お見合いの復縁は新たな気持ちで最初の一歩から
みなさんのお見合いのイメージはどんなものでしょうか。
「恋愛のようにドキドキして付き合って結婚、というのではなさそう」
実はこんな声も多く聞かれるのです。
ですが実際には恋愛と同じで、お見合いをして恋愛をして結婚、
という人たちも多くいます。
同じくして、恋愛にも多くある「復縁」もお見合いでもよくあることです。
ではそんなお見合いをした人たちが復縁するというのはどういう時なのか。
お話していきたいと思います。
① 慌てて断りあとで後悔
これはお見合いならでは、ですが、
「お見合い」がゆえに「もしかしたら次(の人)があるかもしれない」そう思い、
少しのことでお断りしてしまうことがあります。
「違う人がいるかもしれない」という思いから、本来ならば見逃せたり
我慢出来たりすることでも、自分の中で「ないな」と思ってしまい、断ってしまうのです。
ですがお見合いだからといって「次」があるとは限りません。
恋愛と一緒です。
恋愛をするときに好きになった人がいて、
相手の嫌な部分が少し見えてしまったとき、「次があるから」とすぐ断るでしょうか。
ほとんどの人はそうしないと思います。
相手の欠点となるべきところを理解しようとしたり、
プラスに考えられないか考えたり、相手をもっと知ろうとしたりすると思います。
お見合いでもそうあるべきなのです。
お見合いだとこちらがストップをかけなければ、条件にあった人を
ずっと紹介してくれます。
ですがそれは「永遠に」ではないのです。
もしかしたら次にお見合いできる人がいないかもしれない、
出来たとしても自分と合うかどうかはわからないのです。
なので、「次があるかもしれないから」と慌てて断ることをせず、
相手ときちんと向き合って考えることが必要です。
後悔してからでは遅いかもしれません。
それに断ってから復縁を申し込んでも「慌てて断ったけれど、
次がなかったのでもう一度きちんと向き合いたい」なんてことが言えるでしょうか。
②交際中に誤解が生まれ別れる
もしあなたが交際相手との間に「誤解」が生まれてしまったらどうしますか?
誤解を解こうと一生懸命説明するかもしれません。
ですが誤解が大きな亀裂となり、別れてしまうこともあるでしょう。
別れたあと、「誤解だった」とわかったとき、
誤解が生じてしまったことを残念に思い、同時に相手に謝りたいと、
そして出来れば復縁したい、そう思うのではないでしょうか。
交際していて誤解が生まれてしまうのは仕方のない事です。
育ってきた環境、伝え方の問題、色んな要因が誤解を生んでしまうでしょう。
誤解は、「誤解させた人」も「誤解した人」にも責任があります。
誤解させた人は、誤解しないような伝え方や態度がなかったかどうか、
また誤解が生まれたときにすぐ訂正できなかったのか、という責任があり、
誤解した人は、相手がどういった意図で言ったのか考えられたのか、
という責任があります。
ですから誤解を生んでしまったことに対して「どちらか」に責任があるとは
言い切れません。
その為誤解による復縁も、きちんと誤解が解け、
互いが相手を思って反省すれば復縁が出来るでしょう。
ただし、時間が経ちすぎてしまっていると、新たな相手がいる可能性があるので
「誤解だったかもしれない」と思うことがあれば、
早急に相手に伝えることが復縁のカギとなるでしょう。
③やはりあの人が良かったと後悔
別れてから気が付くこともあるでしょう。
相手のやさしさ、相性、存在の大きさ……。
それらに気が付いた時は別れてからかもしれません。
もしも別れてから「あの人が良かった」と思えば、
素直に復縁を申し出るのが良いと思います。
再三言うように、お見合いでも恋愛と同じですから
復縁を申し出てなんらおかしいことはありません。
ただその場合は「誠実に」復縁を申し出る必要があります。
別れた理由にもよりますが、一度思い合ったふたりが別れたというのは
変えられない事実。
それを「あの人が良かった」という勝手な思いで復縁するのです。
別れたことが相手を傷つけなかったのか、そしてこれからどうしていきたいのか、
きちんと相手に伝えることが必要でしょう。
何度も言いますが、お見合いでも恋愛をしていることに変わりはないのです。
④再お見合いも可能
お見合いでも恋愛をしているのと変わりがないと言ってきましたが、
お見合いと恋愛の復縁で大きく違うのは「再度お見合いができる」というところです。
恋愛であれば連絡が途絶えてしまえばもうそれきりですが、
お見合いでは再度お見合いをすることができるのです。
ただこれにはいくつかの条件があります。
まずは相手がまだ紹介所にいるかどうか、そして再お見合いを申込んだことに対して
相手が了承してくれるか、というところです。
要は相手次第、ということになります。
それでも「復縁したい」と願うのならば、最後のチャンスを掴みに
再お見合いに申し込んだら良いと思います。
⓹再交際も可能
33歳会社員の男性は、お見合いした32歳の女性と2ヶ月お付き合いをしましたが、
彼女の仕事が忙しく会えない日々が続き、
それなら付き合っている意味がないと別れを切り出しました。
彼女も仕事の都合はどうしようもないから、と彼の要求をのんだそうです。
ですが別れてから何度かお見合いをしたものの、
彼女の時のように魅かれる人には出会えず。
むしろ違う人とお見合いをする度に彼女と比べてしまっている自分がいました。
気が付けば彼女のことばかりを考え、会えないからという理由で
別れたことをとても後悔したそうです。
自分の気持ちばかりが先行し、
彼女の忙しさを受け止めてあげられなかった、と……。
悩みに悩んで彼はもう一度、彼女へお見合いを申し込みました。
彼女は変わらず忙しいようで一度は断られたものの、
来月なら、と再お見合いの申し込みを受けてくれたそうです。
そして再お見合いの時、彼は開口一番頭を下げ謝ったそうです。
仕事が忙しかったのに支えてあげるどころか、別れを切り出してしまったこと、
別れてからずっと考えていたこと、もう一度チャンスが欲しいこと、
すべて伝えたそうです。
⑥復縁が実る
彼女は彼のその姿勢を見て、再度交際をすることに決めました。
それからというもの、忙しいながらも合間をぬって半日でもデートの時間を作り
外へではなく家でのデートを楽しみました。
互いに工夫し合いながら交際を続けたそうです。
ふたりの復縁が実ったのは、彼の低姿勢なところ、
彼女へのまっすぐな気持ちでしょう。
一度付き合ったとはいえど、復縁はもう一度最初からやり直すような気持ちが大切、
ということなのかもしれません。
それは恋愛でもお見合いでも同じことでしょう。
もしお見合いした相手との復縁を考えているのなら、
もう一度新たに相手との関係を一からつくっていこうとする姿勢を
相手に見せてはいかがでしょうか?
心からの気持ちは必ず伝わります。