結婚生活が7年目だからこそ知りたい大切なこと
皆さんは結婚生活7年目が節目という話を聞いたことがあるでしょうか。
結婚して7年目のジンクスなんて噂もあります。
今回は、節目と言われる結婚生活7年目に注目し、ジンクスや7年目に大切なことをご紹介します。
①結婚7年のジンクス
結婚生活7年目についていろいろご紹介する前に、「結婚7年のジンクス」をご存知でしょうか。
それは簡単に言うと、結婚生活7年目は夫婦にとっての危機が起こりやすい年なのです。
具体的には、倦怠感を強く感じるようになったり、最悪の場合は離婚してしまったりです。
もちろん、何年経っても円満な夫婦もいますし、残念ながら7年未満で破局してしまうというカップルもいますので、必ず7年が節目だとは言い切れません。
結婚生活7年目を節目とする説には理由があるのです。
②なぜ7年?
結婚生活7年目を節目とする理由として、「なぜ7年か?」ということについて見ていきましょう。
その理由として、脳と人間の生体が深く関わっているようです。
(以下、「https://dot.asahi.com/wa/2018072000024.html?page=1」より抜粋)
“「ヒトの脳に7年という生体周期がある。」
7個までの情報は覚えやすく、7個の属性で表現された情報には完全性を感じる傾向がある。
“「骨髄液が満7年で入れ替わることがわかっている。」
人間の骨髄液は毎日少しずつ入れ替わっているのだが、まるまる入れ替わるのには7年かかる。満7年で骨髄液が入れ替わるのに連動して、生体の免疫システムも入れ替わっていく。
生体は外界から何かしらの刺激を受けると、免疫システムが反応して自らを防御する。しかし同じような刺激が繰り返されていくと、脳はだんだんに慣れてくる。
以上のように、脳は7個の属性が揃うと完全に満たされたと感じるというのです。
これを結婚生活に当てはめると、7年という年数が脳にとって結婚生活の完全性を感じる数字であり、「結婚生活はこれで完結した」「7年で一区切りだ」とする人も一定数居ると考えられます。
また生体の面からも、7年で免疫システムが入れ替わるということを参考にするならば、当初は刺激的だった結婚生活も、7年目になる頃には刺激に慣れ、マンネリ化してくるという説も納得がいきます。
このように、結婚生活7年目を節目とする説には理由があるのです。
③結婚生活7年で思うこと
では、結婚生活7年目で夫婦はどんなことを思うのでしょうか。
子供を授かり、子育てをしながらの結婚生活をする夫婦もいれば、夫婦二人のみの結婚生活を送る夫婦もいます。
それぞれの夫婦がそれぞれの環境で生活し、思うことも夫婦それぞれではありますが、結婚生活7年目の夫婦はどの夫婦も「相手のことはよく分かっている」とお互いに思っているのではないでしょうか。
相手のことをよく知ることはとても大切です。
「阿吽の呼吸」という言葉があるように、言葉は交わさずとも夫婦が息ぴったりの行動をしたり、相手の考えが分かったりと、相手を知ることは結婚生活の中で重要です。
でも、よく知っているからこそ、相手や結婚生活に飽きてしまことも事実なのです。
結婚生活7年目は、相手のことを分かっていると思うことが、結婚生活における飽きに繋がり、「この相手とこれからも一緒にいるのか」「もっと違う結婚生活があるのではないか」など、自分の人生についても思い始めてしまう節目であるのです。
④男と女はもともと違う
結婚生活7年目で、相手や結婚生活に飽きている人はどうすれば良いのでしょうか。
それは、「男と女はもともと違う」ということを知っていれば良いのです。
“男女は、生物多様性の論理にのっとって、正反対の感性の持ち主にほれる。遺伝子の免疫抗体の型を決めるHLA遺伝子が一致しない相手に発情するのだ。
(https://news.livedoor.com/article/detail/16804862/より抜粋)
このように、男女は正反対の感性の相手に惹かれるので、相手と自分の違いを見つけられればそれが刺激になり、相手を魅力的に感じることができます。
そうなれば、相手や結婚生活への飽きも無くなりマンネリも解消できる可能性があるのです。
でも、結婚生活7年目を過ごしていると、相手の考えや言動が分かるようになっている反面、相手が自分の意に反することが腹立たしいこともあります。
そんな時も「男と女はもともと違う」ということを知っていれば、「夫婦は違って当たり前」という考えになり、相手への不満も収まるはずです。
このように、相手や結婚生活に飽きている人だけではなく、相手への不満がある人にとっても、「男と女はもともと違う」と知っていることはとても大切なのです。
⑤どこで折れ合うかが大事
そうは言っても結婚生活7年目は、夫婦二人や家族の将来のために頑張っている時期なので、相手を思うからこそ時には意見が対立し、喧嘩をしてしまう人もいるでしょう。
お互いに違って当たり前と知っていても、どうしても相手の意見に納得できないということもあるはずです。
そんな時は「どこで折れ合うかが大事」になります。
やはりお互いに違うのは当然なので、相手のことを全て理解しようとしたり、相手に自分のことを全て受け入れてもらおうとしたりするには無理があります。
そのような場合は、分かり合おうとするのではなく、自分と相手が譲歩できる点を早く見つけて折れ合うことがベターなのです。
お互いに分かり合おうとすると、対立を深めるばかりで解決にも時間が掛かってしまいます。
でも、どこで折れ合うかが分かれば、そこに向かって話し合いをすれば良いので、長い時間を掛けることなく効率良く解決できるのです。
このように結婚生活7年目では、お互いに分かり合おうとするのではなく、違って当たり前だと思い、どこで折れ合おうかを意識するようにしてみてください。
⑥ぶつかった後に仲直りが必要
結婚生活7年目では、どこで折れ合うかが大事と分かったところで、もう一つ覚えておいていただきたいことは、「ぶつかった後に仲直り」ということです。
喧嘩をすると喧嘩が終わっても何となく不完全燃焼で、気持ちにモヤモヤを抱えてしまうという人が少なくありません。
喧嘩は終わったはずなのに、相手を見るとイライラして、相手と話すのも嫌だと思う人もいるかもしれません。
このようなことにならないためにも、ぶつかった後には必ず仲直りをしてください。
お互いに折れ合ったということは、お互いが納得できる点で結果が出ているはずです。
それに対して後から不満を抱くことは、何のための折れ合いであったのか、せっかくの話し合いも無駄になってしまいます。
結婚生活7年目では、ぶつかってお互いに折れ合った後には仲直りをし、お互いが気持ちよく過ごせるようにすることも大切なことなのです。
⑦それでも一緒にいる意味
結婚生活7年目が節目と言われる理由や考え方について、ここまでいろいろとお話ししてきました。
最後にお伝えしたいことは、結婚生活7年になり夫婦二人が「それでも一緒にいる意味」をいつも考えていただきたいということです。
人は誰しも結婚生活に慣れてしまうと、結婚した時の思いや、結婚当初の幸せな気持ちを忘れてしまいがちです。
でも、もし結婚生活7年目で生活に少しでも不満を抱くことがあれば、なぜ相手と結婚したのかを思い出し、二人が一緒にいる意味を改めて考えて欲しいのです。
その意味は、結婚して7年だからとか年数によって変わるものではありません。
何年経っても変わらない「一緒にいる意味」を常に忘れずにいることは、二人の結婚生活の支えになるはずです。
また、「一緒にいる意味」をお互いに理解していれば、結婚生活7年目の節目やジンクスさえも恐れることなく、二人で乗り越えられるのです。