう。