大好きで愛しすぎて結婚生活でのろけが大切な理由
みなさんは結婚生活でのろけているでしょうか。
実はのろけって夫婦を仲良くしたり、家族の大切さに気付いたりと大切なことなのです。
今回は結婚生活ののろけについてご紹介します。
① のろけって?
結婚生活ののろけということをお話しする前に、そもそも「のろけ」という言葉についてご紹介します。
のろけとは「のろける」が動詞で、その言葉の意味は、「自分の配偶者や恋人などとの仲を人前で得意になって話す。」ことを言います。
このように改めて文字にしてみると、「人前で得意になって話す」という部分がポイントだということが分かります。
のろけとは他人に対して、自分たちはこんなに仲が良いなどと自慢するようなことなのです。
カップルや夫婦の幸せな話というのは聞いた人も幸せな気持ちになりますが、受け取り方によっては、自慢話ばかり聞かされて鬱陶しいと思う人もいるかもしれません。
でもラブラブな時や幸せな気持ちの時というのは、その状況を他人に話したくなるものです。
特に結婚生活ののろけということでは、新婚の時は「結婚生活どう?」などと他人からもいろいろ聞かれるので、知らず知らずのうちにのろけていたなんてこともあります。
でも、だからと言ってのろけることを止めなくてはいけないか、というとそうではありません。
② のろける理由は何?
ではなぜのろけるのかという理由についてです。
結婚生活ののろけは、やはり新婚のときが一番のろけているのではないでしょうか。
結婚をするということや一緒に住むこと、また挙式することなど、新婚の時はやること全てが嬉しくて幸せなので、その気持ちを抑えきれないものです。
また、大好きな夫や妻のことを他人に話したいという気持ちもあります。
相手の容姿や性格、またはエピソードなどを他人に話すことも、のろけていると言えます。
なぜのろけるのかというと自慢したいという気持ちだけではなく、のろけることによって他人から羨ましいと思われたい、他人から認められたいという気持ちがあります。
もう少し詳しく言うと、かっこいい彼を知ってもらいたいというだけではなく、そんな彼と結婚した自分を評価してもらいたい、というように他人に対しての優越感という感情もあります。
結婚生活ののろけは、自分が幸せな気持ちをいろんな人に知ってもらいたいということもありますが、自分は幸せだと他人にアピールすることで「自分は人より幸せだ」と自分の評価を高めている一面もあるのです。
③ 大好きだから結婚生活をのろける
ここまでの話を聞くと結婚生活ののろけって、やはり他人を不快にさせるだけではと不安に思う人もいるでしょう。
でも結婚生活でのろけは大切です。
他人からの見られ方を気にする前に、自分が相手のことを大好きだからという気持ちが大切なのです。
相手を素敵だと思い、相手が好きだからこそ他人に話したくなるわけですので、相手を好きだと思う気持ちを抑えたり隠したりする必要はありません。
夫婦にとってお互いに好き合っていることが一番重要ですので、他人からどう思われるかは気にせずに相手への気持ちを優先してください。
さきほどお伝えしたように、結婚生活ののろけるということは、新婚の時がピークという人が多く、悲しいことに長く結婚生活を続けるにつれて次第にのろけなくなってしまいます。
そう思うと、のろけられるうちはのろけた方が良くて、他人を気にせず相手が大好きという自分の気持ちに正直に生きることのほうが幸せだと思えるはずです。
お互いに好き合っている夫婦であれば、その仲は更に良くなることでしょう。
④ 結婚生活が幸せだからのろけたい!
