お見合いに最適な服装とは 男性が陥りやすい失敗
お見合いをすると決まると、いろいろなことが急に気になりだします。
初対面の人と長時間を過ごすことになるので、緊張をする人がほとんどです。
そういった状況の中でも落ち着いて振る舞うには、事前の準備が必要です。
自信が持てるように準備をすることで、当日のあなたの表情は
大きく変わることもあります。
今回は男性がお見合いをするときにどのような服装で臨めばいいのかを
考えていきましょう。
① 女性に好まれるお見合いの服装
お見合いは昔からある、結婚相手を探すための出会いの機会となっています。
多くは親や親せきなどがセッティングをして、
紹介者が立ち会った上でお見合い相手と会うことになります。
以前は会う場所はどちらかの家に招くとか、
ホテルのラウンジなどで軽食を食べながら話をするといった形が多くありました。
今でも同じような形式で行われることはありますが、
その形は以前に比べて雰囲気が変わりつつあります。
お見合いというのはただでさえ緊張するものなので、
その空気をやわらげるためにいろいろな工夫をするようになってきています。
いきなりお互いの家には行かず、少しおしゃれなレストランで
食事をしたりすることも多くあります。
公共の場で初対面の人と会うので、とにかく失礼のないことが第一条件です。
② 意外! ビジネススーツはNO
男性が思い浮かべる“相手に失礼のない恰好”というと、
スーツが候補に挙がると思います。しかし、スーツにもいろいろな種類があります。
クローゼットを開けてみたときに、もしビジネススーツが視界に入ったとしても、
それをお見合いに着ていくことは絶対に避けましょう。
ビジネススーツとは、その名の通り「仕事をするためのスーツ」です。
お見合いというのは、夢にあふれた非日常的な空間です。
そこに日常の仕事を持ち込んでしまっては、
せっかく良いレストランを選んだとしてもお見合いが台無しになってしまいます。
そのビジネススーツが、例えどんなに高級店で仕立てたものであっても、
例え1回しか袖を通していなくて新品同様にきれいだとしても、
ビジネススーツである以上はお見合いの服装としてふさわしくありません。
③ ジャケパンをさわやかに着こなそう
ビジネススーツが着られないとなると、
途端に何を着たらいいのかわからなくなるかもしれません。
そんなときには、ジャケパンスタイルを試してみましょう。
まずジャケパンとは“テーラードジャケット+パンツ”の組み合わせです。
スーツよりもカジュアルですが、デニムなどの普段着よりは、
ぐっとフォーマル感が出てきます。
着こなしのポイントは何より、個々のアイテムを間違えずに選ぶことです。
ジャケパンはサイズや色選びを間違えなければ、どんな人でもおしゃれに見えます。
まず大切なことですが、小物などは除き、メインのジャケットとシャツ、
そしてパンツは必ずお店で試着して決めるようにしましょう。
普段は店員の人と話をするのが苦手な人も、
この時ばかりはサイズが合っているかなど自分以外の目線で見てもらうようにしましょう。
次に、素材選びも大切です。夏には夏の素材を、
冬には冬の素材で出来ているジャケットを選ぶようにしましょう。
色も季節に合わせて選ぶとさらに良いですが、通年でダークカラーでも構いません。
素材が季節に合っていれば、どんな色でもその季節に馴染むようになります。
そして最後に、ジャケットの中に着るシャツは大変重要になります。
ジャケットを脱ぐ機会があるかもしれないので、アイロンはきっちりかけておきましょう。
顔を明るく見せる効果があるので、
シャツは白っぽい色を選んで表情を健康的に見せていきましょう。
そしてもしお見合いまでに余裕があるのでしたら、
事前にそのお店のアイテムを1点試しに買ってみてください。
店員の対応の様子も分かりますし、そのお店で扱う商品の着心地も分かると思います。
安心して袖を通せるものでお見合いに臨むことで、
あなた自身にも自然に自信が備わるでしょう。
④自分に合う 定番色を決める
時と場所に応じて、ふさわしい色も変わってきます。
お見合いでは男性の定番色はグレー、ネイビーなどが挙げられます。
ジャケットに暗めの色を合わせることが多いので、
パンツはベージュなどの明るい色が多く選ばれます。
どの組み合わせになるにしろ、
自分の定番色を決めておくと服装選びがとても楽になります。
定番色も出来れば自分以外の人の意見を参考にしながら決めると良いでしょう。
