断ってから失敗しない! 正しいお見合いの断り方
お見合いで重要なのは、もちろん「結婚相手を見つけること」ですが、
最低限のマナーや、相手の見極め方もとても重要になってきます。
せっかくお見合いで出会いがあっても、自分の言動しだいでは、
良くも悪くもなってしまうのです。
ただ、お見合いに対して期待があるからこそ
「思っていたのとは違う」
「この人とはあわない」と思ってしまうと断ることが苦になってしまいます。
そんなときのお見合いの断り方について、
また断るまでの段階についてもお伝えしていきたいと思います。
②迷ったときは2回目も会うこと
お見合いで第一印が良く、次につながる……。
ということは実はとても少ないものです。
一度だけでは相手のことがよくわからず、
「自分が相手に対して興味をもつ」というところまでいくのは難しいからです。
ですが、その一回目だけで断ってしまうのは勿体ないのです。
なぜならまだ「相手のことをわかっていないから」。
普段恋愛をするときに、
一目見て好きになるといったことは少ないと思います。
同じ時間を過ごし、相手のことを知っていくうちに
魅かれていくことが多いのではないでしょうか。
それはお見合いでも同じです。
たった一度だけでは何も始まっていないのです。
もし一回目で迷い、断ろうという気持ちがあっても、
ぜひもう一度会ってみましょう。
②好意を持つため3.4回はあってみる
できればお見合いでは3,4回会ってみることが良いでしょう。
先程も言ったように相手のことをわかるのには時間が必要だからです。
さらに加えて「お見合い」という形をとっているので、
普段の姿を見るのは時間がかかるものです。
自分も相手に普段の姿を出せるのには時間がかかりませんか?
お見合いという形だからこそ、回数を重ねて相手のことを
知っていく必要があるのです。
③5回目あって気持ちが合うことも
お見合いで「断ろうか」と思っていても5回目会ったときに
気持ちが合うと感じることもあります。
32歳、事務機器販売の事務をしている女性は、
お見合いで会った男性に対してあまり良い印象をもっていないところから始まりました。
年齢は近いものの、共通の趣味も見つからず、
口下手な彼との時間は楽しいと感じることができませんでした。
ただ友人からの紹介なこともあり、断れずそのまま会い続けること5回目、
それまでのデートではあまり会話が盛り上がらなかったものの、
この日は今までと違いました。
5回目ということもあり、映画を観ることになったそうですが、
観たい映画が一緒で、観終った後も感想をお互いに話して、
話が止まらなかったそうです。
そして映画の話が一通り終わったときに彼は言いました。
「今までのデートでは緊張してうまくしゃべれなかったけれど、
今日話せて良かった」と。
彼女が口下手だと思っていたのは、ただ緊張していただけで、
自分の好きなことに対しては熱中できる、
そして話すとおもしろく、とても楽しい時間が過ごせました。
これは5回という回数を積み重ねたからこそわかったことであり、
もし早い段階で断っていたら、そう思えることもなかったでしょう。
結局彼女は今でも彼とお付き合いを続けてうまくいっています。
⑥会っているうちにだんだん嫌な面が見える
これはお見合いだから、というわけではありませんが、
お見合いというスタートをきったからこそでもあります。
まったく知らない相手の様々な面は、
会う回数を重ねるごとにたくさん見えるものです。
その中で嫌な面が見えてしまうのも仕方のないことでしょう。
嫌な面は誰にでもあるものです。
自分にも相手に不快に思わせてしまう面もあるかもしれません。
嫌な面は見て見ぬふりができることではないでしょう。
ですが嫌な面が見えたからといって相手を拒絶してはいけません。
その嫌な面以上の良い面があったり、別のところで補てんができることなら
そこは重要視しなくても良いと思います。
誰にでも嫌な面があるからこそ、嫌な面ではなく
良い面を見れるようにするのも大切なことです。
⑦どうしてもだめな時は早めに断る
ただどうしてもだめなとき、それが「生理的」に無理だったり、
「自分の中でどうしても許せないこと」だったら早めに断るのもひとつの手です。
相手に対して嫌悪感を抱いてしまっては、なかなか良い面も見ることができず、
その後の交際もあまりうまくはいかないでしょう。
自分の中で相手の良い面よりも嫌な面が目についてしまうのなら、
早めに断ることも考えてみてください。
⑦相手から断られる場合もある
とはいっても、自分から断る前に相手から断られる場合もあります。
その場合は謙虚に受け止めましょう。
⑧紹介してくれた人を介して丁寧に断る
逆にもし自分が断るときは気をつけなければいけません。
お見合いをするには紹介してくれた人がいると思いますが、
まずはその人に対して断る旨を伝えましょう。
「せっかく紹介して頂いたのですが」と丁寧に断ることが必要です。
人と人ですから、お見合い相手と合わなくても誰も責めません。
ですが、紹介してくれた相手に敬意をもって伝えなければいけないのは
最低限のマナーとして必要です。
⑨相手の欠点を言わないで断る
特段、何か理由をつけて断る必要はありません。
ご縁がなかった、ということだけで良いのです。
たとえ相手がすごく時間にルーズで、デートにも遅刻してきたり、
気分を害したとしてもそれは言わなくて良いことです。
もしこういったことを言ってしまうと、
自分の印象を悪くさせてしまうことになります。
どんな理由であれ、相手の欠点に対しては
触れずに断るのが良いでしょう。
ただ、紹介してくれた人から、または相手から何がいけなかったのか
聞かれる場合があります。
その際はオブラートに包みながら言ってあげると良いでしょう。
例えば先ほどの例であれば「時間に対する考え方が少し違うので……。」
でも良いのです。
それを聞けばそれ以上聞かれることもないですし、
相手も次に生かせることでしょう。
お見合いは恋愛の為の出会いの場です。
その中で断りたいと思うこともあると思います。
ですが、せっかくの出会いです。
早々な判断で見切りをつけずに時間をかけてみても良いと思います。
結婚に焦っているから、と次へ次へと考えていては
逆にいつまで経っても良縁と巡り合えません。
まずはそのお相手とじっくり向き合ってみてください。