結婚生活でのストレス 5つの原因とその解消方法
楽しい生活を夢見て結婚したものの、実際に結婚生活が始まると様々なストレスを
感じる人も多いでしょう。ストレス原となる代表的なものを見てみましょう。
貴女がこのようなストレスを抱えた場合、夫となる人が誠実に対応してくれるか
どうかを結婚前にチェックしてみましょう。
① 毎日の家事でストレスがある
結婚は、二人でいちゃいちゃしているだけではなく、生活です。
夫婦二人分又は家族分の家事を負わなければなりません。
家事のやり方、家事のレベルの認識が夫婦で最初から一致しているということは
ないでしょう。
生活をしながら二人のやり方を見つけなければなりません。
しかし、着地点が見えるまではお互いにストレスが溜まります
「なんでお皿を水に漬けておいてくれないの?」
「私が洗い物をしているのに、夫はテレビを見ていて手伝ってくれない」
「夫に家事を頼んだら、中途半端」
など、不満だらけになるのです。
一方で夫も
「家事をしたら『やり方が違う!』と妻に文句を言われた」
「俺のほうが稼ぎが多いのに、分担しなければいけないの?」
と、不満を持っています。
結婚生活にストレスを溜め込んでイライラしていると、相手に伝わり相手も
イライラしてきます。
夫婦は合わせ鏡です。貴女がイライラすると夫もイライラしているのです。
ストレスを溜め込むのではなく、どのようなやり方や分担が二人に負担が少ないのかを
話し合うことが大切です。
② 一人で育児に先が見えないストレス
二人の結婚生活が落ち着いたところで、子供が産まれ、また結婚生活にストレスを
感じることになります。
「子供が産まれたら夫と二人で可愛がろうと思っていたのに、夫の仕事が多忙で
子供と夫が顔を合わせることがほとんどない。」
「子供の世話を一人でこなさなくてはいけない。」
「自分の用事をする暇がない。自分のご飯さえ食べる時間がない。」
「夜泣きもひどいし、日中も抱っこしっぱなしで、寝る時間がない。」
いわゆるワンオペ育児です。
寝不足や言葉の通じない子供と二人きりの世界が妻を精神的肉体的に追い詰めます。
「母親だから子供をストレスに思うはずがない」という考えは間違っているのです。
どんなに子供が可愛くとも、眠れない・食べる暇がない・子供がずっと泣いていると
いう状況は、どんな母親でも投げ出したくなるほどのストレスです。
実際のところ、夫が仕事で時間がない場合、育児を手伝うことは難しいです。
しかし、夫が手伝わなくとも、話を聞いて共感してあげるだけで妻のストレスは
半減します。
子供に興味を持ってくれることが妻への特効薬なのです。又は、ファミサポを
利用したり、一時保育を利用するなど、周囲のサポートを頼ることで、ストレスを
軽減することができるでしょう。
③ 相手の親の過干渉にストレス
夫の親が結婚生活に干渉してくることがストレスとなることも少なくありません。
子供が産まれると、干渉はさらに酷くなる場合が多いでしょう。孫の顔見たさに
毎日夫の親が来るということも珍しい話ではありません。
「親も孫の顔を見たいんだから、付き合ってあげてよ」
「子供の世話をしてくれるから楽できるだろう?」など、妻を労わることなく
見当違いな意見を言われることで、妻のストレスはピークに達します。
「夫の両親が来たのにもてなさずお茶も出さずに家事をしているわけにはいかないじゃない!」
そこで、夫が妻のストレスを理解し両親に毅然と対応してくれれば、妻はストレスを
感じることはないのです。
夫には、妻や子供を使って親孝行をするのではなく自分自身で親孝行すること、
妻や子供を守れるのは夫だけであることを自覚させることが必要です。
④ 相手の毎日の飲酒でストレス
妻が毎日飲まないのに、夫が毎日晩酌するような結婚生活ですと、ストレスが
溜まるでしょう。
晩酌すると、食事が長引いて片づけられなかったり、おつまみを用意しなければ
ならなかったり、毎日酔っ払っていたりすることを素面の妻はストレスに感じるのです。
お酒とおつまみにお金もかかりますし、毎日の飲酒では健康面も心配になります。
しかし、会社でのストレスを晩酌によって発散したりと、夫にも飲む理由があります。
好きなものをやめろ・控えろと言われて簡単に同意をもらうことはできません。
夫婦で平行線が続くため、ストレスが溜まるのです。
⑤命令口調で言われるストレス
「飯!」「風呂!」「掃除しとけよ!」
偉そうに命令してくる夫には、妻のストレスは爆発寸前です。なぜ命令口調に
なるのでしょうか?
一つ目は、自分に自信がないために妻に命令することで自分は偉いんだと思い込もうと
しているということ。
二つ目は、「俺が稼いでいるんだから、妻は尽くすべき」という考え。
三つめは、「妻に尊敬して欲しい」。四つ目は、もともとそういう態度の人、
モラハラ気質の人であるためです。
自信がないから隠したい、自信があるから偉そう。どれも男性のプライドが高いことが
根底にあります。
そんな結婚生活がストレスで辛くなってしまったら、自分が潰れてしまうほど耐える
必要はありません。逃げることも方法の一つです。
「貴女は今幸せですか?」
そう聞かれて心がもやもやする方も多いはず。結婚生活でストレスを抱えているために
即答できないのではないでしょうか。
しかし、結婚生活でストレスを感じることがあっても、夫が理解してくれることで
かなり軽減されます。
例え相手の分担作業を手伝えないとしても、気持ちを寄り添ってくれるだけで
妻はとても楽になるのです。
夫と妻で作業分担したとしても、相手を放っておいてよいわけではありません。
仕事で行き詰れば同僚や上司に相談するのと同じこと。
夫となる人には、貴女がストレスを抱えた時に「お前に任せてるだろう?」などと
突き放さない、歩み寄ってくれる人を選ぶことがポイントです。
「結婚生活は二人で作るもの」という認識を夫に持ってもらうことが大切です。
一度きりの人生ですから、結婚生活から逃げずに幸せを掴みましょう。