自分が好きな色と、自分に似合う色は異なることがあります。
多くの人は無意識のうちに、自分の感情に合った色を選んでいます。
心を落ち着けたいときには青色などを、
スポーツなどの勝負ごとのときは赤色に近い色を選ぶことが多くなります。
感情を優先に色を決めてしまうと、
お見合いに合わない色になってしまうことがあります。
「お見合いのときはこの色を基準にしよう」と決めておくだけで、
服装選びで失敗する可能性が低くなります。
⑤ ヘアースタイル
ここまで服装について書いてきましたが、
それに並ぶくらい大切なのがヘアースタイルです。
お見合いの時には服装だけに気を取られがちですが、
女性は男性の髪型もとてもよく観察しています。
女性は時間をかけて細かいメイクをしたり、
自分で複雑なヘアアレンジをしたりする人も多く居ます。
ですから、男性が気にならないポイントでも女性は案外よく見ていたりします。
忙しいときでも、お見合いの1週間前にはかならず美容院に行きましょう。
しかしお見合いの前日に行ってしまうと、
髪形によってはいかにも「昨日美容院に行きました」という状態になっていることがあります。
少し時間が経つことで自然に髪形が馴染んでくるので、
出来れば少し早めに行く方がよいでしょう。
美容院では「お見合いをするので髪を整えにきた」とはっきり伝えなくても構いません。
当日着ようと思っている服装や行こうと思っている場所などを挙げて、
それに合うような髪形にしてもらうのが分かりやすいと思います。
髪形は個性を表現できるものですが、目にかかるような長い前髪や、
奇抜なヘアーカラーや長髪などは、
特に理由が無い場合以外は女性には残念ながら好まれません。
お見合いは結婚相手になる人と出会うための場所ですから、
女性に安心感を与えるような髪形にしていきましょう。
⑥靴選びは大切
お見合いの服装を選ぶときに見落としがちなのが、靴です。
前日になって、履き込んでくたびれた革靴しかなかった!ということがないように、
しっかりチェックしておきましょう。
ジャケパンスタイルにする場合も、お見合いのときの足元は必ず革靴にしましょう。
おろしたての靴ですと靴擦れをしてしまうことがあるので、
晴れた日に少し履いてみましょう。
おろしたてだと靴紐がほどけやすかったりしますが、
数回履くことで解消できる場合があります。
女性は相手の足元を案外よく見ているものです。
夏場は特に、臭い対策もしておきましょう。
靴を脱ぐことはほとんど無いと思いますが、可能性はゼロではありません。
細かいところまで気を遣っておきましょう。
⑥ バックはどうする?
ここまで来ればあと少しです。荷物を入れておくバッグをどうするかです。
ジャケットに小物を入れておく内ポケットがついているのなら、
あえてバッグを持つ必要はないかもしれません。
パンツには基本的に、何も入れないようにしましょう。
普段そういうポケットを使わない人は中身を取り出すときに手間取ってしまうかもしれないので、
こっそり練習しておくか、きれいなバッグを持つのも良いでしょう。
バッグにも色や素材で季節がある程度決まっているので、
考慮して持つようにしましょう。
バッグを持つ上で絶対避けなくてはいけないのが、
リュックサックを含む、肩にかけるタイプのバッグです。
着ている服がシワになってしまいますし、
フォーマルな場所にはふさわしくないものです。
⑦ 絶対にはずせない清潔感
ここまで多くの注意点を並べてきましたが、
小物選びを少しくらい失敗しても気にし過ぎないようにしましょう。
完璧な状態を求めることは向上心を持つという意味でも大切かもしれませんが、
それよりも大切なのは全体の清潔感です。
まずはニオイ対策です。
老若男女問わず、自分のニオイにはあまり敏感になれません。
どのアイテムも選択をしたり消臭をしたりして、
ニオイには気をつけるようにしましょう。
それから男性が見落としがちなのが、肌のお手入れです。
スキンケアはもはや男女問わずに気に掛けるものです。
男性用の化粧水をつけるだけでも肌が明るくなって、印象が良くなります。
最後の項目でも触れましたが、完璧に準備したつもりでも
結果が変わってくることはあります。
それはきっと、あなたのお見合い相手にも同じことが起こり得るでしょう。
自分や相手に少しばかりの失敗を発見しても、
あまり気にしないようにするほうがお見合いを楽しむことができます。
ゆとりをもったスケジュールで事前の準備をしっかりして、
当日を思いっきり楽しめるようにしていきましょう。