結婚生活でのろけるということは、相手のことが大好きだからということで、それは結婚生活が幸せだということではないでしょうか。
ここで幸せという気持ちについて考えてみると、一般的に幸せとは自分が嬉しく感じる瞬間のことを言います。
例えば好きな人に偶然出会った、素敵な服を買えた、宝くじに当たったなど、何かが起こることによって嬉しい気持ちが生じることが幸せです。
では、結婚生活での幸せについて考えてみましょう。
幸せな結婚生活と聞いてイメージするのは、仲の良い家族、好き合っていてラブラブな夫婦、笑いの絶えない家族などのイメージではないでしょうか。
これらのイメージに当てはまる夫婦もしくは家族は、それぞれがお互いを大好きなので尊重し大切に思いやっています。
また、一緒に過ごすだけで自然と笑顔になり満ち足りた気持ちになります。
この満ち足りた気持ちというのが結婚生活での幸せです。
何か良いことが起きて嬉しいという幸せな気持ちがその一瞬で終わらずに継続していて、結婚生活を送る自分の状況に満足している状況です。
こんなふうに結婚生活に満足して幸せだと感じることができたら、自分がとても幸せな状況であることを誰かにのろけたくなるものです。
結婚生活ののろけは、相手が大好きというだけではなく結婚生活が幸せであることの証でもあるということが言えます。
⑤ 苦労をのりこえてこそのろけられる
結婚生活ののろけというのは、幸せな結婚生活だということをお伝えしましたが、結婚生活は決して楽しく嬉しいことばかりではありません。
結婚をしてのろけるピークというのは新婚のときですが、そのピークを過ぎると他人にのろける機会も減ってきます。
また、家族がケガをしたり病気をしたり、家族と夫婦喧嘩をしたり家族内の悩みが生じたりなど、結婚生活は常に順風満帆とはいかず、時には辛く苦しいこともあります。
でもそんな苦労をのりこえた時はホッとすると同時に、この家族で良かった、この家族を大切にしたいという感情がより一層強くなり、夫婦のきずなも強くなります。
辛い状況に直面して家族の大切さに気付いたり、家族を失ってしまうのではないかという悲しさを知ったり、苦労をのりこえたからこそ分かることもあるのです。
苦労をのりこえると、過去の辛いことさえもいつしか笑い話になり、のりこえた経験が自分の人生の糧になります。
そんな経験を、「あの時大変だったのよ」「今はこんなに幸せ」などと他人に話すことも、結婚生活でのろけることなのです。
結婚生活ののろけというのは、相手が大好きで幸せな結婚生活を送っているときばかりではありません。
苦労をのりこえてこそ、家族の大切さと自分の幸せな状況を実感して、それを誰かに話したくなるという結婚生活ののろけもあるのです。
⑥ 周りを幸せにするのろけとは?
結婚生活ののろけについていろいろな例をお話ししてきましたが、のろける理由を振り返ってみると相手を好きと思うことや、結婚生活を幸せと感じること、苦労をのりこえることなど、のろける理由となるものは結婚生活を送るうえで大切なものであり、夫婦を仲良くするものだということがわかります。
結婚生活でのろけるというのは、相手への感情や家族の苦労をのりこえた経験などがあるからこそ出来ることなのです。
そうは言っても他人にのろけ過ぎると人の受け取り方によっては自慢話に聞こえて、中には不快に思う人がいることも事実です。
それでも、相手が好きという思いや幸せな結婚生活を否定してはいけませんし、のろけることをダメなことだと思ってはいけません。
他人にのろける時のポイントとしては、他人が共感できる話をするのです。
人が話を聞いていて、自慢話に感じたり不快に思ったりする理由は、話し手側の押し付けが強すぎて、聞き手は全く共感できず感情移入できないからです。
相手の反応を見ながら話すテンションを調整したり、相手がレスポンスしやすい間を作ったり、相手が「自分もそう思う」と感じられるようにエピソードも添えたりすると相手は共感しやすくなります。
また、苦労話でののろけは他人も共感しやすいです。
辛いことや苦しいことは人によって差もありますので全てに共感することはないでしょうが、「こんなに幸せな人も意外と苦労していたのね」と、話し手のあなたに寄り添ってくれる人は多いでしょう。
人によってはあなたの苦労話が知識や経験になり、他人にとって有益な情報になることもあるかもしれません。
結婚生活ののろけは、話し方を間違えると相手にネガティブな感情を抱かせることになってしまいますが、相手が好きと言う感情や苦労をのりこえるなど、結婚生活で大切なことですのでのろけること自体を否定してはいけません。
自分の感情を押し付けすぎないようにすれば、あなたが幸せなオーラで話をすることで周りの雰囲気も良くなりますし、聞いてくれる人もあなたに共感して幸せな気持ちになるのです。それが「のろけ」なのです。