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結婚したいなぜ 45歳だと諦めなきゃいけないの?

結婚したいなぜ 45歳だと諦めなきゃいけないの?

彼は45歳、会社勤めをして23年。
ずっと広告代理店の営業マン一筋で働いている彼は、会社からの信頼も厚く、ある
程度の地位もあり、安定した生活を送っている彼ですが、今とても悩んでいることがあります。

それは「結婚したい」ということなのです。45歳で真剣に思っています。

それだけ仕事もしっかりやっていれば、結婚すれば良い!!と、そんな声が聞こえて
きそうですが、彼には結婚したくてもできない理由があったのです。

今回は結婚したくても踏み切れない、結婚したい45歳そんな彼の話をしたいと思い
ます。もしかしたら当てはまる人がいるかも?

① 20代の失恋から逃れられない

結婚したいと考えている45歳の彼ですが、実は20代の頃経験した失恋が未だに忘れ
られない
そうです。

彼は18歳の時から付き合っていた彼女がいて、就職してから2年経った24歳の頃
プロポーズしたそうです。

ですが彼女の答えはノー。夢の為に留学するから、というのが理由だったそうです。

留学が終わるまで待つと意思を固めたようですが、待たせているのが負担になって
しまうから、と彼女はそれを断り留学してしまったそうです。

その留学の甲斐あって彼女は翻訳や通訳の仕事について、日本へはほとんど帰って
こず、海外で今でも活躍しているそうです。

嫌いになって別れたわけではなく、しかも長年付き合っていた彼女との別れは非常に
辛く、別れたあと他の人との恋愛も経験したそうですが、その後、「結婚したい」と
思うほどの人には出会えていません。

彼女との別れから10年近く経つ今、彼女を思い続けているわけではないものの、彼女
との失恋が尾を引き、「彼女ほど結婚したいと思うのか」と、常に彼女と比べてしまうのだそうです。

確かに、付き合ったその人自身を見るのではなく、過去の人と比べていては、いつま
でもその失恋から逃れることはできないといってよいでしょう。

② つらい思いから踏み出せない

そんなつらい経験がよほど自分の中で残っているのでしょう。45歳となった今も、
彼はつらい経験となってしまったあの頃の失恋の時のようなつらい思いは二度と
したくない、と自分にセーブをかけてしまっているのだそうです。

彼が31歳になる頃、彼女との失恋も忘れかけ、傷が癒えてきたかのように見えていました。

そんな時会社の後輩である女性からアプローチを受けるようになったそうです。
アプローチを受けて喜ばない人はいません。彼も喜び、食事の誘いなど受けた
ときには快く答えていたそうです。

食事を何度か重ねた頃、後輩から告白されたそうです。同じ職場といえど、
部署は違った為仕事にも影響はなく、彼も後輩に対して好意的だった為、その告白を受け入れました。

そうして付き合い始めて2年が経った時、後輩から結婚話が出たそうです。
彼は33歳、後輩は28歳、結婚を考えてもおかしくない歳でした。

彼自身、後輩との結婚を考えなかったわけではありません。結婚話が出る前から
時折、結婚を意識したような話しぶりにも気が付いていました。

ただ、どうしても踏み出せなかったのです。

彼はまだ「つらい思い」を断ち切ることができていなかったのです。前の彼女の
ことは、もう8年近く前の話。後輩と付き合っているときも特別思い出すこともありませんでした。

なのに結婚を意識した途端、あの頃のつらい思いがよみがえってきてしまった
のです。後輩に悪いところはありません。

彼女とは別人ですし、後輩と付き合っていて楽しかったのも事実。

結婚したいと考えていた彼女との比較を無意識にしてしまい、自分の気持ちがあの時より
も強くないこと(もしくはそう思い込んでいた)を思い知らされてしまったのです。

結局後輩とは別れてしまいました。そして結婚したいと思いながら45歳になって
しまったのです。

③ 自分にはどういう人が合うのかわからない

やっと次のステップへ進めたと思った後輩との恋愛にも終止符が打たれ、もはや自分
にはどのような人が合うのか、わからなくなってしまったそうです。

結婚したいと思いながら、はや45歳になってしまいました。このままではよいと思っ
ていませんが、

自分を思ってくれる人が良いのか思う人のほうが良いのか、彼女のような人は現れ
るのか、自分の何がいけないのか?仕事はうまくやって順調な裏ではそんな苦悩があるのです。

④ 45歳、これからの人生が不安

どういう人が良いのか、そう考えていると次第に、これからの人生が不安になって
きました。
結婚したいと考えていながら45歳になってしまった……。

自分は一生人を好きになれないのか、あの時ほど結婚したいと思える人は現れないの
ではないか?

と、考えるとあの時無理にでも彼女をとめる、もしくは自分がついて行って結婚すれ
ばよかったのではないか、そう思ったらキリがなくなって思いつめるほどにまでなっ
てしまったそうです。

みなさんもこんな経験はありませんか?

漠然とした不安に全てが支配されそうになってしまうことが。
彼もそうですが、一度うまくいきかけた(もしくはそう思った)ものが崩れてしまうと、
それは後になっても尾を引くものとなって残り続けます。

それを払しょくするには、それ以上のものを手に入れるか、自分の潜在意識の意識を変
えて結論を出さなければいけません。

彼の場合、45歳になって結婚したいと考えています。この年齢になって、これからの
人生が不安と感じるのは、結婚まで考えられた相手とうまくいかず、そのあとに付き
合った人とは結婚を考えられなかった。

とすると、自分はこの先ずっと結婚ができないのかもしれない、という思いからです。
あと数年で50歳になってしまうことを考えると焦りがないと言えばうそになります。

ただよく考えてみると、付き合った後輩と結婚を考えられなかったのであって、
前の彼女のことは関係ないのです。

もし後輩と結婚が考えられたのであれば、前のことを思い出すこともないのですから。
とすると、自分の中で気が付いていないだけで、
後輩との結婚を考えられない要因がほかにあったのかもしれません。

勝手に過去と結び付けてしまっているだけで、一歩引いて違う角度から見てみると、
これからの人生に対する不安は、案外すぐぬぐえるかもしれません。

 

⑤ 結婚して幸せになり愛されたい

結局のところ、”結婚したい”さらには”愛されたい”という思いが強いのです。
今までで一番感じたのが20代の頃に失恋した彼女であるだけのことです。

結婚したい愛されていきたい、この気持ちを忘れずにさえいれば、45歳になっても
結婚できるでしょう。

大事なのは、「結婚したい」という気持ちです。その上で「愛されたい」と思うのなら、
自分が相手を「愛す」ことが大切です。

きっと後輩との恋愛は恋愛であったものの、彼は愛することができていなかったのかも
しれません。ですがそれも経験

経験を重ねて気が付くことも多いですし、それで良いと思います。ですから、45歳で
結婚したい!でもできないかも~と弱気になっている人がいたら……。
そんなことは決してありません!

過去を見てもよいとおもいますが、体ごと振り返らなければ良いのです。自分の気持ち
をひとつずつ確かめながら、一歩ずつ進んでいけばきっと結婚でき、幸せな人生を歩む
ことができるでしょう。